MEOとは、Googleに載っているお店・施設の情報を充実させることで、Google上での露出増加(上位表示)、集客・売上向上を目指す取り組みのことを指します。「MEO対策」とも呼ばれます。

GoogleマップGoogle検索が「お店探し」に利用されるようになった現在、MEO飲食店小売店観光施設などをはじめとした実店舗における集客施策として注目され始めています。

もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

MEOとは?SEOとの違いや重要性をわかりやすく解説

MEO関連用語

MEO」に関連する用語としては、以下のようなものがあります。

ローカルSEO

MEOという言葉は、「SEO」から来ています。日本で作られた言葉(和製英語)ですので、海外では通じません。

では海外ではどういった言葉があるのかというと、「Local SEO(ローカルSEO)」という用語が似たような文脈で使われています。

ある地域に位置する施設の情報を検索することを、ローカルな情報を検索するという意味で「ローカル検索(Local Search)」といい、このローカル検索に最適化するという意味で、ローカルSEOという言葉ができました。

Googleマップ

Google マップは、Googleが提供するマップアプリです。国内の地図・旅行情報アプリで月間利用者数4,000万人以上と、シェア1位を誇っています。

経路案内などの機能のほか、店舗・施設の情報も充実しており、行きたいお店を探すのに便利なツールとして利用されています。

Googleビジネスプロフィール

GoogleビジネスプロフィールGoogleマイビジネス)は、Google マップ上のビジネス情報オーナーが管理するために提供されている無料のツールです。

ビジネス名、営業時間、住所、電話番号といった基本的な情報をオーナーとして編集できるほか、口コミに返信したり、店舗で取り組んでいるコロナ対策の情報を追加したり、宣伝情報を投稿したりといったことが可能です。

MEO対策について知っておくべきこと

ここでは、MEO対策に関する基本的な考え方、知っておくべきことを解説します。

MEO対策の効果・メリットは?

Google マップは先述の通り、国内の地図・旅行情報アプリでシェア1位を誇っており、行きたいお店を探すのに便利なツールとして利用されています。

また、Google マイビジネスを用いて電話番号や予約・注文URLを登録することで、Google マップから予約・注文に導くことが可能です。

そのため、店舗・施設のオーナーGoogle マップ上のビジネス情報を整備するMEO対策を行うことで、集客につなげられます。

MEO対策では「上位表示=成功」ではない

ただしMEO対策においては、検索結果の上位に表示されることが必ずしも成功とは限りません。

Google マップで検索した際、キーワードに加えてユーザーの位置情報、さらには時間帯などによって表示する情報が大きく変わります。

ある検索キーワードで1位に表示されているのを見つけたとしても、場所や時間帯が異なれば1位ではなくなるかもしれません。狙っている検索キーワードと検索地点の組み合わせすべてで1位を取ることは不可能といってもよいのです。

また、上位に表示されたとしても、情報が充実していなかったり、口コミ評価が低かったりすれば選ばれません。そしてそもそもお店のサービスがよいものでなければ、来店してもらえたとしても低評価な口コミが投稿されてしまいます。

MEO対策では単にGoogle マップ上の情報を整備し上位表示を狙うだけではなく、その先のCX(カスタマーエクスペリエンス顧客体験)が向上しているのかを考えながら実施しなければなりません。

Googleマップでは第三者による情報改ざんのリスクも

Google マップ上のビジネス情報には、ユーザーが提案した情報やGoogleが収集した情報が掲載されることがあります。

そのため、オーナーの知らない間にGoogle マップ上へビジネス情報が登録されることがあるほか、Google マイビジネスで登録した情報がユーザーによって「改ざん」されてしまうこともあるのです。

Google マイビジネスを用い、定期的に情報を監視・更新していく必要があります。

関連記事:Googleマップの店舗情報「改ざん」のリスク…修正する方法を解説

注意点:悪質な運用を行う「MEO業者」に注意

近年MEO対策への注目が高まるとともに、「やらせ」口コミを大量に投稿するなどの悪質な手口を使う業者も出てきています。

こうした運用はGoogleガイドラインに違反しており、Googleからペナルティを受ける可能性があるほか、ユーザーからの信頼を失う可能性もあります。

もちろん、MEOという言葉を用いる代行業者すべてがこうした運用を行うわけではありません。Googleガイドラインに沿った適切な運用を行っている代行業者であれば、依頼を検討してみるのもよいでしょう。

関連記事:悪質なMEO業者に騙されないで!自然にローカル検索の順位を上げる、3つの施策とは

いずれにせよ、MEO対策に近道はありません。Google マップへの情報の登録・更新や、口コミ・SNSによる顧客との交流などを通した地道な運用で、最適なビジネス情報を構築していく必要があるのです。

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