Instagram地図検索がテスト中/ローカルパックにおける7種の強調表示とは【ローカルSEOニュースまとめ vol.18】

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今回は「ローカルSEOニュースまとめ」第18回目として、2021年4月30日から5月6日に確認されたGoogle マップ・Google マイビジネス、Instagramなどの最新情報をお伝えします。

Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!

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Instagramで地図検索機能がテスト中【今週のローカルSEOトピック】

Instagramでは、2021年3月頃から日本と台湾の一部ユーザーに向けて地図検索機能をテストしています。

テストの対象となったユーザーはInstagramアプリの検索画面に「地図」ボタンが表示されます。タップすると、現在地周辺の地図が表示されます。

Instagramの検索画面で「地図」ボタンをタップすると地図検索に移動
▲Instagramの検索画面で「地図」ボタンをタップすると地図検索に移動:編集部スクリーンショット

地図上にはユーザーの利用履歴をもとにいくつかの店舗や施設のピンが写真付きで表示され、ピンをタップすると詳しい情報を見られます。

また、下部には検索ワード入力欄があり、ここからハッシュタグ検索ができます。

ほかにも、検索ワード入力欄下部には「カフェ」や「レストラン」などのボタンが表示されており、ボタンをタップするとカテゴリに該当する近隣の店舗や施設が表示されます。

地図を見ながら施設情報の閲覧・検索が可能 Instagram
▲地図を見ながら施設情報の閲覧・検索が可能:編集部スクリーンショット

これまでInstagramではアカウント、ハッシュタグ、場所の名称などで投稿を検索できましたが、今回テスト中の地図検索によってInstagramで行きたい場所を探しやすくなります。

Google マップや口コミサイトなどを含むローカル情報検索サービスInstagramが参入することになり、ローカルSEO対策における優先度も変わってくるかもしれません

関連記事
Instagramが「地図検索」をテスト中

<参考>
日経クロストレンド:「食べログ」キラーの本命か? Instagramが地図検索実装へ

ローカルパックにおける7種類の強調表示を理解しよう【海外ローカルSEOニュース】

米国でSEOツール等をMozの公式ブログ「The Moz Blog」において、ローカルパックの7つの強調表示を活用する方法を紹介しています。

ローカルパックは、店舗や施設を検索した際、SERP(検索結果ページ)上部に表示される地図と3つのビジネス リスティングなどの情報です。

ローカルパックの例
▲ローカルパックの例:編集部スクリーンショット

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ローカルパックとは

自社のGoogle マイビジネス内に検索ワードに対応するコンテンツがある場合、ローカルパックの検索結果欄にその部分が強調表示されることがあります。

Mozが2,063件のローカルパックを伴う検索結果を調査したところ、うち1,175件(約57%)に強調表示が確認されたといいます。

強調表示では顧客が探している物事を自社で提供できることが明確に示せるため、強調表示されやすいように事前にGoogle マイビジネスの情報を充実させておくことが重要です。

ここではMozの記事をもとに、7種類の強調表示と、それぞれに対応する方法を解説します。

1. 口コミの強調表示

口コミの強調表示
▲口コミの強調表示:編集部スクリーンショット

検索ワードが口コミに書かれている場合、口コミの一部が切り取られ、強調表示されることがあります。

口コミの強調表示に対応するには、たとえば飲食店であれば料理の味、価格、接客、店内環境などについて高評価な口コミを集めることが必要です。

たくさんの高評価な口コミを書いてもらえるよう、サービス改善・口コミ投稿促進を実施しましょう。

関連記事
Googleで口コミを増やすには

2. Webページの強調表示

Webページの強調表示
▲Webページの強調表示:編集部スクリーンショット

検索ワードが店舗公式のWebサイト内に書かれている場合、「ウェブサイトでの記載」という文言とともに強調表示されることがあります。

対応したワードが書かれている部分は必ずしもWebサイトのメインコンテンツである必要はなく、ナビゲーションメニューの文字などもGoogleによって拾われるようです。

Google マイビジネスに加え、公式Webサイトの整備も進めましょう。

関連記事
Google マイビジネスでWebサイトを作るには

3. 投稿の強調表示

投稿の強調表示
▲投稿の強調表示:編集部スクリーンショット

検索ワードがGoogle マイビジネスの投稿に書かれている場合、投稿の一部が切り取られて強調表示されることがあります。

投稿は必ずしも最新のものである必要はなく、1か月以上前の投稿でも強調表示される場合があるようです。

投稿機能を活用できていない店舗はまだ多いといえますが、いろいろな情報を投稿すると、より多くの検索ワードで強調表示される可能性が高まるでしょう。

関連記事
Google マイビジネスの投稿で集客するには

4. サービスの強調表示

サービスの強調表示
▲サービスの強調表示:The Moz Blogより

Google マイビジネスの「サービス」に自社サービスを登録しておくと、サービス名で検索された際に強調表示されることがあります。登録しておくとよいでしょう。

5. メニューの強調表示

メニューの強調表示
▲メニューの強調表示:編集部スクリーンショット

Google マイビジネスの「メニュー」に料理・メニューを登録しておくと、その関連ワードで検索された際に強調表示されることがあります。

Mozでは、Webサイトやデリバリーサービスに登録されているメニューも強調表示の対象となる可能性があるとしています。

ガイドライン上、一部のメニューのみを登録することはできないため提供している全てのメニューGoogle マイビジネスの「メニュー」に登録することが必要です。さらにWebサイトやデリバリーサービスメニュー欄にも、全てのメニューを掲載しておくとよいでしょう。

6. 在庫商品の強調表示

在庫商品の強調表示
▲在庫商品の強調表示:編集部スクリーンショット

Google Merchant Centerから商品の在庫情報を登録しておくと、その関連ワードで検索された際に強調表示されることがあります。

Google Merchant Centerに在庫商品を掲載する手順は複雑ではあるものの、SERPに表示される在庫商品をクリックすると自社のWebサイトへと誘導できるため、手数料なしにSERPからのコンバージョンが得られます。

Mozでは、ローカルSEOを実施する小売店などでは可能な限りGoogle Merchant Centerを活用することを推奨しています。

7. 販売中商品の強調表示

販売中商品の強調表示
▲販売中商品の強調表示:編集部スクリーンショット

検索ワードに関連した販売中の商品が存在する場合、商品名が強調表示されます。

なお、この強調表示は何を情報源としているのか、Mozでは解明できていないそうです。Google マイビジネスをはじめとする各プラットフォームに、可能な限り多くの情報を掲載することが最善策なのではないかとしています。

今週のGoogleマイビジネスヘルプコミュニティ、注目のQ&A4選

ここでは、4月30日から5月6日の間にGoogle マイビジネスのヘルプ コミュニティに投稿された質問の中で、注目したい質問と回答の内容を抜粋して解説します。

1. ユーザーが投稿した写真が重複しているため削除したい

質問

  • 来店客が投稿してくれた写真が100枚ほど重複しています。削除できますか?

回答

  • オーナー自身が削除するということはできませんが、不適切な写真である場合、Googleに報告することで削除してもらえます。

この事例ではユーザー投稿の写真が100枚ほど重複しているということで、明らかに他のユーザーの利便性を損なっています。

Google マップに投稿された写真をオーナー自身が削除するということはできませんが、写真がGoogleガイドラインに違反する不適切なものである場合、Googleに報告することで削除してもらえます(すべての報告が受理されるわけではありません)。

写真を報告するには、Google マイビジネスの「写真」タブから写真を開き、右上の旗マークをクリックします。

関連記事
Google マップの写真を削除する方法

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:お客様の写真の削除方法?

2. 閉業したビジネスの情報が影響して、ビジネスプロフィールを作成できない

質問

  • 閉業した駐輪場の跡地で新たに駐輪場の経営を始めましたが、Google マイビジネスに登録しようとしたところ重複と判定され、登録できませんでした。
  • 以前の経営者にオーナー権限をリクエストしたところ、ビジネスを引き継ぐつもりはないとして拒否され、引き継ぎもできません。

回答

  • Googleのサポートに問い合わせましょう。

この事例では、本来ビジネス プロフィールが閉業となっていれば同地点に新たなビジネスを登録できるところを、重複と判定され登録できなくなってしまっています。

業種が同じだったことから、同じビジネス プロフィールを2つ作成しようとしていると誤認されてしまったようです。

このような場合はサポートへの問い合わせが必要です。

なお、以前のビジネスに「閉業」マークがついていない状態で同じ問題が起こっている場合は、Google マップから「閉業」マークを付けることで解決する可能性があります。「情報の修正を提案」をクリックし、「閉業」を選択してGoogleに報告しましょう。

関連記事
閉店した店をGoogleマップから削除したい…対処法を解説

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:閉業した事業者ととの重複

3. サービス提供地域を多く設定すれば、検索結果に表示されやすくなるのか

質問

  • Google マイビジネスで複数登録できる「サービス提供地域」を増やすと、検索結果に表示されやすくなりますか?
  • 地域を追加で設定することで、効果の出る業態はありますか?

回答

  • 「サービス提供地域」は、非店舗型のビジネスがサービスを提供できる地域を示すための機能です。
  • 検索結果に表示されやすくするための機能ではありません。

サービス提供地域」は、移動販売など非店舗型のビジネス、もしくは店舗・非店舗両方を提供するハイブリッド型のビジネスがサービスを提供できる地域を示すための機能です。

地域名を多く設定しても、ローカル検索結果に表示されやすくなるとは限りません

また、店舗営業のみを行っているビジネスでサービス提供地域を記載すると、ガイドライン違反としてビジネス プロフィールの公開停止などのペナルティを受ける可能性があります。

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:サービスエリアの追加について

4. 投稿された口コミに勝手に英語訳が追加される

質問

  • 数か月前から、口コミとそれに対する返信に英訳文が併記されるようになりました。日本語のみの表記に戻す方法はありますか?

回答

  • 不具合だと考えられます。Google側も認識しているものの、修正対応が進んでいないようです。

端末の言語が英語に設定されている場合自動的に英語翻訳文を併記することがありますが、日本語設定でも英語などの翻訳文が併記されてしまう不具合が発生しています。

この不具合についてはGoogle側も認識しているものの、対応が進んでいないようです。

Google マイビジネスから変更できるものではなく、基本的には不具合が解消されるのを待つしかありません。

どうしても気になるのであればヘルプページからフィードバックを送信し、Googleの対応を待ちましょう。

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:口コミが、英語の併記で表示される。日本語のみに戻したい


【関連リンク】

口コミラボ編集部では、ローカルSEOニュースまとめを毎週更新しています。これまでのローカルSEOニュースまとめは、以下のリンクからご覧ください。

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