飲食店の集客の課題とその解決策|売上げアップに成功するための8つの方法を解説

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飲食店の集客問題は新規顧客の獲得と、リピーターの獲得の2つに大別されます。

新規の顧客を獲得するには、飲食店の認知拡大のためにグルメサイトに登録したりGoogle マイビジネスを活用したりという方法があります。

一方でリピーターの獲得に有効とされている例には、再来店を促進するDM配信やポイントカードの導入などが挙げられます。

本記事では飲食店の集客問題を新規顧客とリピーターに分け、問題点を例に挙げながらそれぞれの解決方法を解説します。

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飲食店が抱える集客問題

飲食店を経営する上で、まず乗り越えなければいけない問題が集客問題です。

「新規顧客にアピールする方法が分からない」「リピーターがつかない」などの集客問題を解決するには、新規顧客を獲得するための施策と、リピーターを獲得するための施策に分けて考える必要があります。

新規顧客を取り込めない

新規顧客が取り込めない理由は、飲食店の立地や開業してからの日数、客層などにもよるため、一概に原因は突き止められません。

しかし一般的には、潜在顧客が認知していない、飲食店の雰囲気や料理で関心を引きつけられていない、インターネット上での集客が不十分、立地や周辺環境、ターゲット層、コンセプトが合っていないなどの原因が考えられます。

他にも魅力のあるお店づくりができていない、周辺環境と飲食店の種類が合っていないなどの原因が挙げられます。

ここで重要なのは、飲食店の客観的な分析を行い、新規顧客が取り込めない原因を究明しておくことです。

リピーターを獲得できない

新規顧客の獲得と同様に、リピーターを獲得できない場合も飲食店ごとに原因があります。

新規顧客の原因と同様に一概には言えませんが、代表的な原因として、飲食店に対する印象が薄い、リピートしたいと思えるサービスや料理がない、単に飲食店の存在を忘れている、来店すると得られる特別感がないなどの理由が挙げられます。

リピーターの獲得は新規顧客を呼び込むより、広告費などのコストがかからない上に、口コミによる広告効果や顧客単価の上昇などが見込めます。

そのため安定した経営を目指す場合は、リピーターの獲得に力を入れると良いといえるでしょう。

新規顧客の集客課題を解決するツール

なぜ新規顧客を獲得できないのかという原因が明らかになったら、続いては課題に則した解決方法を実行していきます。

ここでは、新規顧客の獲得に有効な4つの課題解決方法を紹介し、それぞれの対策で得られる効果や影響などを解説します。

1. Googleマイビジネス

Google マイビジネスは、Google マップやGoogle 検索での検索結果に現れる店舗や施設情報を編集できるツールです。

Google マイビジネスで管理する店舗や施設の情報は、「地域+キーワード」での検索や位置情報、訪問意向を前提とした検索すなわちローカル検索に対する検索結果として表示されます。訪問先を検討している層の情報収集フェーズにアプローチでき、新規顧客来店の可能性を高めます。

Google マイビジネスでは無料で使えるツールであり、SNSのように、写真や動画の投稿や口コミ収集、さらには口コミへの返信などができます。顧客との関係構築に活用できます。

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2. グルメサイト

食べログRettyホットペッパーグルメなどのグルメサイトでは、店舗の基本情報をはじめとして写真の掲載や、料理の紹介文やコースメニューの記載ができます。サイトごとに違いがありますが、ほとんどの場合、利用シーンや予算、料理の種類などで検索が可能です。

そのため飲食店の存在を知らなくても検索結果から利用してくれる可能性が高まり、新規顧客の獲得に繋がりやすいといえます。

また、グルメサイト上で「初来店の方限定クーポン」などと謳い、クーポンを発行することも可能です。該当クーポンを使用し、グルメサイト上で直接予約ができるため、ユーザーにとっても利便性が高いツールです。

ただ、グルメサイトによってターゲットとしているメインユーザー層が異なるため、登録する際には自店のターゲット層にマッチしたサイトを選ぶように注意しましょう。

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3. 公式サイト(ホームページ)

最近ではSNSやグルメサイトの活用は行っているものの、公式サイト(ホームページ)は作っていないという飲食店も少なくありません。

一見SNSやグルメサイトの運用だけで十分なようにも思えますが、公式サイトではこれらのツールでは伝えきれない情報が掲載できる良さを持っています。

集客戦略の一環として「どのくらいの顧客が公式サイトを見てくれたのか」「どの情報を経由して公式サイトに辿り着いたのか」などを分析し、宣伝効果を分析することも可能です。

また、オリジナルの公式サイトを作成し、自店舗ブランディングに舵を切ることもできます。

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4. 看板・広告

飲食店の存在を知らない人や、通りすがりの人に直接的に宣伝できるのが、看板や広告の魅力です。ビル広告や駅のホームに広告を構えても良いですが費用がかさむため、店頭に看板を掲げる飲食店も増えてきています。

また直接的な宣伝の例としては、チラシの配布や、クーポン付きのチラシを店頭に設置しておくなどの方法もあります。

インターネットを利用したWeb広告においては、購買意欲の高いユーザーにアプローチできる「リスティング広告」や、店舗のことを知らないユーザーにアピールしやすい「ディスプレイ広告」などがメジャーです。

新規顧客の獲得を狙っている場合は、ディスプレイ広告によって潜在的なニーズを引き出すと効果的でしょう。

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aurantsyukyaku-3">リピーターの集客課題を解決するツール

何度も来店してくれるリピーターへのアプローチは、新規顧客を獲得する際の対策と異なります。

自然にリピートしてくれるのを待つのではなく、顧客との距離を縮め、店舗を覚えてもらう施策を取る努力が必要です。

リピーター獲得に有効な2つの方法を紹介します。

5. DM・メルマガ配信

顧客に登録してもらうまではハードルが高いですが、DMでの来店促進やメルマガの配信は、店舗を忘れさせないという点では効果的です。

スタッフが直接接客してメリットを伝えてみる、登録時にクーポンを発行するなどの工夫で、登録者数を増やすと良いでしょう。

また、DMやメルマガでは空席情報やキャンペーンのお知らせ、クーポンの送付などを行い、お店の存在を定期的にアピールするとリピーターになってくれる可能性が高まります。

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6. ポイントカード

ポイントカードは大きく分けて2つの種類が存在します。

1つは店舗独自のポイントカードで、ポイントが貯まると無料のプレゼントや割引券を贈呈するシステムを作るなど、独自性を打ち出したい時に有効です。

もう1つは、PontaポイントやTポイントなどの共通ポイントカードです。共通ポイントは顧客にとってお店選びの指標となることが多く、「Tポイントが貯まるからあのお店に行こう」などと思い出すきっかけにもなります。さらに貯まったポイントは飲食店で利用もできるため、店側としても客単価の向上に期待が持てます。

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aurantsyukyaku-4">新規顧客&リピーターの集客課題を解決するツール

新規顧客とリピーターの獲得方法は、着眼点が異なるため、それぞれに合った対策を取ることがマストです。

しかし新規顧客とリピーターの獲得、どちらにも効果が見込める方法も存在します。

ここでは、新規顧客獲得とリピーター獲得の両方に有効的な対策を2つ紹介します。

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7. デリバリー・テイクアウト

新型コロナウイルスの影響から外食産業は低迷し、代わりにデリバリーテイクアウトの需要が増加しています。

時代のニーズに合わせて対応する飲食店が求められている中、新規顧客とリピーターの獲得に効果があるとされているのが「ウーバーイーツ」や「出前館」などのデリバリーツールです。

登録することでグルメサイトのように検索や注文ができるため、新規顧客の目にも留まりやすく、広告を打たなくても新規顧客が獲得もしやすいといえます。また顧客のデバイスに注文情報も残るため、顧客としても繰り返しの利用に踏み切りやすく、リピーターとして継続的に店舗を利用してくれる可能性が高まります。

コロナ禍以前から自店を利用してくれていた既存客ともデリバリーテイクアウトという形で関われるため、外出自粛後の集客面でも安心感が持てます。

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8. SNS

総務省が行った「平成29年度通信利用動向調査」では、「ソーシャルネットワーキングサービスの利用目的」を質問しています。

平成29年度(2017年度)は「知りたいことについて情報を探すため」と回答した人が48.2%という結果でしたが、令和2年度の結果では62.1%と割合が増加しています。

多くの人がSNSを情報収集の場として利用していることから、潜在顧客やリピーターへの情報発信の場としてSNSは一定の効果を発揮するでしょう。

SNSは基本的にコストがかからず、拡散力に長けているため、店舗側としても利用のハードルが低い宣伝でしょう。

ただしSNSでは発信した情報の一部分に対するユーザーの解釈が拡散する、いわゆる「炎上」が起きやすいという特徴もあります。さまざまな事態を想定し、誠実な投稿を続けられるかが、集客につながる情報発信のポイントです。

平成29年度通信利用動向調査
令和2年通信利用動向調査ポイント

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課題を解決し、飲食店の集客を増やす

新規顧客の獲得とリピーターの獲得は、似ているようで対策方法やアプローチが全く異なります。自店舗の集客方法に悩んでいる場合は、まず新規顧客とリピーターどちらを獲得すると経営面が安定するのかを客観的に分析し、費用面や実現可能かどうかを検討します。

飲食店の実態に合った対策を講じながら、こまめに成果の分析や対策のブラッシュアップすることが重要です。飲食店の集客問題解決の第一歩として課題の洗い出しを実施し、新規顧客とリピーター双方を獲得できる経営基盤を作り出すことが大切です。

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