飲食店がInstagramで集客する9つのコツとは?集客成功事例も紹介

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今や飲食店集客において必須のツールと言えるInstagram。多くの飲食店が集客ツールとして活用しているものの、集客につながらず悩んでいる事業者も多いはずです。

Instagram飲食店と相性がいいSNSであり、効果的に運用すれば集客につながる可能性が高い一方で、アカウントだけつくって戦略もなしに運用してもフォロワーが増えず、集客につながりません。この記事では集客に役立つInstagramの活用法や成功事例を紹介します。

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飲食店が集客にInstagramを使うべき理由

▲SNS、LINE、Googleビジネスプロフィールの特性:口コミコム
▲SNS、LINE、Googleビジネスプロフィールの特性:口コミコム

上記の図は、各SNSの特徴です。SNSを活用して集客をする飲食店が増えていますが、多くの集客方法があるなかで、Instagramが選ばれている理由について解説します。

無料で手軽にはじめられるから

Instagramはスマホひとつで手軽にコンテンツを投稿できるうえ、無料ではじめられるという点が大きなメリットです。効果があっても費用がかかる広告掲載と比べ、Instagramは費用がかからないので、予算を抑えた集客ができます。

検索に利用されるツールだから

従来、多くのユーザーは「ググる」というワードを使用してきましたが、現代では若年層を中心に「タグる」というワードに変化しています。「タグる」とは、ハッシュタグから情報を検索することでSNSはつながるだけのツールから情報を収集するツールになりました。

Instagramでは、ひとつの投稿につき30個のハッシュタグをつけることが可能であり、ユーザーはこのハッシュタグを使って情報を収集しています。

また、Instagramには飲食店を検索できる地図検索機能があります。地図検索機能を使って近所の飲食店を検索している人も多くいるため、店舗情報を登録して、検索にヒットするよう対策をしておくことが重要です。

関連記事【独自調査】Googleマップ・口コミの利用動向、お店検索の動向に関する消費者向けアンケート【2023年最新】

魅力を視覚的に伝えられるから

Instagramは、画像や動画の投稿によって見た人にイメージを膨らませ、魅力を視覚的に伝えることができるところが他の集客手法と比べて特徴といえます。言葉ではなく画像や動画をとおして視覚的にPRできます。

ファン作りができるから

広告媒体は多くの人の目に触れる機会があり、新規顧客を獲得するのに向いています。しかし、せっかく来店したお客様に対して何もしなければリピートにはつながりません。

新規で来店したお客様にX(旧Twitter)やInstagramのフォローを促したり、LINEの友達登録をお願いしたりすることで、来店後もSNSを通してコミュニケーションを図り、お店のファンになってもらえる可能性も高まります。

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飲食店がInstagramで集客する・フォロワーを増やすコツ9個

Instagramでの集客やフォロワーを増やすには、単に写真や動画を投稿するだけではなく、気をつけるべきポイントがあります。代表的な9つを解説します。

1. プロアカウントに切り替える

Instagramのアカウントをプロアカウントに切り替えることで、宣伝や広告に役立つツールを利用できるようになります。

役立つツールとは、企業情報をプロフィールに追加できる「ビジネスプロフィール」や、投稿ごとのリアクションを確認できる「インサイト」、フォロワー以外のユーザーにも宣伝できる「広告出稿」などです。プロアカウントにするとこれらのツールを利用できるため店舗集客にも大きく役立ちます。

詳しくは「インスタのビジネスアカウントとは?切り替えと活用方法を解説!」の記事で紹介しています。合わせてご確認ください。

2. ターゲットを決める

Instagramをどんな人に見てもらいたいのかを明確にし、ターゲットを決めることで、効果的なアプローチが可能となります。

年齢や性別、居住地など、さまざまな視点から自店舗に合ったターゲットを絞り込むと良いでしょう。プロアカウントを利用している場合、ターゲット選定に役立つ分析ツールを利用することもできます。ターゲットの市場は日々変化するため、定期的なリサーチを実施することが重要です。

3. 写真にこだわる

Instagram投稿する写真はユーザーの印象を左右するため、こだわりを持つことが大切です。特に飲食店の場合、料理を美味しそうに撮るテクニックは必須です。

コツとしては窓側の明るい席を使用する、彩りの良い盛り付けをする、料理の美味しそうな面を見せるなどを意識して撮影すると良いでしょう。その後、写真加工のアプリで細かい光や影、色などを修正していきます。決して加工し過ぎず、さりげなく加工して綺麗な写真に仕上げるのがポイントです。

4. ユーザーとコミュニケーションをとる

一方的な発信ばかりではなく、ユーザーとの積極的なコミュニケーションが大切です。

また、ストーリー上で質問やアンケートなどを実施し、楽しめる空間をつくるのもコミュニケーションに最適です。コミュニケーションを継続的におこなうことで信頼感や安心感を抱かれやすくリピーターやファンの増加につながります。

5. ハッシュタグを忘れずにつける

ハッシュタグをつけると検索にヒットしやすくなるため、フォロワーが少ない状態でも多くの人に見てもらえるというメリットがあります。店舗名だけではなく、ジャンル、場所なども入れることがポイントです。

ほとんどのSNSではフォロワーが少なければその分閲覧数も伸び悩むという状態になりますが、Instagramではハッシュタグを上手く利用することで閲覧数の向上が期待できます。

6. 効果測定をしてエンゲージメントの高い投稿を探す

インサイト機能を利用して、自分のアカウントや投稿のパフォーマンスに関するデータを測定することができます。Instagramにコンテンツを投稿した後は、必ずインサイト機能を利用してエンゲージメント投稿に反応したユーザー数)の確認をすることが大切です。

複数投稿しているとエンゲージメントの高い投稿の傾向が見えてくるため、その傾向に合わせたコンテンツを投稿すると効果的です。エンゲージメントの高い投稿が増えれば、フォロワーにも飽きられることなく楽しんでもらえます。フォロワーが増えれば新規ファンの獲得も期待できるでしょう。

7. ストーリーズやリールを活用する

ストーリーズリールは短い動画を投稿できる機能です。ストーリーズ投稿後24時間で消えるため、リアルタイムな発信や宣伝に効果があります。

また、リールTikTokに似た機能で、最大60秒の動画を投稿できます。ストーリーズとの違いは音源を使用できる点やフォロワー以外にもリーチできるため拡散力も高い点です。人気のあるリールは何度も再生され、注目を浴びれば多くのユーザーに視聴される可能性があります。

ストーリーズリール最新情報を届けることに活用でき、ユーザーからのフォローが期待できるでしょう。

8. 最初は反応がないのが当たり前

投稿を初めてすぐは反応が少ないのが当たり前です。そこで辞めてしまう飲食店も多いのが現状ですが、継続こそ集客するためのコツであるため諦めるには早過ぎます。

しっかり継続させていくためには、完成までに時間がかかりすぎるコンテンツを投稿しないことです。ある程度こだわるのは必要ですが、重要なのは、定期的な投稿かつ継続できるコンテンツの投稿です。

投稿頻度は通常投稿は2〜3日に1回、ストーリーズは1日に1回を目安に粘り強く続けていくと良いでしょう。

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Instagramを使った飲食店の集客成功事例×8

Instagramを上手に活用することでユーザーの関心を引き、来店・リピートにつながる集客を実現します。実際にInstagram運用に成功した事例を8つ紹介します。

1. 大戸屋ごはん処

▲大戸屋:Instagramより編集部スクリーンショット
大戸屋:Instagramより編集部スクリーンショット

大戸屋ごはん処のInstagramは、料理メニューの紹介がメインですが、ポイントはキャプションが丁寧であるところです。素材の特徴やこだわった調理法が、見る側に分かりやすく説明されています。

メニュー表では伝えられないメニューの特徴や、食材のこだわりなどをキャプションで紹介することで、ユーザーの食欲を刺激し、来店につなげています。

2. 丸亀製麺

▲丸亀製麺:Instagramより編集部スクリーンショット
丸亀製麺:Instagramより編集部スクリーンショット

丸亀製麺フォロワー数とエンゲージメントに伸び悩んでいたそうです。そこで、丸亀製麺らしさを出すように、下記の図のように商品の写真をメニューのような配置にしたり、リールストーリーズを活用したり、丸亀製麺の楽しみ方を表現しました。

▲丸亀製麺:Instagramより編集部スクリーンショット
▲丸亀製麺:Instagramより編集部スクリーンショット

その結果、1年半でフォロワー数が約1.4万人増加し、平均エンゲージメント数は約1.5倍にまで引き上げることに成功しました。

3. スターバックス

▲スターバックス:Instagramより編集部スクリーンショット
スターバックス:Instagramより編集部スクリーンショット

スターバックスInstagramストーリーズ機能を上手に活用している点が特徴です。

ユーザーが投稿したUGCのコンテンツをストーリーズでシェアするように促した結果、アンケートやクイズなどの企画でユーザーとのコミュニケーションを上手に取ってファンの増加に成功しています。

画像のクオリティも高く、商品がメインでありながら小物などを上手に取り入れ、空間まで見せるオシャレな投稿が特徴です。

4. ケンタッキーフライドチキン

▲ケンタッキーフライドチキン:Instagramより編集部スクリーンショット
ケンタッキーフライドチキン:Instagramより編集部スクリーンショット

ケンタッキーでは「リポスト」によって積極的にユーザーとコミュニケーションを取っています。ユーザーからすると、企業アカウントからリポストされることで多くの人に自分の投稿を見てもらえるのでうれしく感じ、再度企業の商品投稿をする可能性が高まります。

ケンタッキーはユーザーとのコミュニケーションを築きつつ上手にUGC(User Generated Content)の促進をおこない、フォロワーを増やしています。

関連記事UGCとは?マーケティングの流れと具体的な活用事例を解説

5. 幸楽苑

▲幸楽苑:Instagramより編集部スクリーンショット
幸楽苑:Instagramより編集部スクリーンショット

ファミリー層に人気の幸楽苑では、Instagramで他社とのコラボキャンペーンをおこなっています。これまで「キッコーマン」「ロッテ」「キャプテン翼」など、多くのコラボを実施。ロッテのおもちゃやアニメとのコラボ企画はファミリー層に喜ばれています。

ハロウィンや福袋のイベントなど、ラーメン店とは思えない意外性のある企画を取り上げており、飽きさせない工夫が魅力です。

6. ONIBUS COFFEE

▲ONIBUS COFFEE:Instagramより編集部スクリーンショット
ONIBUS COFFEE:Instagramより編集部スクリーンショット

ONIBUS COFFEEは東京都内を中心に8店舗展開するカフェです。「コーヒーで、人と人をつなぐ。」というコンセプトを表現しているかのように、ONIBUS COFFEEのInstagramにはたくさんの「人」が登場します。

美しく撮影した写真だけがインスタ映えではないと思わせるような、お店の雰囲気が伝わってきそうな写真がたくさん投稿されており「行ってみよう」と、思わずフォローしてしまうアカウントです。

7. 仙臺だんご いち福

▲仙臺だんご いち福:Instagramより編集部スクリーンショット
仙臺だんご いち福:Instagramより編集部スクリーンショット

宮城県仙台市にある団子店で小さいお店ながらフォロワー数は8万人オーバー。ほぼ毎日投稿しているだけでなく、シズル感のある画像を投稿しているところがポイントです。

お団子といえば丸い形が一般的ですが、いち福のお団子は円柱形です。いち福の特徴を画像や動画で上手に表現されており「一度見てみたい」「食べてみたい」と興味をそそります。Instagramの効果もあってか、お団子はほとんど閉店前に売り切れてしまうそうです。

8. anzu to momo

▲anzu to momo:Instagramより編集部スクリーンショット
▲anzu to momo:Instagramより編集部スクリーンショット

anzu to momoは東京・赤羽にある小さなカフェです。店舗は小さいながら2.2万人のフォロワーを持ち、ユーザーのポストを積極的にリポストすることで、ユーザーと頻繁にコミュニケーションを取っています。

店舗情報は必ずフィードとストーリーズの両方にあげており、常にユーザーへ最新の情報を届けることを大切にしています。

まとめ

現在、多くの飲食店Instagramを活用した集客をおこなっていますが、初心者や個人店でのフォロワー獲得は簡単ではありません。

しかし、今回紹介したようなテクニックを組み合わせた投稿や、成功事例などを参考にした運用方法を実施し、初めてでもクオリティの高いInstagramでの投稿が期待できるのではないでしょうか。

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また、指定ハッシュタグがついているInstagram投稿Googleビジネスプロフィールに自動で投稿することもできます。

「Web集客の管理工数を削減したい」「複数SNS・Googleマップ投稿をもっと便利に行いたい」という店舗事業者の方はぜひご活用ください。

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この記事の筆者

口コミラボ編集部

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この記事の監修者

石橋美奈子

石橋美奈子

「口コミラボ」にて累計200本以上ものローカルSEOMEO、口コミ対策関連の記事の執筆・編集を手掛ける、自称「Googleマップ & 口コミ対策の記事を日本一書いている人」。店舗集客メディア「口コミラボ」インバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」編集責任者。また、インバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」の編集責任者として、積極的に観光・インバウンドの情報発信を進めている。