スマホアプリ情報メディアのAppliv(アプリヴ)が、Xの利用状況や他SNSへの移行検討度合い、有料プランの利用率などを調査しました。
2022年10月にイーロン・マスク氏がTwitterを買収して以降、「X」への名称変更や度重なる仕様変更があったなか、ユーザーの心境にどのような変化があったのでしょうか。
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ApplivがXについて(旧Twitter)調査を実施
Applivは、全国の10代から60代以上のXユーザー690人を対象に、直近の利用状況や他SNSへの移行意思、有料プランの利用状況などを調査しました。
「X(旧Twitter)」の現在の利用状況
調査結果によると、X(旧Twitter)の利用頻度について96.3%が「1日に1回以上」と回答しています。「6時間に1回以上」と答えたユーザーの割合が過去最高の48.4%という結果となりました。
度重なる仕様変更や名称変更にもかかわらず、Xがユーザーの日常生活に深く根ざしていることを示しています。
ユーザーの満足度と他SNSへの移行意向
Xに対する満足度について、不満に感じている割合は25.1%で、これは前回調査時の26.2%からわずかに減少しています。
他のSNSへの移行を検討しているユーザーは13.6%に留まり、調査開始以来はじめての減少となりました。Xを継続して利用する傾向が強まっていく可能性を示しています。
移行を検討した理由については「サービスが有料化する可能性(38.0%)」が最も高く、そのほかには「サービスが終了する可能性(13.3%)」「新機能が使いづらい・好みではない(9.5%)」という意見が挙がりました。
「運営企業に対する印象が悪くなった」と回答しているユーザーが16.3%もいるなど、度重なる仕様変更などによって印象が悪化し、他SNSへ検討するユーザーが一定数いるようです。
移行先のSNSとしては、1位が「Instagram(29.7%)」で、「Threads(スレッズ)」と「LINE」が続いています。Threadsは2023年7月にサービスを開始したSNSで、わずか7時間で1,000万人の登録者を記録するなど大きな話題を呼びました。
関連記事:Twitterの代替SNS 9選!Metaの新SNS「Threads」が有力か?
有料プランの利用率と今後の継続意向について
Xは新たに「ベーシック(月額368円)」と「Xプレミアムプラス(月額980円)」の2つの料金プランを導入しました。
調査によると、無料プランを利用しているユーザーは66.2%にのぼる一方、有料プランを利用しているユーザーが30%以上もいることが明らかになっています。
投稿後にポスト内容を編集できたり、140文字以上でポストできたりなど、無料プランではできない機能を使用するために有料プランに加入しているようです。
Xの今後の継続意向については、74.8%が「無料で利用できるうちはXを継続する」と回答するなど、今後のXの方針や機能の変更がユーザーの利用状況に大きく影響を与える可能性があります。
<参照>
Applivプレスリリース:Xから他SNSへの移行検討割合は6.9pt減、「現在検討中」は減少傾向(Appliv調べ)
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