「アフターコロナの店舗集客」を考える上で、コロナ禍の影響からいち早く脱却し、売上を回復させた飲食店が、一体コロナ禍の間にどういった集客施策に取り組んでいたのか、気になりますよね。
そこで今回は、コロナ後の飲食店の売上回復とその施策について分析し、解説したセミナーの内容を、ダイジェストでお届けします。
本セミナーは大好評につきアーカイブ配信もございますので、ぜひご覧ください。
→【アーカイブ配信】コロナ後、いち早く売上回復したお店が「実は」やっていたこと。たった1時間で集客に効く!店舗運営の「新常識」セミナー
※本セミナーは「2023年5月」に開催したものです。
セミナー概要
集客に取り組む上で、お店を探す際にどういったツールが使われているのかを把握しておくことは重要です。
TableCheck社の調査によれば、飲食店検索で最も使われているのは「Googleマップ」と「グルメサイト(口コミ予約サイト)」となっています。Googleマップとグルメサイトに対応すれば、飲食店探しに使われるメディアのうち、約8割をカバーできるというわけです。
そして、Googleマップやグルメサイトには、口コミという形で「お客様の正直な意見・感想」のデータが蓄積されています。口コミをチェックし分析することで、売上回復が早かったお店の強みがなんなのかが、見えてくるはずです。
そこで本セミナーでは「売上を伸ばしたお店は、口コミ対策として何に取り組んでいたのか」を分析した、貴重なデータとスペシャリストの考察・独自ノウハウを解説しました。
※本セミナーは「2023年5月」に開催したものです。
1.近年のMEO市場について
セミナーでは始めに、ユーザーのお店探しと関係の深いMEO(Map Engine Optimization)市場の近況について解説しました。
弊社が支援しているクライアント企業の公式Webサイトは、年間表示回数が3億回である一方、Googleマップ上での年間表示回数は9億回です。つまり現代では、Webサイトを充実させるSEOよりも、Googleマップ上の表示を充実させるMEOの方がユーザーに情報を届けることができます。
日本では、2017年以降Googleマップが急速に生活に定着しました。これに比例し、Googleマップに寄せられる口コミも5年前の50〜300倍となっています。
お店探しをGoogleマップで検索する人・Googleに口コミを投稿する人は、今後さらに増えると予想されています。
2. 口コミを集める意義 〜4つの利点〜
次にセミナーでは、口コミを集めるメリットを4点にまとめてお伝えしました。
メリット1:シンプルに集客に効く
まず大前提として「口コミの評価の向上は売上の向上に直結」します。
つまり、口コミ評価が高まるように店舗を運営するほど、売上が伸びる傾向があります。
このことからシンプルに「口コミは、集客に効きます。
メリット2:Web上の評価があがる
Googleが公式のヘルプサイトで表明しているGoogleマップ上の検索順位(ローカル検索結果のランキング)は「関連性」「距離」「視認性の高さ」で決まります。
この「視認性の高さ」の中の項目として、「口コミ数が多いこと」「顧客からの評価が高いこと」が表示順位に影響すると明言されています。
つまり、良質の口コミを多く獲得することは、Google対策にも繋がるのです。
メリット3:顧客の質が上がる
口コミを見て来店されるお客様は「優良顧客の可能性が高い」という特徴もあります。
なぜなら、お客様自身が来店前に店舗情報を調べた上で「安心」「値段がかかっても自分にとってベストを選択をしたい」と店舗・店員のことを信頼して来店してくださっているからです。
ポジティブな口コミを読んで来店していただくことは、集客や客単価を上げることにも繋がります。
メリット4:従業員の労働満足度に貢献
口コミは従業員へのお客様の数少ない「感謝の伝達手段」です。
口コミが従業員の労働満足度に与える影響は極めて大きく、中でも接客・サービス業に携わる方は、上司の評価よりも顧客からのお礼や感謝の言葉に「やりがい」を見出すことが多いという調査結果が出ています。
ポジティブな口コミの獲得は従業員満足度を改善させ、「離職率の低下」と「新規採用の簡易化」の恩恵をもたらします。
3.コロナ後の「売上」の明暗を分けたのは「口コミ」!?
次に、本セミナーのメインとして、コロナ後の「売上データ」と「口コミ」との関係の調査・分析報告について解説しました。
飲食店123店舗のコロナ前・中・後の「売上」と「口コミ」の関係を調査したところ、コロナ後売上が回復した店舗は、回復しなかった店舗と比べ「口コミ数が多い」ことが分かりました。
セミナーでは、「なぜ口コミを獲得する件数が多いと、売上回復が早いのか?」というところまで深掘り解説もしています。
興味のある方は、是非セミナーアーカイブ配信をご覧ください。
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【まとめ】積極的に「高評価」の口コミを獲得しましょう
店舗側から働きかけない限り、お客様は口コミを書いてくれません。
通常、期待値に対して「大きく上回る」または「大きく下回る」場合に口コミは書かれます。しかし、店舗側から能動的なアクションをしない限りは「大きく下回った場合」のみ口コミが投稿されるようになってしまいます。
つまりネガティブな口コミもど筆が走り、ポジティブな口コミは依頼しないと書いてもらえないのです。
まずは、常連かつファン化しつつあるお客様を対象に口コミを依頼してみましょう。
口コミを集めることは、お客様とコミュニケーションを取ることでもあります。それは、売上に遠からず効いてくるでしょう。
口コミサイトを”もっと”売上に変える「口コミコム」とは
本セミナーを運営する株式会社movでは、口コミサイトを”もっと”売上に変える店舗支援SaaS「口コミコム 」を運営しています。
口コミコム は、Googleマップをはじめとした地図アプリや口コミサイトでの店舗情報を整理し一括更新できると同時に、お客様の口コミ分析、クーポンの配信まで行うことで、国内外の口コミサイトを”もっと”売上に変える「口コミサイトの一括管理ツール」です。また、導入頂いた店舗の口コミ数を増やすことにも貢献しておりますので、よりお客様の声を大切にする店舗運営が可能となります。
飲食店や商業施設、小売店だけでなく自治体と連携するなど、業種業界に関わらず広くご利用頂いております。
【口コミコム導入 3つのポイント】
■ その1 お店の情報管理をこれ一つで
Googleマップなどの地図アプリや様々な口コミサイトにお店の情報を更新していくのはとても大変な作業です。口コミコム では、お店の営業時間やメニュー情報などをマスターデータとして更新しておけば、それぞれのサイトの店舗情報を一括・自動で更新できます。
営業時間などの頻繁に変わる情報は公式サイトと連携しておけばマスターデータの自動更新も可能。チェーン店や複数の口コミサイトを使っている現場の作業を削減し、MEO対策を支援します。
■ その2 口コミの分析もこれ一つで
さまざまな口コミサイトに散らばっているお店の口コミを一元管理できます。さらにアンケートを始めたり自社で実施したアンケートを取り込んだりすることも可能です。
お客様の声を分析することで、口コミや★の数分析といった最近の傾向はもちろん、都道府県別やフランチャイジー別で見たりと、お客様の声を元にした細かい分析も簡単に実施できます。
■ その3 売上につながる打ち手もこれ一つで
口コミサイトや地図アプリでクーポンの配布やセールの告知といった集客施策も一括で配信することができます。
Googleマップでセールやイベント、キャンペーンの告知、チラシアプリのチラシデータ配信など「お客様が来店したくなる施策」をまとめて配信できます。
口コミコム
をもっとくわしく見る
→ https://kutikomi.com/
セミナーアーカイブ配信中!
本セミナーでは他にも、ロコミ施策で気をつけることについてもなど、事例をもとに解説しています。飲食店を始め、店舗運営をされている事業者の皆様にとって役立つ内容となっておりますので、ぜひアーカイブ配信よりご覧ください。
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登壇者
新井 勇作(株式会社mov 事業戦略部 部長)
大学卒業後、外資系コンサル会社に就職。主に金融機関を対象に全社戦略・マーケティング・人材育成・DX等のプロジェクトに従事し、2015年に独立。以降フリーランスとしてGoogleマップ上の360°パノラマ写真を利用した集客支援事業を開始するなど、Google関連サービスへの造詣が深い。2021年「口コミコム 」を運営する株式会社movに参画。2022年4月より現職。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】