今さら聞けない「DX・デジタル接客・ワーケーション」2020年注目のキーワードに選ばれたワケ:”コロナショック”で生活&ビジネスのあり方に大変革が

マーケティング関連メディア「日経クロストレンド」はこのほど、新型コロナウイルス感染拡大後のトレンドの変化を調査した「トレンドマップ2020夏」を公表しました。

「トレンドマップ2020夏」では、DX、デジタル接客、ワーケーションの3つがトレンドとして注目されました。

この記事では、今後もさらなる注目の高まりが予想されるこれら3つの事柄について、それぞれの意味やサービスの実例を紹介します。

関連記事

デジタルトランスフォーメーション(DX)成功事例紹介

非接触が必要な今こそ「アバター」接客を。活用事例3選

Withコロナ時代の旅行は農山漁村地域が人気

2020年夏、トレンドは「DX」「デジタル接客」「ワーケーション」

「トレンドマップ2020夏」では、技術、マーケティング、消費の分野において、それぞれの経済効果と将来性に注目し、キーワードとなる事柄を調査しました。

この調査には、同メディア外部顧問委員会の委員約50名と、各分野の専門家が協力しています。

調査の結果、技術分野では「DX(デジタルトランスフォーメーション)」、マーケティング分野では「デジタル接客」、消費分野では「ワーケーション」がトレンドとして注目されていることが明らかになりました。

「DX」「デジタル接客」「ワーケーション」が注目されるわけ

まず、DX(デジタルトランスフォーメーション)が注目されている原因としては、コロナ禍による在宅勤務の増加といった、新しい生活様式への変化が挙げられます。

DXにはさまざまな実例がありますが、その中でも近頃はテレワークなどがDXの成功例として注目されています。

次に、デジタル接客が注目されている原因としては、実店舗を持つ多くの事業者が新型コロナウイルスの流行による打撃を受けており、対面接客の回避や長期的な休業を余儀なくされているなか、新たな販路としてECの将来性が見込まれていることがあります。

ECにおけるデジタル接客と同時に、実店舗の資源を活用しながらオンラインで接客する形のデジタル接客も注目されています。

最後に、ワーケーションが注目されている原因としては、冷え込んだ宿泊業界の活性化に繋がるという政府の期待と、感染対策をしつつ休暇と仕事を両立したいという需要の高まりが挙げられます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を人々の生活に浸透させることで革新的な変革に繋げる物事を指します。

2004年にスウェーデン・ウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱し、世界中に広まった概念です。

DXの実例として、小売業界ではインターネット通販やコミュニケーションアプリによるオンライン接客、外食業界ではフードデリバリーサービスなどが注目されています。

新しい生活様式に対応すべく、さまざまな業界においてDXを進行させている様子がうかがえます。

DXに関連したサービス3選

DXを活用した企業のサービス事例を3つ紹介します。

1.  出前のDX(デジタルトランスフォーメーション)

▲[Uber Eats]:公式サイトより
▲[Uber Eats]:公式サイトより

「Uber Eats」は、Webサイトやアプリを通じて食事を注文できるフードデリバリーサービスです。日本には2016年に進出しました。

Uber Eatsの進出により、これまでの電話で店舗が注文を受け従業員が配達する出前ではない、顧客と店舗の間をUber Eatsが取り持つ新たな形態の出前に注目が集まっています。

Uber Eatsは、小型バイクか自転車さえあれば誰でも登録できる「配達パートナー」が配達を担当し、店舗は初期費用と人件費の負担なく出前を導入できることが特徴です。

Uber Eatsの競合サービスとして、DiDi Food、LINEデリマ、menu、出前館、楽天デリバリーなどが挙げられます。

2.  営業活動のDX(デジタルトランスフォーメーション)

▲[DX Sales for Microsoft Teams]:公式サイトより
▲[DX Sales for Microsoft Teams]:公式サイトより

「DX Sales for Microsoft Teams」は、オンライン営業活動の記録をクラウドに登録することで、活動実績を可視化できるサービスです。

活動実績をクラウドに保管することで日報入力の負担を減らせるほか、顧客情報を手軽に社内で共有できます。

そのため、速度感のあるな顧客対応ができるとともに、活動のさまざまな数値が可視化できます。

3.  オフィスのDX(デジタルトランスフォーメーション)

▲[WHITEROOM]:公式サイトより
▲[WHITEROOM]:公式サイトより

「WHITEROOM」は、VRデバイスを利用し、アバターとしてVR空間に設けられたオフィスに出勤できるサービスです。

資料や画像、動画などをユーザー同士で共有できるため、VR空間での会議も開けます。

オンラインでの営業や研修、講義、診療など、さまざまな分野で活用できる点も大きな特徴です。

競合サービスとしては、eXp Realty、Immersed、Spatialなどがあります。

デジタル接客とは

デジタル接客としては、主に2種類の形態があります。

一つは、ECサイトやSNSなどに販売員と話せるオンライン窓口を設置し、ユーザーからの問い合わせにリアルタイムで販売員が答えるものです。

もう一つは、実店舗における対面接客を、デジタルサイネージなどの設備を活用しデジタル化したものです。

新型コロナウイルスの流行下においては、実店舗における対面接客が難しくなり、新たな販路としてECサイトやSNSなどを活用し、オフラインからオンラインの接客へと転換した企業も多く現れました。

また、実店舗をそのまま活用する場合においても、デジタルサイネージを活用した遠隔接客など、オフラインにおけるデジタル化を実施する企業が存在します。

デジタル接客に関連したサービス3選

新型コロナウイルスの流行による非対面接客の需要が高まるなか、デジタル接客を有効に活用している実例を3つ紹介します。

1.  スタッフをQRコードで置き換えた無人デジタルストア

▲[SHIRO SELF]:公式サイトより
▲[SHIRO SELF]:公式サイトより

デジタル接客を実店舗で活用した例として、スマートフォンとQRコードを活用した無人店舗の「SHIRO SELF」があります。

SHIRO SELFでは、スマートフォンで商品のQRコードを読み取ると説明の音声が流れ、その場で購入できる仕組みを設けています。

自分のペースで商品を吟味した上で購入したいという顧客の声に応えたこの形態は、新型コロナウイルス感染拡大防止策としても成り立っています。

英語にも対応しているため、アフターコロナのインバウンド需要を捉えることも期待されています。

2.  デジタルサイネージと遠隔接客ツールを組み合わせたデジタル接客

▲[スマートミラー2045]:公式サイトより
▲[スマートミラー2045]:公式サイトより

同様にデジタル接客を実店舗で活用した例として、デジタルサイネージ「スマートミラー2045」と遠隔接客販売ツール「TimeRep」を組み合わせたものがあります。

「スマートミラー2045」は、等身大の販売員の姿をタッチパネル上に映し、遠隔地からのデジタル接客を可能にするデジタルサイネージです。

「スマートミラー2045」を店舗に設置し、遠隔接客販売ツール「TimeRep」と組み合わせて活用することで、臨場感のある遠隔接客が実施できます。

競合サービスとしては、RURA、クラモニなどがあります。

3.  既存のECサイトにチャットスタッフを導入

▲[WhatYa LITE Pack]:公式サイトより
▲[WhatYa LITE Pack]:公式サイトより

オフ ライン接客からオンライン接客へと切り替える事例としては、既存のECサイトにチャット接客システムを導入できるサービス「WhatYa LITE Pack」があります。

WhatYa LITE Packでは、接客担当として利用できる専門スタッフが待機している有人チャットセンターが利用できます。

そのため、チャット対応できる人材を持っていない事業者でも自社のECサイトにチャット接客システムを導入できます。

初期費用はかからず、月額5万円から利用できるという手軽さも特長です。競合サービスとしては、SYNALIO、triplaチャットボットなどがあります。

ワーケーションとは

ワーケーションとは、働きながら休暇を取ることを意味し、「ワーク(Work)」と「バケーション(Vacation)」から作られた造語です。

ワーケーションは、交通費や旅費などは労働者が負担しリゾート地などを訪れ、リモートで仕事をしつつ休暇も同時に楽しむという仕組みです。

環境省は、テレワークの普及とウイルス感染リスクの低い自然環境を訪れることへの関心が同時に高まったため、ワーケーションが注目されていると指摘しています。

この流れを受け、環境省ではエコツアーやロングステイの利用を促進し、平日の観光地を活性化させ、地域経済を支えるとしています。

ワーケーションを実現した事例3選

新型コロナウイルスの感染拡大に伴うワーケーション需要の増加から生まれた、ワーケーションプランの事例を3つ紹介します。

1.  ハウステンボスで暮らす「リゾートワーケーションプラン」

▲[ハウステンボス ワーケーションプラン]:公式サイトより
▲[ハウステンボス ワーケーションプラン]:公式サイトより

長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」は9月15日、園内ホテル「フォレストヴィラ」に30連泊しながらワーケーションが楽しめるプランを発表しました。

家族旅行のワーケーションにも対応しており、「両親は仕事、子どもは遊び」といった過ごし方もできる点が特長です。

同ホテルでは、仕事に必要なポケットWiFiの貸し出しや、レストランの割引なども提供しています。

2.  東京マリオットホテルの静かな環境で仕事に集中する「5連泊ワーケーションプラン」

▲[東京マリオットホテル]:公式サイトより
▲[東京マリオットホテル]:公式サイトより

東京マリオットホテルは9月17日より、都会にいながら落ち着いた空間でリモートワークと休暇を楽しめる「5連泊ワーケーションプラン」の発売を開始しました。

このプランは、都会の喧騒から離れた環境でワーケーションを楽しめることがコンセプトとなっています。

5連泊以上の滞在で通常価格から20%割引で利用できるほか、ホテル館内で利用可能なホテルクレジット15,000円分などの特典も提供されます。

3.  海外でワーケーションを満喫「LIVING TRAVEL」

▲[HIS LIVING TRAVEL]:公式サイトより
▲[HIS LIVING TRAVEL]:公式サイトより

HISは9月12日より、海外でワーケーションが楽しめる「LIVING TRAVEL」シリーズの提供を開始しました。

滞在先のホテルは、タイのバンコク、インドネシアのバリ島、オーストラリアのケアンズ、ハワイのホノルル、オランダのアムステルダムから選択可能です。

このプランでは、Wi-Fi環境や台所も完備されており、長期滞在に便利なホテルが対象として選出されています。

プランを利用できるのは、2020年11月から2021年6月出発までの期間となります。

新型コロナウイルスの流行による入国制限等をふまえキャンセル料は無料となっており、ワーケーションの需要喚起に取り組むとしています。

2020年は業務のあり方が変わる年となる

新型コロナウイルスの感染拡大後は、さまざまな分野でトレンドの変化がみられました。

中でもビジネスの世界では新たに「DX」「デジタル接客」「ワーケーション」がトレンドとして注目されるようになりました。

2020年は業務がデジタル化されたり、高度なデジタル技術が人々の生活に浸透したり、ワーケーションが普及したりと、業務のあり方が大きく変わる年になりました。

DXやデジタル接客、ワーケーションの導入を考えている場合は、先行事例などを参考に、自社のサービスにどのように活用できるかを検討しましょう。

<参照>

口コミコム - Googleマップからの来店を約2倍に

関連するオススメ記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

口コミラボ編集部

口コミラボ編集部

口コミラボ編集部ではMEO対策、ローカルSEO対策、販売促進、店舗の口コミデータをもとにしたコンテンツなどを配信しています。