グランピング施設をアゴダ(Agoda)に掲載、OTAを活用して集客につなげるには

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グランピングとは、Glamorous(華やかな)とCamping(キャンピング)を組み合わせた用語で「高級なキャンプ」を意味します。コロナ禍でも売り上げを伸ばしており、現在注目されている旅行形態です。

そうした中でグランピング施設の集客に有効とされているのがOTAの活用です。

今回は、グランピング施設向けにアゴダ(Agoda)を中心とするOTAを活用した集客について解説します。

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グランピング市場の動向

現在、コロナ禍でも娯楽の一つとして注目され続けるグランピング市場の動向について、その背景を3つの観点から解説します。

市場動向1. キャンプブーム

矢野経済研究所調べによると、国内アウトドア市場規模が2019年は約5,200億円を突破するなど2016年の約4,300億円と比較すると右肩上がりの推移であることが分かります。

予定を合わせることなく手軽に一人で楽しめるソロキャンプにも注目が集まっており、テレビなどでも特集が組まれるなど盛り上がりを見せています。

グランピングでは手軽に利用できるさまざまな施設を備えており、自然の中で高級感を演出できるため、現在のキャンプブームに乗れるポテンシャルがあるといえます。

市場動向2. コロナ禍でも順調なグランピング市場

コロナ禍において多くのホテル旅館が著しい状況に陥る中、グランピング施設は順調に売り上げを伸ばしています。

その大きな理由に、密が避けられることが挙げられます。ホテル旅館は室内で他者との接触がありますが、グランピングでは屋外にいることが多く、他者との接触を抑えられるといえます。

市場動向3. OTAを活用した集客

JTB総合研究所が実施した「スマートフォンの利用と旅行消費に関する調査(2019)」によると、スマートフォンでの旅行関連商品の購入が過半数を超えたことが明らかになりました。

このようにオンライン上での決済が増加していることから、ウェブ上で宿泊施設を検索し予約できるOTA(オンライン・トラベル・エージェンシー)が、グランピング施設の集客において重要な役割を担っていることがわかります。

OTAには楽天トラベルやじゃらんなどさまざまありますが、それぞれの特徴を捉えた上で自施設に合ったOTAを検討する必要があります。

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アゴダ(Agoda)へのグランピング施設の掲載

アゴダは、アジア圏に強い旅行施設予約サイトです。

ここではアゴダにグランピング施設を掲載する方法や事例を紹介します。

アゴダとは?アジア圏に強い宿泊施設予約サイト

アゴダは、世界65カ国230万人以上に利用されているオンライン予約サイトで、アジア圏の旅行マーケットに強いことが特徴です。拠点をシンガポールに持つため、アジアからのインバウンド需要の取り込みに期待できます。

アゴダ独自のシステムやプロモーション、多言語翻訳ページや日本語対応のカスタマーサポートがあるため、日本でもアジア圏をターゲットとする宿泊施設のマーケットツールとして注目されています。

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アゴダ掲載のグランピング施設事例「グランピング福岡」

アゴダに掲載されているグランピング施設「グランピング福岡 海風と波の音」を紹介します。

アゴダでは施設情報として「概要」「客室」「施設・設備」「ホテルポリシー」「地図」の掲載ができます。

グランピング福岡 海風と波の音」では客室や外観の写真を多数掲載することにより、ユーザーが興味を持ちやすくなるようにしています。

客室の写真からは、どの部屋にもテーマがあることが伝わり、消費者の趣向に合わせようという工夫もみられます。

また、外観の写真を掲載することで雰囲気や規模感を感じられるだけでなく、迷うことなく目的地にたどりつけるための配慮にもなります。

アゴダ掲載の「グランピング福岡 海風と波の音」
▲グランピング福岡 海風と波の音:アゴダ

<参照>アゴダ:グランピング福岡 海風と波の音」

アゴダへの施設掲載方法

アゴダに施設を掲載するためには、公式サイトからの申し込みが必要です。

申し込み画面から、「宿泊施設タイプ」「総客室数」「担当者」「Eメールアドレス」「希望パスワード」を記入することで申し込むことができます。

グランピング施設の規模に関わらず、掲載費用をかけずに登録できる仕組みです。

OTA(オンライン・トラベル・エージェント)の活用

アゴダ以外でもグランピング施設の集客として活用できる国内OTA3つを紹介します。

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1. アクティビティジャパン

アクティビティジャパンは国内最大級のアクティビティ専門予約サイトで、日本全国のアクティビティや地域文化体験をインターネットで予約できるWebサービスです。

国内旅行会社大手のHISによって提供されているサービスであるため、信頼感から施設の予約につながりやすいというメリットもあります。

2021年5月現在、アクティビティジャパンで「グランピング」を検索すると14件の施設がヒットします。競合が少ないことから消費者の目に留まりやすい状況です。

写真やプランの説明を掲載でき、体験談としてユーザーからの口コミも獲得できます。


アクティビティジャパンのグランピング検索結果
▲「グランピング」検索結果:アクティビティジャパン

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2. 楽天トラベル

楽天トラベルは、会員登録者数の多い日本の代表的な総合旅行サイトのひとつです。

楽天グループを強みとした販促が可能なことや、楽天トラベルガイドなど旅行需要を喚起するための情報発信を頻繁に行っているのが特徴です。

楽天トラベルで「グランピング」と検索すると300件弱(2021年5月現在)の施設がヒットします。体験コンテンツの検索と予約を目的とするアクティビティジャパンよりも、より多くの施設が掲載されていることがわかります。

写真、施設の説明以外に動画の掲載もできるため、多角的に魅力を発信できます。

楽天トラベル公式サイト「グランピング」検索結果
▲楽天トラベル公式サイト「グランピング」検索結果:編集部スクリーンショット


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3. じゃらんnet

じゃらんnetは、日本の宿泊業界で国内最大級のレビューサイトです。アプリからのアクセスも可能で、じゃらんnetポイントやPontaポイントといったポイントサービス展開しているため、ユーザーの利便性が高いOTAといえます。

じゃらんnetで「グランピング」と検索すると200件超(2021年5月現在)の施設がヒットします。口コミが投稿されている施設も多く、じゃらんnetグランピング施設を利用するユーザーも少なくないようです。

写真以外にも、施設からのお知らせや、よくあるお問い合わせなどの情報が掲載できます。

じゃらんでの「グランピング」検索例
▲じゃらんでの「グランピング」検索例:編集部スクリーンショット


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グランピング施設もOTAに掲載可能、さまざまなOTAの特徴を捉えることが重要

グランピングはコロナ禍において3密が回避でき、他の宿泊施設と比較しても人気を保てているのが分かります。そのため、自施設への集客のためにも競合のグランピング施設との差別化が重要になります。

グランピング市場は数年前から賑わいをみせていましたが、宿泊施設としては各OTAの検索結果からわかるように、競合が少ないことがわかります。

自施設の長所や特徴を踏まえ、相性の良いOTAを有効活用し、情報発信をしていくことでさらなる認知拡大や集客につなげられるでしょう。

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