コロナ水際対策きょう緩和「口コミ」重視の訪日外国人に向け、今からできる集客施策とは

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政府は、新型コロナウイルス感染症の感染防止に基づく水際対策をきょう8日から一部、緩和することを発表しました。

水際対策の緩和によって、これまで以上に外国人が訪日しやすくなることが考えられます。

対象者がワクチン接種を済ませた、ビジネス目的での入国や留学生、技能実習生らの新規入国者で、ビジネスや就労目的での3カ月以内の短期滞在者は、入国後の待機が3日間となることがわかりました。

観光目的での入国は、今回は対象とはなりません。

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ワクチン接種済みor陰性で入国後待機が3日間、会食も可能

今回の水際対策緩和で、ビジネス目的での入国が、ワクチン接種や検査での陰性確認に加え、企業による行動管理などを条件に、待機期間を現在の10日から3日に短縮されます。

直前の検査、第三者認証店を利用、原則個室で実施、飲酒は必要最小限•国内在住者との会食については、参加者全員の会食後10日間の健康観察(体温や症状の有無等)により、飲食店の利用や会食も可能です。

<参照>
外務省:水際対策にかかわる新たな措置について

外務省資料、水際対策にかかわる新たな措置について
▲水際対策にかかわる新たな措置について:外務省資料より

訪日外国人に対する集客、有効な方法とは?

今回、水際対策緩和によって、外国人が訪日しやすくなり、飲食店の利用や会食も可能になったことで、インバウンド需要が見込まれます。

そこで、実店舗の場合、そのような訪日外国人を集客するにはどうすれば良いのでしょうか。

訪日外国人は口コミを重視

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が実施した「平成30年度食によるインバウンド対応推進委託事業報告書」の「日本の飲食店に対する訪日外国人旅行者の評価」によると、訪日前から飲食店の情報収集を行う外国人は、口コミサイトを利用していることがわかりました。

実際に以下のような意見が見られます。

「訪日前に、宿泊施設付近に立地する知名度の高い店をTripAdvisorで調べた。店先にTripAdvisorのシールが貼ってあれば、口コミの良い店だとわかる。TripAdvisorは外国でも利用者が多いため、現地の人にとっての人気店を把握することができる。(中国)」
「利用した店は訪日前にGoogle検索で調べたものが大半だった。(香港、韓国)」
「ガイドブック、TripAdvisorの口コミ評価、機内情報誌などを見て人気店を探した。(米国)」

訪日外国人が口コミを重視していることがわかります。

訪日外国人がよく利用する口コミサイト

では、訪日外国人は来店前にどのような口コミサイトを利用して、情報収集しているのでしょうか。日本に住む人と同じ口コミサイトを利用するとは限らないため、訪日外国人が利用する口コミサイトを知っておくことは、集客においても重要であるといえます。

3つの口コミ機能のあるサイトについて紹介します。

1. TripAdviser/世界最大級の口コミサイト

トリップアドバイザーは49の国と地域、28言語でサービス展開する、観光関連の施設、店舗、観光スポットなどの情報を掲載するレビューサイトです。

2019年時点で毎月4億9,000 万人が利用し、7憶6,000 万件を超える口コミ情報が掲載されており、世界最大級です。

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<参照>
PR TIMES:トリップアドバイザー、初のインバウンドレポートを発表|トリップアドバイザー株式会社のプレスリリース

2. Googleマイビジネス(Googleビジネスプロフィール)

GoogleマイビジネスGoogleビジネスプロフィール)は、Google上の店舗情報をオーナーが管理できる無料のツールです。Google 検索やGoogle マップを利用して行きたいお店や施設を探す人に対して自社のビジネス情報を表示させることが可能になります。

Googleマイビジネスビジネスプロフィールに、ユーザーは口コミを投稿することができるため、口コミサイトとしての機能も持っています。

店舗を探すときに、まずGoogleで調べるという人に対して集客できることや、無料で利用できるというメリットもあります。

また、そのユーザーが利用する言語に翻訳されるため、多言語化させる必要がありません。

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【完全版】Googleマイビジネスとは?活用すべき理由、登録・運用方法、新機能まで徹底解説!

3. 大衆点評/中国最大級の口コミサイト

大衆点評は、中国版食べログともいわれる、中国最大級の口コミサイトです。

中国政府提供のデータによると、個人旅行者の30%以上が旅前に大衆点評の口コミを参考にしているとされているため、中国人訪日客に対して、店舗をアピールする手段になります。

ただし、中国語で対応しなければならないことに注意が必要です。

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訪日外国人は口コミを重視、口コミサイトの活用で呼び込む

きょう8日から水際対策が緩和され、訪日外国人の会食や飲食店利用が可能になります。訪日外国人は口コミを重視する傾向とがあり、今後口コミサイト店舗集客に与える影響は再び大きくなっていくでしょう。

GoogleマイビジネスGoogleビジネスプロフィール)は、無料で始められて、世界共通のGoogleで検索するユーザーに対してアプローチできるなど、多くのメリットがあります。

また、中国などの特定の地域からの集客に注力したい場合などは、その国で多く利用されている口コミサイトに掲載することに注意が必要です。

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2023年年間の訪日外客数は2,500万人を突破。外国人消費額は5兆円で、過去最高額となっています。また、2024年1月の訪日外客数が268万8100人となり、2019年1月(268万9339人)とほぼ同数となったと発表され、今後さらなる伸びが見込まれます。

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<参照>
日本経済新聞:新型コロナ: 入国緩和、8日から適用 ビジネス客は待機最短3日



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口コミラボ編集部

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