ぐるなびは飲食店に特化したポータルサイトで、ユーザーはレストランや居酒屋、定食屋などのさまざまな飲食店についての口コミを閲覧・投稿することができます。
口コミは実際に店舗を利用したユーザーによって投稿されるため、参考にするための材料として適しています。
また、ぐるなびではジャンルや条件を指定した店舗の検索や予約を併せて行うことができるため、その利便性から日々多くのユーザーが利用しています。
この記事では、ぐるなびの概要や特徴、ぐるなびで口コミを集めるための方法について解説します。
ぐるなびとは?
ぐるなびとは国内最大級のグルメサイトです。1ヶ月の利用者数は5,000万人以上で、登録ユーザー数は200万人にも上ります。
メインユーザーは40代男性を中心としており、店舗検索や予約手配、クーポンなど、豊富な機能で多くのユーザーから支持を得ています。
季節やイベントごとに特集ページを公開するなどの工夫をしており、このようにただ店舗を掲載するだけではない多彩なアプローチが、ユーザーに対して価値ある情報提供を実現しています。
掲載情報の追加や更新を行うことのできる店舗会員には現在約14万店舗が登録しており、そのうち約6万店舗が機能拡張のための有料登録を行なっています。
飲食店に寄り添った情報サイト
現在ではぐるなび以外にもさまざまなグルメサイトが存在します。例えばホットペッパーグルメ、食べログ、Rettyは有名どころでしょう。
これらはすべて飲食店に特化したポータルサイトです。ユーザーは飲食店の検索や、各店舗のメニュー・営業時間・利用者の口コミや評価の閲覧・予約手配までを一貫して完了できます。
こうしたサービスのうちぐるなびは、2000年2月にサイトをオープンしており、4つのグルメサイトの中で最も早く先駆者的立ち位置となっています。
また、他の3サイトはサービス開始当初、無料で飲食店を掲載する口コミサイト的側面が強かったのですが、ぐるなびは当初より飲食店向け広告事業を展開しており、広告の出稿という形で飲食店の情報を掲載していたという特徴があります。
ホットペッパーで口コミを集める方法!利用する際のメリット・デメリットも解説
ホットペッパーはリクルートが発行する地域特化型
ホットペッパーグルメに店舗を登録するには
登壇するのは、口コミコム のアドバイザーであり、Googleのダイアモンドプロダクトエキスパートとしても活動中の永山卓也氏。Googleマップや口コミ対応などに詳しい永山氏から、最新のニュースやマーケティングノウハウについてわかりやすく解説いただきます!
食べログで良い口コミを集めて集客力アップ|注意点も解説
一方で、料理の味という部分に限っては人によって好みや感じ方が異なるため、口コミを鵜呑みにしてしまうと思っていたほど美味しくないといったケースも発生します。逆に、口コミで味についての評判が良くないことのみを理由に店舗を利用しなくなってしまうと、自分好みの店舗を訪れる機会を失ってしまうかもしれません。
有料会員「ぐるなびPRO」オーダーメイド年間販促できる
ぐるなびに店舗会員には、無料会員と有料会員があります。有料会員として登録すると「ぐるなびPRO」を利用できるようになります。
ぐるなびPROは飲食店における開業時の物件探し、内装工事、人材募集などの様々な面をサポートしています。
ぐるなびPROを利用すれば、業者選定や連絡、アポイントが完結します。ワンストップで業者紹介から交渉まで行えるので、時間の節約になります。
また、経営や販促に関するノウハウ共有、仕入れや不動産に関するサービス、オープンやリニューアルのサポートも並行して展開しており、飲食店オーナーは充実したサポートを受けることができます。
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ぐるなびを利用するメリット・デメリット
国内の大手グルメサイトの中でも特に人気の高いぐるなびですが、ぐるなびを利用することでユーザーや店舗は具体的にどのようなメリットを得ることができ、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
以下では、ぐるなびを利用するメリット・デメリットについて解説します。
ユーザーのメリット:楽天ポイントやdポイントが貯まる
ぐるなびでは10のポイントサービスと提携を結んでおり、ぐるなびポイント、楽天ポイントやdポイントの他に東急ポイント、JALマイル、ANAマイル、au walletポイント、ヤマダ電機ポイント、s-point、AMERICAN EXPRESSポイントを貯めることができます。
還元率はぐるなび経由での予約で来店人数1人につき100ポイントが貯まり1ポイント1円分として利用することが可能です。
なお、プレミアム会員であれば還元率が2倍となり来店人数1人につき200ポイントが貯まります。
店側のメリット:ミシュランとの連携でより多くの集客を見込める?
ぐるなびはプロモーション力を高めるために他サイトと連携していますが、中でも有名な連携サイトが「ミシュランガイド・デジタル」です。
ミシュランガイド・デジタルはミシュランガイドをオンラインで閲覧できるサービスです。運営元はミシュランですが、掲載メニューや店舗情報はぐるなびから自動転載しています。
ミシュランガイド・デジタル自体のプレビュー数はそれほど多くはないものの、グルメ界の権威であるミシュランと連携していることはユーザーからの信頼度を高める要因にもなっています。
ぐるなびに登録して集客力を高めていく中で、ミシュランやブグルマン(ミシュランガイドの指標の一つ)の獲得も近付くかもしれません。
多言語対応でインバウンド対策にも有効
日本国内で運営されているグルメサイトの多くは日本語と英語の2言語対応となっていますが、ぐるなびでは繁体字、簡体字、韓国語、インドネシア語、マレーシア語、タイ語を含む8言語に対応しています。
また、ぐるなびの管理画面にて登録・編集した店舗情報はそれぞれの言語に自動変換されるため、翻訳サイトなどを使う必要もありません。
信憑性を疑うユーザーも?
すでに説明したように、ぐるなびは口コミサイトというよりも、広告の媒体としての側面が強い特徴を持っています。
そのため、一部ユーザーの間では、店舗に不利な情報は掲載されないのではないかと、その情報の信憑性を疑う声も挙がっています。
店舗に不利になる口コミは削除されやすいなどの噂もあり、ユーザーによってはあまり書かれていることをうのみにしないようにしているという場合もあるようです。
ぐるなびで口コミを集めるには?
ぐるなびで口コミを集めることは、集客力を高めることに直結するといっても過言ではありません。では、ぐるなびで口コミを集めるにはどのような方法が効果的なのでしょうか。
以下では、ぐるなびで口コミを集める方法について解説します。
1. その場で口コミをお願いする
口コミを集める上では、実際に店舗を利用した顧客に対して口コミの投稿を依頼する方法が効果的です。
依頼するタイミングとしては会計時や見送り時であれば自然に伝えることができるでしょう。
ただ口コミを集めるだけではなく良い口コミを集めることが重要であるため、特に満足度が高いと思われる顧客に対しては積極的に声かけを行っていくと良いでしょう。
2. QRを貼ったポップやポスターでアピール
アクセスするURLの短縮化や、スキャン用にQRコードを置くと、投稿画面への誘導がスムーズです。サービスや商品の提供直後に口コミを書いてもらえるよう、誘導を視覚的にわかりやすい場所に設置しましょう。
たとえば、飲食店であればテーブルの上、サービス関係であればレジ付近など、分かりやすい場所に口コミサイトのQRコードを掲示するなどすることで目に触れやすくなるので効果的です。
3. 連携サイトの情報を参照してもらう
ぐるなびは口コミに特に力を入れているサイトではないため、口コミの件数や集まりやすさでは食べログやその他のサイトの方が優れています。
しかし、ぐるなびには他サイトとの連携という強みがあります。ミシュランやトリップアドバイザーなどの連携サイトがあることや、そこに寄せられた口コミの内容についてぐるなびの店舗ページで言及すれば、ターゲット層への訴求を図ることができるでしょう。
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ぐるなびで口コミを集めて、集客アップ
飲食店を選ぶ際、ぐるなびに寄せられた口コミや、写真をはじめとする店舗情報を参照して行先を決めた経験は誰にでもあるでしょう。ぐるなび上に良質な口コミを集めることができれば、より多くの集客が見込めます。ぐるなびは広告出稿による情報掲載に特化したグルメサイトです。そのため、こうした口コミや情報が店舗にとって都合の良いものしか掲載されないのではと疑うユーザーも中にはいます。
そうはいっても、美食において世界的に著名なサービスとの連携があり、ぐるなびへの店舗情報掲載には一定のプロモーション効果が期待できると言えるでしょう。