Googleマップ、検索キーワードに関連した投稿が表示されるように/2021年のローカルSEO 3つのポイント【ローカルSEOニュースまとめ vol.2】

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1月7日に東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県に向けて発令された緊急事態宣言は、1月13日時点で愛知県、岐阜県、大阪府、京都府、兵庫県、福岡県にも拡大しており、多くの実店舗は営業時間短縮などの対応を実施しています。

このような状況下では、Google マイビジネスなどを活用した営業時間変更などの情報の発信が重要となります。Google マイビジネスをはじめとするローカルSEO業界の動向をいち早く押さえ、発信に活かしていきたいところでしょう。

そこで今回はローカルSEOニュースまとめ」第2回目として、2021年1月8日から1月14日に起きたローカルSEOに関する出来事についてお伝えします。

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Googleマイビジネスに3つの仕様変更【ローカルSEOニュースまとめ vol.1】

Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!

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今週のローカルSEOトピック

ここでは、Google マイビジネスなどローカルSEOに関連するWebサービスの動向で、特に注目すべき2つのトピックについて解説します。

1. Googleマップで、検索キーワードに関連した投稿が表示されるように

Google 検索で「レストラン」といった店舗や施設に関連する検索キーワードを入れると、Googleは「ユーザーはこの言葉の意味を知りたいのではなく、このキーワードに該当する施設に行きたい」と判断し、位置情報と検索キーワードを元に、施設と施設周辺のマップを表示します。このような「場所」の情報を含む検索はローカル検索と呼ばれています。

最近の更新により、ローカル検索の検索結果画面に、検索キーワードと関連したGoogle マイビジネスの投稿が表示されるようになりました。

Googleマップで検索キーワードに関連した投稿が表示されるようになった
▲Googleマップで検索キーワードに関連した投稿が表示されるように:口コミラボ編集部スクリーンショット

このとき、施設一覧には「投稿があることを示すマーク」が表示されます。また、施設の詳細情報には「検索に関連」という欄が現れ、その中に検索キーワードと一致する投稿が表示されます。

上の画像では「落ち着いた雰囲気」というキーワードで検索しているため、そのキーワードが含まれる投稿が表示されました。Google マイビジネスの投稿内にこうしたキーワードを含めることで、お店がユーザーのニーズにマッチしていることを訴求できるでしょう。

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2. Android版Googleマップに言語設定が追加

iOS版のGoogle マップは端末の設定から表示言語を選択できます。一方Android版のGoogle マップでは、これまで表示言語を選べませんでした。

しかし、今回の更新で「設定」メニューに「アプリの言語」という項目が追加され、Android版Google マップでも表示言語を変更できるようになりました。

設定方法は以下の通りです。

  1. 「アプリの言語」を選択
  2. 言語を選び「OK」を選択
  3. 設定完了。画像2枚目のように、設定した言語でマップが表示される
Google マップの表示言語を変更する手順を解説
▲Google マップの表示言語を変更する手順:口コミラボ編集部スクリーンショット
Google マップの言語を日本語から繁体中国語に変更した際の比較
▲Google マップの画面を日本語と繁体中国語で比較:口コミラボ編集部スクリーンショット

Google マイビジネスにおいて複数言語の店名を設定している店舗は、Google マップの言語を対応した言語に変更すると、店名がその言語で表示されるようになります。

たとえば「渋谷レストラン」という名称のレストランが英語名として「Shibuya Restaurant」をGoogle マイビジネスに登録している場合、Google マップの言語を日本語から英語に変更すると表示される店名は「渋谷レストラン」から「Shibuya Restaurant」に変わります。

Googleマイビジネスで自店舗を中国語に対応させるには?インバウンド対策で得するGoogleマップの多言語設定

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今週の海外ローカルSEOニュース:2021年のローカルSEO 3つのポイント

アメリカの大手SEO・インバウンドマーケティング企業であるMozでは、新年を迎えるにあたり「2021 Local SEO Success: Expert Tips & Predictions(2021年、ローカルSEOの成功:専門家のヒントと予測)」という記事を公開しています。

この記事を執筆したMirial Ellis氏は、2020年の世界情勢の変化がローカルSEOにも大きな影響を及ぼしたことを踏まえ、2021年のローカルSEOを予測しています。

同氏の予測の中でも特に重要だと思われる3つの項目を厳選し、以下で紹介します。

1. 中小企業のWebサイト整備が重要な鍵に

モバイル上のコミュニケーションツールなどを提供する企業であるMoxtraの調査によれば、2020年には新型コロナウイルスの影響でEC(電子商取引)やテレワークなどのオンラインサービスを利用する消費者が30%増加しており、84%はオンラインサービスに対応していない企業より対応している企業との取引を選ぶと回答したといいます。

このことから、オンラインでサービスを提供できる体制を整えることは多くの事業者にとって喫緊の課題になるといえます。

その一方、アメリカの中小企業の36%が自社のWebサイトを持っていないといいます(2019年時点)。

Mirial氏は、Webサイトを持たないことにはGoogle 検索に参加するスタートラインにすら立てないと警鐘を鳴らし、無料のツールで作成したWebサイトでも何もないよりはよほど良いとしています。

またWebサイトを制作する際には、2021年から検索順位の指標となるコアウェブバイタルなどの数値に注意を払うべきだとしています。

2. Google マイビジネスのメッセージ機能に注目

Google マイビジネスには、Google 検索を利用しているユーザーと事業者の間でテキストメッセージをやりとりできるメッセージ機能が存在します。

ユーザーはGoogle 検索やGoogle マップのナレッジパネルから事業者に向けてメッセージを送信でき、事業者は好きなタイミングでユーザーに返信できます。

Mirial氏は2021年にGoogleがメッセージ機能を更に前面へと押し出す可能性を指摘しており、事業者はメッセージ機能を活用するかどうかを選び、活用するのであればメッセージ機能を通したユーザーとのコミュニケーションについて最善の方法を検討すべきだとしています。

3. Appleの検索エンジンが登場する可能性

かねてから、Appleが独自の検索エンジンを開発している可能性が関係各所で噂されています。

Mirial氏は、もし2021年にAppleが独自の検索エンジンを公開した場合、ローカルSEOGoogle一辺倒のものから大きく変化するだろうと予測しています。

また、Appleの検索エンジンにいち早く対応するためにも、事業者はあらかじめiPhoneの「マップ」アプリなどに事業情報を掲載できるApple Maps Connectへの登録を済ませておくようMiial氏は呼びかけています。

関連記事:Apple Mapsに店舗情報を登録するには?無料で使える公式管理ツール「Apple Maps Connect」の機能を理解しよう

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