結婚式中止カップル支援「無料」で撮影会:コロナで「0円」になったもの7選〜ウェディングフォト、カラオケ、ホテル、PR、カレー、水道

新型コロナウイルスの影響で、様々な業界や事業の経営が厳しい状況にあります。企業の信用調査会社 帝国データバンクのデータによれば、9月28日時点で新型コロナウイルスに関連した倒産は全国で555件にのぼるといいます。

このような状況の中、企業の生き残りをかけ、また新型コロナウイルスに関連する自粛によって不便を強いられた消費者を支援するためにも、さまざまな取組みが実施されています。

そのような取り組みの中でも最近目にするのが「無料」の文字です。オープンはしているがお客さんが入らないため、プロモーションも兼ねて体験してもらったり、消費者支援したりするのがその目的です。

関連記事

1. 新型コロナで結婚式中止を余儀なくされたカップルに「無料で」ウェディングフォトを

福岡県遠賀郡の結婚式場「ぶどうの樹ウェディング」は、新型コロナウイルスの影響で結婚式キャンセルを余儀なくされた新郎新婦様を対象に、ウェディングフォトを無料で提供する企画を実施しています。

同式場は「今回新型コロナウイルスの影響で結婚式のキャンセルを決断し、悲しい想いをしている新郎新婦様を見て、少しでも明るい気持ちになってほしい」と、参加者を募っています。

▲福津店では「ビーチウェディング」として海に一番近い結婚式ができる:ぶどうの樹ウェディングより
▲福津店では「ビーチウェディング」として海に一番近い結婚式ができる:ぶどうの樹ウェディングより


同式場と提携する衣裳店・フォトスタジオ・美容室と合同で実施する取り組みで、ヘアメイク込みのウェディングドレス1点、タキシード1点、スナップ写真50カットを無料で提供します。

応募条件は新型コロナウイルスの影響で2020年9月〜12月の結婚式をキャンセルした新郎新婦で、応募多数の場合は抽選になるとのこと。応募締切は2020年9月末日までとなっています。

2. 何人でも何時間でもカラオケ「室料100%オフ」キャンペーン

全国でカラオケ店を展開する「カラオケ館」は、「コロナに負けるなキャンペーン」と第して室料100%オフキャンペーンを実施しています。

利用客1人あたり1ドリンク、1フード両方を注文すれば、何人であっても何時間であっても部屋代が無料となるキャンペーンです。

▲カラオケ館が実施する「室料100%オフキャンペーン」:カラオケ館公式サイトより
▲カラオケ館が実施する「室料100%オフキャンペーン」:カラオケ館公式サイトより

コロナ禍でのカラオケボックスの利用が不安視される中で、感染防止対策を徹底した上で安心して利用してもらえるように実施した今回のキャンペーン。カラオケルームという他人と接触しない空間で飲食とレジャーを楽しめることをアピールしたい狙いがあるようです。

2020年9月末日で首都圏など一部店舗でキャンペーンは終了になるものの、10月15日までは郊外各店ではキャンペーンを続けるようです。

3. SNS投稿で宿泊「タダ」東京・四谷のビジネスホテルの大胆キャンペーン

東京・四谷のビジネスホテル「ホテルニューショーヘイ」では、"SNSに投稿するだけで宿泊が無料"となる大胆なキャンペーンを実施してSNS上で話題を読んでいます。

新型コロナウイルスの流行後は元の宿泊客数から9割減となってしまったといいます。そこで「どうせ空室なら無料で宿泊して、体験してもらいたい」ということで、宿泊の体験についてSNSで投稿すると宿泊料を無料にするキャンペーンを実施しました。

▲「ホテルニューショーヘイ」支配人の新谷さんにインタビュー:口コミラボ編集部撮影
▲「ホテルニューショーヘイ」支配人の新谷さんにインタビュー:口コミラボ編集部撮影

本キャンペーンはSNS上で大きな話題を呼び、告知後「電話での問い合わせが朝から晩までなりっぱなしの状態が数日間続きました」といいます。

関連記事

SNS投稿で宿泊「タダ」大胆キャンペーンに問合せ殺到、成功の裏側とは?ホテルニューショーヘイ支配人にインタビュー

新型コロナウイルスの影響で、多くの宿泊施設が宿泊客の大幅な減少を経験しています。そんな中「どうせ空室なら宿泊無料で魅力を知っていただこう」と、"SNSに投稿するだけで宿泊が無料"となる大胆なキャンペーンを実施しているのが、東京都新宿区四谷のビジネスホテル「ホテルニューショーヘイ」です。今回は、宿泊無料キャンペーンを実施するに至ったきっかけや反響等について、「ホテルニューショーヘイ」支配人の新谷さんにお話を伺ってきました。きっかけ:コロナで宿泊9割減…どうせ空室なら無料で宿泊をーー新型コロナ...


4. GoTo&ホテルクレジットで「都民は実質無料」ホテルニューオータニ大阪

ニューオータニホテルズが大阪にかまえる「ホテルニューオータニ大阪」では、東京発着の旅行が「Go To トラベルキャンペーン」対象になったことを記念して、「OSAKA EAT&STAY from TOKYO~東京都民限定24時間ステイ~」キャンペーンを実施します。

販売は「東京解禁日」となる10月1日から11月30日までを予定。同プランは、Go To キャンペーンによる割引やホテルクレジットやクーポンによる還元によって、東京都民限定で「実質宿泊料無料」となるといったものです。

▲「OSAKA EAT&STAY from TOKYO~東京都民限定24時間ステイ~」プランイメージ:ニューオータニ公式サイトより
▲「OSAKA EAT&STAY from TOKYO~東京都民限定24時間ステイ~」プランイメージ:ニューオータニ公式サイトより

たとえば「スーペリアツイン/ダブル(30㎡)」の場合、1室あたり40,000円が宿泊料、つまり1人あたり20,000円です。そこから、Go To キャンペーンの35%割引が7,000円分割り引かれて13,000円が支払額になります。しかし、館内のレストランやバーで利用できるホテルクレジットが10,000円、さらにGo To キャンペーンの地域クーポンが3,000円分特典としてつくので、併せて13,000円の還元となり、実質無料となるといったものです。※宿泊税が別途かかるほか、休前日・休日は宿泊料金が増額

5. いわぽん「コロナ対策店」無料掲載キャンペーン:岩手日報社

岩手日報社が提供する地域とユーザーをつなぐアプリ「いわぽん」では、コロナ対策に取り組む店舗を無料で掲載しPRするキャンペーンに取り組んでいます。

▲いわぽん「コロナ対策店」無料掲載キャンペーン:岩手日報社
▲いわぽん「コロナ対策店」無料掲載キャンペーン:岩手日報社

キャンペーンサイトによれば「コロナの影響下、商店に少しでも活気が戻ることを願い」実施しているキャンペーンで、岩手県が取り組む「感染症対策実行宣言」を実行している店舗を対象に、同アプリのクーポンコーナーに無料で掲載するといったものです。

募集期間は2020年9月30日から2021年3月末までで、掲載終了も2021年3月末まで。応募はメール、FAX、WEBのフォームから可能となっています。

6. インドカレー屋が学生を応援「コロナに負けるな!学生応援企画・カレーを食べて元気になろう!」

かわった取り組みとしては、岡山のインドダイニングカフェ「マター」は9月1日から「コロナに負けるな!学生応援企画・カレーを食べて元気になろう!」キャンペーンです。

岡山県内の大学、専門学校、日本語学校に在籍する学生を対象としており、公式LINEアカウントに登録し、期間中に発行されたプレゼントクーポンと学生証を提示することで無料でカレーを提供するといったものです。

▲「コロナに負けるな!学生応援企画・カレーを食べて元気になろう!」キャンペーンサイト:インドダイニングカフェ「マター」
▲「コロナに負けるな!学生応援企画・カレーを食べて元気になろう!」キャンペーンサイト:インドダイニングカフェ「マター」

7. 水道料金無料を半年間延長:兵庫県小野市

兵庫県小野市は、このほど新型コロナウイルス感染拡大にともなう経済対策として水道料金の無料化を6ヶ月間延長することを発表しました。

同市は感染拡大がピークを迎えたことし5月から水道料金無料化を実施。一般家庭だけでなく企業の基本料金も、水道管の口径に応じて半年間で8,000円~103万円を免除するといいます。

水道料金の無料化に踏み切った自治体は小野市だけではありません。4月15日、初めて(※編集部調べ)大阪府堺市が水道代の基本料金を8割減額を発表すると、同月19日には、愛知県刈谷市が水道料の基本料金を免除を発表、20日には宮崎県宮崎市が減額と続きました。

ピンチをチャンスに 生き残りをかけて

民間事業者から地方自治体の取り組みまで、様々な新型コロナウイルスに関連した「0円」施策を見てきました。どの取り組みにも共通しているのが「コロナ明けにはきっと」という希望と未来を見据えた施策であるという点です。

現時点での運転資金の不足などは、各自治体が用意する補助金や融資を活用したり、もしくはクラウドファンディングなどを活用する事例も出てきています。

コロナに負けない!『アキバフクロウ』存続をかけたクラウドファンディングが「550万円」の支援を集めたワケ

先月末には新型コロナウイルス感染症が指定感染症「2類相当」解除に向けた見直しの報道がされ、今月4日には「Go To イート」が9月中に開始される見通しが発表されるなど、徐々に「アフターコロナ」回復期に向けて世の中が動き出しています。しかし、飲食店などでは資金繰りが苦しく、いわゆる「隠れ倒産」状態になる店舗も増えているといいます。そんな状況の中、秋葉原のフクロウカフェ「アキバフクロウ」が「存続プロジェクト」として開始したクラウドファンディング。わずか1日で注目を集めています。取材しました。ア...


このコロナ禍というピンチを乗り越えた先のためにも「せっかく部屋や席、スタッフが空いているのだから、無料でまずは体験してもらい、コロナ明けにリピーターになってほしい」という"種まき"施策の検討も考えるべきタイミングなのかもしれません。

関連記事

<参考>

口コミコム - Googleマップからの来店を約2倍に

関連するオススメ記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

口コミラボ編集部

口コミラボ編集部

口コミラボ編集部ではMEO対策、ローカルSEO対策、販売促進、店舗の口コミデータをもとにしたコンテンツなどを配信しています。