【インフルエンサー×集客】事例から学ぶインフルエンサーマーケティングのメリット・デメリット

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消費者の購買行動にSNSが大きな影響を与えており、インフルエンサーが紹介した商品サービスがヒットにつながることも当たり前となっています。

こうしたことからインフルエンサーマーケティングの需要が高まり、集客手段として活用しようと検討している事業者も多いでしょう。

しかし「そもそもインフルエンサー活用がいいのかいまさら聞けない」「どんな効果があるのか、デメリットはないのか?」など、疑問も多いでしょう。

本記事では、インフルエンサーを活用した集客の方法から、メリット・デメリット、そして成功実例について紹介してきます。

なぜインフルエンサーは集客に強いのか?

インフルエンサー活用の市場規模が拡大している背景と、インフルエンサーマーケティングが集客に効果をもたらす理由について解説します。

インフルエンサーマーケティングとは

インフルエンサーマーケティングとは、SNSなどで大きな影響力を持つインフルエンサーに、商品サービスを企業の代わりにPRしてもらい、消費者の購買などの行動に影響を与えるマーケティング手法のことを指します。

これまで一般的だったマーケティングは、企業から消費者に向けて情報が発信される「マスアプローチ」のマーケティング手法が一般的でした。

一方、インフルエンサーマーケティングとは、企業と消費者の間にインフルエンサーが存在していることが特徴です。

インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーから各フォロワーに情報が発信される「コミュニティアプローチ」という手法を取っており、不特定多数にPRを行うアプローチとは大きく異なります。

株式会社デジタルインファクトがインフルエンサーマーケティング関連事業者、広告代理店、媒体社各社を対象に2019年1月~3月に行った調査によると、インフルエンサーマーケティングの市場規模は、2023年には500億円、2028年には933億円を突破するという予想されています。

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なぜインフルエンサーマーケティングが集客に効果的なのか

インフルエンサーマーケティングの特徴は「コミュニティアプローチ」の形態を採用している点ですが、この特徴こそが集客・認知拡大に効果的とされています。

インフルエンサーは、たとえば、「グルメ」「コスメ」「ファッション」「ガジェット系」といった特定のテーマについて発信しています。インフルエンサーをフォローしている人(フォロワー)は、発信者だけでなく、その分野に興味・関心がある人です。

そのため、テーマを決めて発信をしているインフルエンサーフォロワーは、そのテーマに関する商品やサービの見込み顧客となる確率が高くなります。

また近年のSNSは、動画や写真を載せて発信する形態が主流となっており、視覚による訴求が効果的です。そのため、「飲食」や「ファッション」といったビジュアルにより魅力を伝えられるサービスとの相性が高く、昨今は「インスタ映え」という言葉が生まれるようになりました。

「インスタ映え」したコンテンツは、拡散される傾向が強く、一気に認知拡大につながります。

これらの点が、インフルエンサーマーケティングが集客や認知拡大に効果的と言われている理由になります。

口コミマーケティングとは?店選びで重視する情報源1位の「口コミ」を集客に使う方法

具体的には、口コミ投稿のページへ誘導するQRコードを店内に設置し、口コミを収集します。そうすることによって、その収集した内容をもとにサービスの改善につながったり、投稿した口コミは第三者にも見られるため、そのユーザーに対する宣伝機能も担うという効果がもたらされます。


インフルエンサー集客のメリット・デメリット

インフルエンサーマーケティングには、メリットもある反面、デメリットも存在します。

事前にどんなデメリットがあるかを認識し、自社でインフルエンサーマーケティングを行うべきか検討すると良いでしょう。

メリット1. 効果測定がしやすい

1つ目のメリットは、効果測定を行いやすいという点です。

YouTubeには「YouTubeアナリティクス」、Instagramには「Instagramインサイト」という投稿の効果を測定できるツールが搭載されています。

こうした機能を使って、インフルエンサーによる投稿の「いいね」がされた数や、「シェア」された回数を分析できます。

テレビ広告などマスマーケティングの効果測定は、本当にその広告が狙ったターゲット層に見てもらえたかを分析することが非常に難しいものでした。

一方で、インフルエンサーを活用したマーケティングでは、狙ったターゲットに訴求できるため、「反応がよかった投稿」と「反応が悪かった投稿」を集まったデータから定量的に分析することができます。

そのため、PDCAサイクルを素早く回していくことができ、集客や認知拡大のための施策を検討することができるのです。

メリット2. 広告費を抑えることができる

2つ目のメリットは、広告費を抑えることができるという点です。

インフルエンサーマーケティングに必要な費用の算出方法は、「フォロワー単価」で計算されることが一般的です。

広告主が直接インフルエンサーに依頼する場合は、おおよそ1フォロワーにつき2円〜3円と言われています。

そのため、たとえば、10,000人のフォロワーを抱えているインフルエンサーを活用する場合の広告費用は、20,000円〜30,000円程度となります。

芸能人を活用した場合は、相場で数十万円の費用が発生することが多いため、インフルエンサー を活用した広告の方が費用を安く抑えられる傾向になります。

デメリット1. ステルスマーケティング(ステマ)と混同するリスクがある

次にデメリットについて紹介していきます。

1つ目のデメリットは、インフルエンサーによるPRを「ステルスマーケティング」とユーザーが混同してしまうリスクがある点です。

ステルスマーケティングとは、簡単にいうと「サクラ行為」のことです。企業から依頼がありPRしているにもかかわらず、あたかもインフルエンサーが自身で購入して商品をアピールするように見せかける行為になります。

ステルスマーケティングは法律でも罰せられる違法行為となっています。ステルスマーケティングをするつもりがなくても、消費者に誤った認識されてしまった場合、インフルエンサーと依頼した企業の両者の社会的信用を大きく下げる結果になります。

そのような誤解が生まれないように、インフルエンサーと事前にPRであることを前提に企画を進めていくことが必要です。

デメリット2. 確実に効果が出るとは限らない

2つ目のデメリットは、すべての広告に共通することでもありますが、確実に効果が出るとは限らないということです。

インフルエンサーが、フォロワーと親和性が高い商品サービスを紹介してもフォロワーが確実に購入するとは限りません。購買するかどうかの意思決定は、インフルエンサーがコントールできない要素であるからです。

しかし、インフルエンサーが発信している「テーマ」とPRしている商品の親和性が高ければ高いほど、フォロワーがPRしている消費やサービスへの反応は大きくなります。

ですので、インフルエンサーに依頼をする場合は、フォロワー数が多いインフルエンサーがベストという訳ではなく、いかに商品サービスとの親和性が高いインフルエンサーを見つけ出すか、ということが重要となります。

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インフルエンサー集客の成功事例

実際にインフルエンサーを活用し、PRに成功した例を紹介していきます。

1. 神戸市×中国人インフルエンサー

1つ目は、地方自治体インフルエンサーを起用して、地域の魅力をPRした成功事例です。

神戸市では以前よりインバウンドによる集客に力を入れていました。そこで、新たに中国圏の観光客を集客するために、中国で人気があるインフルエンサーを起用したインフルエンサーマーケティングを行いました。

具体的な方法として、以前から英語版で作成していた4つのプロモーション動画に中国語の字幕をつけ、それを中国で人気の動画投稿サービス「秒拍」に投稿しました。

そしてその動画を、「旅行」や「日本」といったトピックに強い15人の中国人のインフルエンサーを起用し、彼らのアカウントで一斉にシェアしてもらいました。

このプロモーションの結果、動画の再生回数が3日間で320万回を突破し大きな反響があったようです。

神戸に行ったことがない、または神戸という地域を知らない人に情報を訴求できたという点で、PRが成功したと言える事例です。

2. 東十条のやきとん屋×人気Youtuber

2つ目は、インフルエンサーを活用した飲食店のPR成功事例です。カナダ人のYouTuberを起用し、店舗PR動画を作成しました。

具体的には、店長のインタビューを織り交ぜながら、店長のお任せで串の盛り合わせが出てくる独特なルールの紹介をしたり、串もりの食レポを盛り込んだコンテンツです。

この動画が撮影されるまでは写真や動画がシェアされないため、外国人の集客はそれほど力を入れていない状況でしたが、外国人向けのコンテンツを初めて作成した結果、海外で280万回再生される動画となりました。

3. 三島スカイウォーク×インスタグラマー

3つ目は、元モーニング娘の高橋愛さんとインスタグラマーのhalno氏を起用したPR事例です。

三島スカイウォーク×インスタグラマー
▲三島スカイウォーク×インスタグラマー:Twitterより 口コミラボ編集部スクリーンショット

Twitter:高橋愛さん @i_am_takahashi による投稿

三島スカイウォークは、インスタグラム写真投稿キャンペーン「みんなのスカイウォーク」を開催し、青空と富士山、三島スカイウォークが一度に写真に収めた画像を投稿しています。

さらに「#三島スカイウォーク」というハッシュタグを記載して投稿することにより、三島スカイウォークを訪れた人々がハッシュタグを付けて投稿しました。

投稿は1万件以上にもなり、大きな盛り上がりとなりました。

ターゲットや目的に合ったインフルエンサーを起用し、効果的な集客を

この記事では、主にインフルエンサーを活用した集客・認知拡大の方法についてご紹介しました。

インフルエンサーマーケティングとは、SNSなどで大きな影響力を持つインフルエンサーに、商品サービスを企業の代わりにPRしてもらい、消費者の購買などの行動に影響を与えるマーケティング手法のことを指します。

インフルエンサーマーケティングのメリットは、「効果測定がしやすい」「広告費用を抑えられる」などが挙げられます。

しかし、デメリットとして「ステマの危険性」「必ず効果が出るとは限らない」なども考えられます。

これらのことを踏まえ、自社にインフルエンサーマーケティングが必要なのかや、もし行う場合はターゲットやPRする目的、そしてインフルエンサーとの親和性などについてしっかりと検討が大切です。

口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】


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※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】

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