Facebookは基本的に実名登録制となっているため、ほかのSNSよりも個人情報が正確であることが特徴です。小売店ではその特徴から、商品の詳しい説明や、サービス以外によるコンテンツの提供などに利用されています。
本記事ではFacebookページの特徴やメリット、作成方法、広告の配信方法、Facebook運用の事例を紹介します。
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小売業界でのFacebookを使った集客事例
小売業のFacebookページでは、商品の紹介のみならず、店舗のコンセプトをふまえつつユーザーに有益になる情報を投稿するなど、工夫が凝らされています。ここではFacebookを使用した集客に成功している事例を紹介します。
3-1 ユニクロ
高品質で低価格のカジュアル服が人気のユニクロはジーンズづくりにもこだわっており、Facebookページではジーンズに対する熱い思いや洋服の手入れの方法など、ユーザーの関心を引くコンテンツが豊富に配信しています。またエッセンシャルワーカーのインタビュー内容を掲載し、医療用のマスクを無料で提供する取り組みなど、地域への社会支援も掲げています。
Facebook:ユニクロによる投稿(https://www.facebook.com/uniqlo/posts/4107517392615319?__tn__=-R)
3-2 藤巻百貨店
藤巻百貨店は元伊勢丹の有名なバイヤーである藤巻幸大さんがプロデュースした通販サイトで、商品が持つストーリーに注目したラインナップで人気です。そんなこだわりの強い藤巻百貨店は、Facebookページでも商品のストーリーを前面に出し、ブランドイメージを確立させています。Facebook:藤巻百貨店による投稿(https://www.facebook.com/fujimakiselect/posts/2369414649859083?__tn__=-R)
3-3 荻窪・教会通り(商店街)
荻窪の教会通りでは商店街でSNSを運営し、さまざまな店舗や地域の情報を紹介しています。商店街の近所に住む人はフォローするだけで休業情報や店舗の魅力を発見できます。効果的なSNSマーケティングを運用するために、投稿の内容によってSNSを使い分けている点も特徴です。Twitterはタイムセールなどのリアルタイムな情報を発信し、イベント情報や魅力を伝えたいコンテンツに関してはFacebookページを活用しています。
Facebook:荻窪・教会通りによる投稿(https://www.facebook.com/ogikubokyokaidori/posts/3202725613142094?__tn__=-R)
Facebookの無料のマーケティング方法
Facebookをマーケティング目的で利用する企業や店舗が増えています。この項目ではFacebookページについて基本知識とメリットを紹介します。
1-1 Facebookページ
Facebookには2種類のアカウントがあり、個人アカウントのほかに、主に企業などが利用している「Facebookページ」があります。
個人アカウントは公開範囲を自由に設定でき、プライベートなコミュニケーションツールとしても利用できますが、Facebookページの投稿内容やページ情報は常に公開されます。検索エンジンで表示されるという点も、個人アカウントとは大きく異なります。
企業がSNSマーケティングに取り組むうえで、「誰でも閲覧可能であり、ユーザーの検索結果に表示される」という点は、魅力的なポイントです。
1-2 Facebookページの作り方
まずはFacebookの公式サイトで、ページ管理者になる個人アカウントを作成します。以降は、2021年1月時点でのPCブラウザ上での挙動を例にとってご紹介します。
作成後、画面左の「ページ」を選択し、「新しいページを作成」をクリックしてください。
Facebookページの名称やバナー、アイコン画像、カテゴリ選定や詳細入力の画面に遷移するので、適宜入力し、ページを開設します。
ページ開設ができたら、ウェブサイトのURL、電話番号などの細かい情報を登録します。アクセス数やコンバージョン数(購入数)を向上させるには、ユーザー目線で分かりやすく、便利なページづくりが重要になります。
【保存版】Facebookページの作成方法を画面と一緒に解説/作成後の注意点や運用のコツ
店舗の集客にSNSの活用は必須の時代になりました。数あるSNSの中でもFacebookは、2020年6月現在で全世界の約27億人が使用する巨大なプラットフォームです。Facebookには企業やブランドが集客のために使用できる「Facebookページ」というものがあります。Facebookを使用している人数が多い分、Facebookページの集客も期待できます。この記事ではFacebookページの作成方法や注意点、運用のコツを解説します。関連記事Facebookページとは【初心者向け】Web広...
1-3 Facebookページの集客方法
Facebookページで商品や店舗を宣伝する前に、新しいコンテンツで情報を充実させ、ユーザーが飽きないような投稿を増やしましょう。投稿を宣伝したい場合はターゲット層を選択することで、ページをフォローしていないユーザーにも拡散できます。また、Facebookページの訪問者にはFacebook Messengerでコンタクトをとることができます。さらにページを便利にしたい場合は、特別な機能を追加すると効果的です。飲食店ならメニューの表示、サービス業ならサービスの内容を記載できます。「Facebookショップ」を利用すれば、商品の展示や販売も可能です。
Facebookの有料でのマーケティング方法
Facebookの広告機能では、細かいターゲティングをしたうえで広告を出稿することができます。ターゲットとなるユーザーのニーズに合わせた広告を出すことで、集客につながります。ここではFacebook広告の特徴やその作成方法を紹介します。
2-1 Facebook広告
Facebook広告は、的確なターゲティングできる点が魅力です。2021年1月27日時点での「Facebook for Business」の記載によると、Facebook利用者はひと月当たり20億人とされており、多くのユーザーの中からターゲットを厳選できます。登録ユーザーの基本情報だけでなく、そのユーザーが興味を持っていることなどを切り口にして広告配信先を絞り込むことができ、出稿した広告はターゲットとして選定したユーザーの画面に表示されます。
また、各広告でどのくらい効果が出ているのかを提示し、その結果から改善策を提案する機能もあります。
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2-2 Facebook広告の作成方法
ここではFacebook広告の作成方法として重要となる7項目について紹介します。 1.目標を選択 まずは、広告を掲載することで得られる結果のうち、ブランドの認知度を上げる、売上増加、アプリのダウンロード数といった最も重要視する点を決めます(Facebookページのカテゴリ等によって、表示される目標は異なります)。2.オーディエンスの設定 年齢や地域、興味や関心にもとづいて、広告配信のターゲティングを行います。ページに「いいね!」した人や、ビジネス内容に合ったオーディエンス(ターゲット)がFacebookから提案されることもあります。
3.広告の配置場所 広告を配置する場所を選択します。Facebook、Instagram、Messengerからいずれか、またはすべてを選択できます。また、デバイスの種類も選択可能です。
4.予算の設定 1日の予算か通算の予算、掲載期間を設定して上限を決めます。設定した予算上限を超える請求はされないので安心して利用できます。
5.クリエイティブの設定 広告に使いたい写真や動画を複数選択すると、選定した配置場所に合わせたクリエイティブが作成されます
6.広告の注文 広告の作成後、注文をすれば完了となります。
7.効果を測定 掲載後は「広告マネージャ」で広告の効果を測ることができます。広告の文章や写真によって効果の違いが生れるため、最も効果的な広告になるよう編集することが重要です。
Facebook広告にかかる費用は?広告主が設定・課金形態別メリットとデメリット
Facebookには広告枠があり、Facebook広告はさまざまな業界で活用されています。 今年、黒人差別である
自社に合った方法を見つけて効果的な集客を
Facebookページは検索エンジンでも表示されるため、多くの人が閲覧する機会を生み出せます。細かくターゲティングができるFacebook広告を書き入れ時などに適宜活用することで、集客効果が期待できます。
SNSを活用する際には、商品紹介の投稿だけでなく、ユニクロの事例のように製造過程でのこだわりをアピールしたり、独特の世界観で商品の利用シーンをイメージさせるような藤巻百貨店の投稿など、自社に合ったコンセプトを追求するとよいでしょう。
<参照>
・Facebook for Business:Facebook広告潜在顧客と潜在ファンにリーチする
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
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本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
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