東京都内の飲食店激戦区で人気店になるにはどうしたらいい?名店の事例から探る人気店のヒミツ

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日本の首都である東京の人口は900万人を優に超えています。

世界で最も乗降客数の多い新宿駅では1日に約353万人が乗降するなど、多くの人が行き交う場所として有名です。

このような場所では飲食の需要も多く発生するため、東京にはさまざまな飲食店が集まっています。

地区によっては店舗の入れ替わりも激しく、さながら激戦区の様相を呈していますが、一部の飲食店は独自の施策で人気店としての地位を保っています。

そこで人気の飲食店となるために知っておきたい東京の飲食店事情と、人気店になるためのポイントを紹介します。

東京23区の飲食店事情は?

東京で飲食店を新たに開業するには、現在の飲食店事情を認識しておくことが大切です。

ここでは、店舗の種類ごとに記録された飲食店の事業所数、特に多くの飲食店が存在する街、そして飲食店の出店したい街ランキングを紹介します。

事業別飲食店数

2014年の経済センサス基礎調査報告書によると、東京都で最も多かった飲食店の種別は酒場・ビアホールで、事業所数にして19,995にのぼります。

次いでバー・キャバレー・ナイトクラブが10,892事業所、その他専門料理店が9,923事業所、中華料理店が9,065事業所、日本料理店が8,325事業所となっています。

これらは2014年に統計された情報であるため現在では多少の変動があると思われますが、酒を出す店舗数が多いことから、仕事終わりなどの時間帯に飲みに行く需要に応えていると予想できます。

飲食店が多い街は?

東京には多くの繁華街が栄えていますが、中でも飲食店の多い街として、新橋、銀座、渋谷が挙げられます。

新橋サラリーマンの街としても知られており、夕方になると帰宅の途につく人々で賑わいます。

新橋駅の近くには多くの飲食店が立ち並んでおり、「会社帰りのちょっと1杯」の需要に応えています。

庶民的な雰囲気の新橋に対し、銀座大人の街として知られています。

大手百貨店や世界的なファッションブランドが軒を連ねており、裕福な人や観光客も多く行き交っています。

そのため高級レストランや寿司屋などを多く見かけますが、一方で安価な飲食店も充実しているようです。

銀座駅は東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線が乗り入れており、人の流れも絶えません。

また、渋谷は若者から大人まで幅広い世代の人気を捉えている街です。

神南エリアには若者が多く集まるためファッション性の高い店舗が多く、桜丘町エリアは落ち着いた雰囲気の店舗が充実しています。

飲食店の出店したい街ランキング

シンクロ・フードが運営する「飲食店.COM」では、2017年1月から6月にかけて出店希望地として人気のある街を調査しました。

その結果、渋谷恵比寿、新宿、新橋、目黒の順で高い人気がありました。

先ほど紹介した「飲食店の多い街」でもある渋谷新橋はともにランクインしていることから、特に競争率の高い街であることがわかります。

なぜ都内の人気店になれるのか?

都内にはすでに無数の飲食店が存在しますが、その中でもいくつかの店舗は高い人気を維持しています。

どのような戦略により集客に成功しているのか、ここでは独特の戦略をとっている人気店を3店ピックアップし、それぞれの人気の理由を解説します。

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新橋 有薫酒蔵:居酒屋の「高校寄せ書きノート」がつなぐ縁

新橋「有薫酒蔵(ゆうくんさかぐら)」は、毎日九州から空輸される新鮮な素材を活かした九州ならではの郷土料理が楽しめる店舗です。

郷土料理の本来の味を大切にしており、九州出身の人々からも高い評判を得ています。

有薫酒蔵の名物は「高校寄せ書きノート」です。

これは同じ出身高校の人同士が読んだり書いたりできるノートで、高校ごとにノートが1冊ずつ準備されています。

お客さまの数が増えるにつれノートの数も増え、現在では3,000冊以上の高校寄せ書きノートが並べられています。

中には海外の高校のノートもあり、そこに書かれた言葉を読んで人生が変わったというお客さまがいたり、ノートを介してお客さま同士が繋がることもあるそうです。

渋谷 ABOUT LIFE COFFEE BREWERS:外国人が絶えないワケは海外客とのつながり

渋谷「ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」は、産地から淹れ方まですべての過程をこだわり抜いたコーヒーだけを提供しているコーヒーショップです。

お店の前にあるベンチで写真を撮る外国人観光客が多かったことから、こちらのお店では外国人のお客さまを大切にする戦略をとっています。

オーナーInstagramを積極的に活用しており、繋がりのある海外のコーヒーショップをフォローして投稿に「いいね」を付けるといったコミュニケーションを図ることで、海外からのフォロワーを増やしています。

また、投稿で用いる英語はなるべくフレンドリーでネイティブに近いものとなるよう心がけており、多くの海外からのお客さまに来店してもらうべく日々活動しているそうです。

渋谷「極狭」コーヒースタンドなのに外国人が絶えないそのワケは?成功の理由と「リ・バウンド効果」を解説

ハチ公やスクランブル交差点など、東京の定番観光地として人気の渋谷では、今とあるカフェがインバウンドの注目を集めています。わずか5坪のカフェがインバウンドを魅了する理由とは何なのか。今回は、道玄坂にあるインバウンドの客足が絶えない極狭コーヒースタンドの人気の秘密について、解説していきます。目次渋谷・道玄坂にある「外国人が絶えない」極狭カフェ外国人ウケするSNS運用の鍵とは?気軽に立ち寄れる雰囲気で集客&日本人も再評価「リ・バウンド効果」に発展リアルを発信!大人気ロボットレストランのSNS活用...

日本橋蛎殻町すぎた:ミシュラン1ツ星店は口コミサイトでも高評価

日本橋蛎殻町(かきがらちょう)「すぎた」は、こだわりの江戸前鮨を提供しているお店です。

食べログでの評価は4.8前後、その他の口コミサイトでも高評価を獲得しており、握り鮨やつまみの質が良いだけでなく、大将の人柄に惹かれて通い続けるリピーターも多いようです。

それぞれのネタに合う日本酒を提供してもらえるサービスも人気で、鮨、つまみ、酒、接客、空間、すべてが優れていると好評を得ています。

ミシュランガイド東京2020」では1つ星店に選ばれています。

都内で人気店になるには

東京都の飲食店事情や人気店の特徴を紹介しましたが、これから飲食店を開業して人気のある店に成長させるには、どのようなことを心がければよいのでしょうか。

店舗戦略を決める際に心がけるべきことを3つ紹介します。

他店舗、同業者との差別化

最も重要なのは他店舗や同業者との差別化を図ることです。

店舗と比較して代わり映えしなかったり面白みに欠けたりすると、新規顧客の獲得が難しくなります。

例えば有薫酒蔵の高校寄せ書きノートのように、店舗ならではの独自企画や面白いコンセプトがあるとよいでしょう。

「この店舗でなければ楽しめない、味わえない何か」を作り出すことが大切です。

流行や客層を常にチェック

飲食業界は変化が激しく、流行も常に変わっています。

このような業界で生き残るのは難しく、10年以上営業を続けられる店舗は1割程度ともいわれており、常に流行を捉えた商品サービスを開発したり、工夫を凝らしたりすることで新規顧客を開拓する必要があります。

開業前からターゲットの性別や年齢などを確定させ、開業後は新規顧客とリピーターの割合、来店動機や交通手段などを分析し、お客さまのニーズに合わせた店舗作りを進めることが大切です。

口コミサイトで高評価を集める

東京都には無数の飲食店が存在するため、口コミサイトで評判を確認してから行き先を選ぶユーザーが多く存在します。

そのため口コミサイトに掲載されているとより多くの人の目に入り、なおかつ高評価であれば安心感も与えられます。

グルメ系の口コミサイトの有効活用やGoogle マイビジネスなどの口コミツールを使いこなすことで効率のよい集客が実現できます。

人気店には人気になるだけの理由がある

東京のような競争の激しい場所においても、常に一定の地位を保っている人気店は存在します。

共通しているのは、魅力的な店舗であり続けるための努力です。

お客さまを分析したり独自の企画やコンセプトを打ち出したりすることで、さまざまなニーズに応えています。

  • 店舗ならではの独自性
  • 顧客のニーズに応えるサービス
  • 口コミサイトでの高評価

をすべて実現できれば、人気店になることも夢ではなくなるでしょう。

東京で飲食店を開業するには、これらを考慮した戦略作りが大切です。

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口コミラボ 最新版MEOまとめ

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    口コミラボ編集部

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