店名を決めるには、提供する商品のジャンルがわかる名前にする、響きの良い名前にするといったポイントがあります。
店舗の名前は一度決めた後に変更するとチラシや看板なども変えなければいけないため、最初に名前を決める際に慎重に検討を進めることが重要です。
本記事では、店名のアイデアを出す際のポイントや、ネーミングで気をつけるべき点を紹介します。
店名のアイデアを出す際の5つの手法
この項目では、店名のアイデアを出す際のポイントを紹介します。1. 提供する商品のジャンルが分かる名前にする
店名のアイデアを出す際、提供する商品のジャンルが分かる名前をつけることは重要です。
例えば、「レストラン〇〇」「中華そば〇〇」「カフェ〇〇」「美容室〇〇」のように、提供する商品のジャンルが分かるネーミングだと、遠くから看板などを見た際も何の店か分かりやすくあります。
店名は地図上から検索したときや、SNSに投稿をあげたときなど色々な箇所に掲載されるため、何の店舗なのか一目で分かる名前の方が興味を持ってもらえる可能性が高いと考えられます。
2. 省略された場合を意識する
「マクドナルド」「ラーメン二郎」などのように、店舗の名前が長いと「マック」「二郎」のように省略される場合が多々あります。
そのため、長めの名前をつける際は、省略した場合にどのような呼び方になるかも検討することが重要です。
また、「ゴンチャ」「松屋」など、元々音が短いものは省略されない場合もあるので、あえて短い音の店名を付ける方法も考えられます。
3. コンセプトや店の特徴をもとに決める
もう一つの名前の決め方として、「コンセプトや店の特徴をもとにする」が挙げられます。
テラスが特徴的な店だから「空の家」という名前にする、地中海がコンセプトだから「アテネ」にするなど、店舗で提供する商品や内装にちなんだ名前をつけることがポイントです。
コンセプトと関連性をもたせたネーミングをすることで、店舗のイメージと名前の整合性がとれるため、顧客にも覚えてもらいやすくなります。
4. 語順入れ替え・アナグラム
どうしても思いつかない時は、オーナーの名字や地域名、業種名などを少し変えることで作り出せる手法を試してみましょう。
店舗の名付け方法として、語順の入れ替えやアナグラムを利用する方法が挙げられます。
アナグラムとは、つづり字の場所を入れ替えて、本来の単語から別の語句を作る方法のことを指します。例えば、「evil（悪）」が「live（生きる）」になるなどの例があげれらます。
店名では、「STONE BRIDGE」の語順を入れ替えた「BRIDGESTONE（ブリジストン）」などが例に挙げられます。
5. 当て字
こちらもオーナーの名字や地域名、業種名などを少し変えることで作り出せる手法です。
当て字とは、意味を成さない漢字を組み合わせて単語を作り、本来の意味に関係なく音や訓の読み方を当てはめる方法です。
店名では、例えば東京都内の甘味処「緩海処（かんみどころ）」などが挙げられます（期間限定の店名で、今は改称しているようです）。
当て字を使うことにより、店舗の独特の雰囲気をアピールすることができる点がポイントです。
ネーミングで気をつけるべき点
この項目では、ネーミングで気をつけるべき点を紹介します。
1. 難しい名前は避ける
ネーミングで気をつけるべき点の一つは、難しい名前です。
英語や日本語の場合は比較的読みに困ることは少ないものの、例えば「Restaurant Des Chutes」「?隆楼」といった外国語の名前をつける際には注意が必要です。
フランス語や中国語などの外国語は馴染みがない人も多く、店の名前を覚えてもらえない可能性が出ます。
外国語を使いたい場合、「Chez TAKA （シェ タカ）」など短い音の店名や、「南国酒家」など日本語の漢字でも読めるような名前にする方法が考えられます。
2. 検索した時に上位に上がりそうか調べる
「グーグラビリティ」といって、検索した時に上位に上がりそうかというのも重要です。
例えば同じ商圏内に同じ店名の店舗が存在するとなると、Googleマップ上やWebサイトなどで知名度を上げるのが難しくなる可能性が考えられます。
そのため、すでに競合の店舗が使用している名前や、ありふれた店名は避けた方が無難です。
なお、ホームページを作る場合、apple.comのような「ドメイン」が必要になりますが、ドメインの取得も早い者勝ちなのでドメインもあらかじめ調査しておくと安心です。
3. 変な意味になっていないか調べる
とりわけ外国語を使う場合、変な語順や意味、発音になっていないかを調べることは重要です。
特にヨーロッパ系の言語は男性名詞や女性名詞があり、名詞にあわせて形容詞を活用させないと文法的に正しくない場合もあります。
また、文面での意味は正しくても、日本語で発音をしたときに本来の意味と異なる音になるものも多いため、外国語を使用する際は特に文法や発音の面をよく検討する必要がありそうです。4. 変更がないように慎重につける
店舗の名前を変更すると、チラシ、看板などの刷り直しや、ウェブサイトの改修など様々な作業工数が必要になります。
また、一度店舗をオープンしてから名前を変更すると、顧客にも混乱を招きかねません。
そのため、基本的には店舗の名前には変更がないように名前付けを行う必要があります。
5. そもそも使用できる名前か確認する
また、名前をつける際は、付けようとしている名前が使用できるものか否かを確認する必要があります。
例えば、商標登録されている名前を無断で使用すると、後々トラブルになりかねません。また、「株式会社」「銀行」といった語句は、法律上店舗に使用することができないため、使用を避ける必要があります。
なお、商標登録されている名前は「特許情報プラットフォーム：J-PlatPat」と呼ばれるサイトで確認が可能です。
【番外編】ドメインやSNSのIDを統一する
名前が決まったら、ウェブサイトのドメインやSNSのidを統一することも重要です。ウェブサイトのドメインやSNSは店名と直接関係がありませんが、ウェブ上で使用するIDもバラバラなものを使うのではなく、統一させることでネット上でも店舗を見つけてもらいやすくなります。
また、SNSやドメインを統一しておくと、管理をする上でも利便性が保たれます。
店舗の名前決めは慎重に検討を重ねる
店舗の名前は、今後の店舗の集客やマーケティングにも関わる重要な要素です。
また、実店舗のビジネスでは特に一度名前をつけてしまうと、変更するには時間と費用のコストがかかるため、店舗の名前は慎重に決めましょう。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年11月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年11月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→写真・PDFからメニュー名を文字起こしする機能が実装 ほか【2024年11月版 Googleマップ・MEOまとめ】
