マーケティングコミュニケーションとは?7つの手法、4P・4Cでの位置付けを紹介

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マーケティングコミュニケーションとは、顧客と接点を作り、信頼関係を構築していく活動全般のことを指します。

マーケティングコミュニケーションの手法としては、広告や販売促進、PR・広報、イベント、人的販売やダイレクトマーケティングが挙げられます。

本記事では、マーケティングコミュニケーションの定義やその目的のほか、4P、4Cとの関連性、そして具体的なマーケティングコミュニケーションの手法を紹介します。

マーケティングコミュニケーションとは?

この項目では、マーケティングコミュニケーションの概要や、その目的を紹介します。

マーケティングコミュニケーションとは

マーケティングコミュニケーションとは、企業の商品サービスを顧客にアピールするなどの目的で顧客と接点を作ることや、その後に関係構築をしていく活動の全般を指します。

具体的な方法としては、広告や販売促進、PR・広報、イベント、人的販売やダイレクトマーケティングが挙げられ、これらを組み合わせて顧客とのコミュニケーションを図ります。

例えば後述の「4P」のうち、コミュニケーションをとる「Promotion」がマーケティングコミュニケーションに該当します。

マーケティングコミュニケーションの目的

マーケティングコミュニケーションが持つ目的としては、製品やサービスの認知度を向上させることや、購買を促すことが挙げられます。

マーケティングコミュニケーションのプロセスと目的は、見込み顧客に対して有益な情報を届け、自社の製品やサービスへのアクションを促す「リードナーチャリング」とも近いと言えるでしょう。

見込み客との関係性を築くために、マーケティングコミュニケーションでは広告やPRといった手段を活用します。

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4Pと4Cにおけるマーケティングコミュニケーションの位置付け

この項目では、「マーケティングミックス」というマーケティング手法として広く知られる「4P」「4C』の中で、マーケティングコミュニケーションがどの位置付けにあるかを紹介します。

4Pとマーケティングコミュニケーション

4Pとは、1960年にアメリカのマーケティング学者である、エドモンド・ジェローム・マッカーシーによって提唱されたものです。

4Pは「Product(製品・サービス)」「Place(流通・販売する場所)」「Price(価格)」「Promotion(宣伝・広報など)」の4つから成っており、マーケティングコミュニケーションは4番目の「Promotion」にあたります。

4Pではこれらの要素を使ってマーケティング戦略を実行し、見込み客の醸成を行います。

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4Cとマーケティングコミュニケーション

4Cは、1990年に広告学者のロバート・ローターボーンにより提唱されたものです。

4Cは「Customer Value(顧客にとっての価値)」「Convenience(利便性)」「Cost(支払うコスト)」「Communication(コミュニケーション)」の4つから成っています。

1960年に提唱された4Pと異なり、4Cではインターネットなどの発達を考慮し、消費者と企業が双方向にやりとりを行う「コミュニケーション」という要素を盛り込んでいます。この4Cでは、コミュニケーションの部分がマーケティングコミュニケーションにあたります。

マーケティングコミュニケーションの手法

この項目では、マーケティングコミュニケーションの手法を紹介します。

1. 広告

広告は、テレビCMや、雑誌や新聞の一面広告、Web広告などを指します。

テレビや新聞などのマス広告では、リーチできる人数が多いという利点がある一方、狙ったユーザー層にアピールしづらかったり、効果測定がしづらい点がデメリットに挙げられます。

なお、近年ではこうした従来の広告の欠点を払拭したWeb広告の利用が急増しています。

2. 販売促進

広告の目的は商品サービスの認知向上であるのに対し、販売促進の目的は購入の動機付けの流れを作る意味合いが強くなります。

販売促進の例としては、クーポン商品サンプルの配布、割引、試食サービスなどの提供が挙げられます。

また、近年ではInstagramやTwitterといったSNSを活用した販売促進が多い点も特徴で、SNS上でプレゼント企画やキャンペーンなどを実施する企業も見られます。

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3. PR・広報

PR・広報では、自社製品やサービスについて情報を発信・公開し、メディアに取り上げてもらうことが目的です。

例としてはプレスリリースや発表会、セミナーの実施が挙げられます。

広告よりも売り込みの要素が弱まりますが、見込み客に商品の使い方や価値を理解してもらうきっかけ作りができる点がポイントで、特にBtoB商材などで効果を発揮します。

4. イベント

顧客との接点として、商品やサービスに関連するイベントを開催することもマーケティングコミュニケーションの一つです。

展示会などもイベントの施策に含まれます。

5. 人的販売

人的販売とは、ダイレクトマーケティングの一種です。

例としては、店頭の販売スタッフなどが商品サービスに関する説明や、サンプリングを直接行うことが挙げられます。

顧客と密に関わることができるため、一人ひとりの顧客と関係構築をしやすいというメリットがあります。

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6. ダイレクトマーケティング(DM)

ダイレクトマーケティングとは、商品サービスを提供する企業と顧客が直接コミュニケーションをとり、販売を行う方法です。

テレマーケティングやメールマガジン、カタログ通販などがダイレクトマーケティングの例に挙げられます。

7. 口コミへの返信・口コミ促進

上記に紹介したようにマーケティングコミュニケーションには様々な手法がありますが、昨今では特にインターネットを使用したコミュニケーションが中心になっており、口コミへの返信も顧客との関係性を高める上で重要です。

また、口コミを投稿したいと思った顧客が投稿をしやすいよう書き込み先の案内を行うなど、コミュニケーションを促すための情報提供を行うといった対策が挙げられます。

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マーケティングコミュニケーションは商材を踏まえて設計

顧客との信頼関係を構築するためのマーケティングコミュニケーションは、どんな商品サービスを扱う事業でも欠かせない手法です。

ただし、マーケティングコミュニケーションの具体策は広告、PR、イベントなどと幅広いため、どのようなアプローチを取るかは商材の内容などを踏まえて設計する必要があるでしょう。

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