悪質なGoogleマイビジネス運用代行で裁判に/Google「ネガティブな口コミも尊重すべき」と言及【ローカルSEOニュースまとめvol.51】

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GoogleマップGoogle ビジネスプロフィール(マイビジネス)など、ローカルSEOに関連するサービスは常にアップデートが続けられています。

そこで編集部では、最新のデータやノウハウをいち早く取り上げるべく、毎週「ローカルSEOニュースまとめ」を配信しています。

今回は「ローカルSEOニュースまとめ」第51回目として、2021年12月17日から12月23日の関連トピックをお伝えします。

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Googleマップのアップデート

この週に確認されたGoogleマップのアップデートについて解説します。

1.ローカル検索のアップデートをGoogleが実行していた

Googleローカル検索アルゴリズムをアップデートしたと公式Twitterで発表しました。

そもそも、ローカル検索のアップデートがGoogleによって宣言されるということはこれまでほとんどありませんでした。

今回のローカル検索アップデートは、エキスパートのJoy Hawkins氏によれば「5年間で最大」だったということですが、他にも発表された理由として、Google検索全体におけるローカル検索の立ち位置がより重要になってきたこと、またローカル検索の動向を気にするユーザーが増えてきたことをGoogleが察知したことも背景にあったのかもしれません。

なお、今回のローカル検索のアップデートについて、Googleは詳細を明らかにしていませんが、Joy Hawkins氏によると、マップユーザーの現在地や検索した地点に近いかどうかを指す「近接性」が、より重要視されるようになったとのことです。

また、マップのレイアウトが以前は長方形だったのが、正方形に変わり、広範囲に渡って地図情報が表示されるようになりました。

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Googleがローカル検索のアップデートを発表!一体何が変わったのか

2.Google検索上の管理画面からインサイトのパフォーマンスレポートへ遷移できるように

店舗名をGoogle検索すると表示される管理画面に、「〇月のパフォーマンスレポート」が追加されました。

クリックすると、該当月のパフォーマンスレポートに遷移し、インサイトが確認できます。

Google検索上の管理画面からインサイトのパフォーマンスレポートへ遷移できるように
▲Google検索上の管理画面からインサイトのパフォーマンスレポートへ遷移できるように

Googleマップ「Dock to bottom」機能をテスト

Googleマップでは、気になるロケーションのリンクをカード保存できる「Dock to Bottom」機能のテストが実行されています。

リンク先を保存することで、ワンクリックで該当場所を確認できます。マップの下に表示されるため、カフェや美容院など複数のロケーション比較に活用できます。

現在は一部の環境下のみでテストされており、モバイル展開の有無や時期などは発表されていません。

<参照>
engadget:Googleマップで「Dock to bottom」がテスト中。地図下にロケーションカードを保存

Google「ネガティブな口コミも尊重すべき」と言及

Googleは、「すべてのレビューを尊重する」という項目をGoogleビジネスプロフィールのヘルプページに追記しました。

Googleビジネスプロフィールに書き込まれた口コミについて、肯定的なものだけでなく否定的な口コミも重要視するよう、言及しています。

顧客にとって、肯定的な口コミのみが記載された状態よりも、否定的な内容が含まれていた方が、より信頼できると考えられるためです。

なお否定的な口コミに対しては、店舗は誠実に返信することで顧客への印象を良くすることが重要です。

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「ネガティブな口コミも尊重すべき」Googleが言及、高評価しかない口コミは信頼されない

悪質なGoogleマイビジネス運用代行により裁判に発展した事例

飲食店からGoogleマイビジネスの運用代行を委託された業者が、なりすましの口コミを書き込んだことでアカウントが停止されたほか、Googleマップ上で「閉業中」と表示されたことから、営業に損害を及ぼしたとして飲食店が訴えたという事例です。

結果、裁判で悪質な運用代行業者に対し、損害賠償が命じられました。

こうした被害を防ぐため、悪質な運用代行業者に依頼しないよう注意が必要です。

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Googleマイビジネス運用代行で裁判に発展!?悪質MEO業者の落とし穴

Yahoo!カーナビ新機能

次に、今週発表されたYahoo!カーナビの新機能について解説します。

1. 渋滞・交通止めを考慮したルート検索について

目的地を入れてルート検索すると、渋滞や交通規制に関する情報が表示されるようになりました。渋滞や通行止め情報などは、日本道路交通情報センターからリアルタイムに受信し、カーナビに反映されます。

走行中に渋滞が発生し到着時間が遅れそうな場合は、ルートが自動変更されるため最短で目的地に到着可能です。

2. 一般道の交差点の分岐をイラストで案内

一般道の交差点に差し掛かる数百メートル前に、分岐イラストが表示されるようになり、安全に運転できるようになりました。

東京都23区と政令指定都市の交差点において、右折や左折時に利用可能です。

<参照>
Yahoo! JAPAN:Yahoo! MAP、Yahoo!カーナビの機能と徒歩のナビに交差点などで進行方向を 「音声」で案内する新機能の提供を開始

"MEO・ローカルSEO"はどうなる?エキスパートによる対談記事を公開

この週口コミラボは、Googleビジネスプロフィールのエキスパートである今井ひろこ氏と永山卓也氏による対談記事を公開しました。

特に2021年の大きな変化となった、GoogleマイビジネスからGoogleビジネスプロフィールへの名称変更について語っていただきました。

店舗運営側が知っておくべきポイントばかりですので、ぜひ今後のGoogleビジネスプロフィール運用の参考にしてください。

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Googleマイビジネス激動の一年を振り返る。いわゆる"MEO・ローカルSEO"はどうなる?ビジネスプロフィールへの名称変更の影響は【エキスパート特別対談前編】

今週のGoogleマイビジネスヘルプコミュニティ、注目のQ&A3選

ここでは、12月17日から12月23日の間にGoogle マイビジネスのヘルプ コミュニティに投稿された質問の中で、注目したい質問と回答の内容を抜粋して解説します。

1. リスティングのキーワードで検索したが自店舗が表示されない

質問

  • 自店舗に該当したリスティングキーワードでマップ検索したところ、表示されませんでした。どうすれば表示されるか教えてください。

回答

  • ローカル検索の結果は、ユーザーの現在地や時期、時間帯によっても変化します。
  • そのため、そのキーワードで常に上位に表示させるというのは難しいですが、キーワードとの関連性を高める、店舗情報を充実させるなどの施策が有効です。

補足

検索結果を改善するためのガイドラインとして、「Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法」を参考にしてください。

<参照>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:リスティング表示キーワード

2. 口コミ返信が削除されてしまう

質問

  • 口コミに返信すると、数分で削除されてしまいます。投稿内容にも気をつけましたが、同様のことが発生してしまいます。なぜなのか教えてください。

回答

  • 禁止および制限されているコンテンツ」を確認し、返信内容や単語を変えてみることをおすすめします。
  • また、口コミ返信を何度も行うのも不自然な動きと判定される可能性があるため、時間を空けて行ってください。

<参照>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:クチコミの返信を投稿しても、すぐに消えてしまう。

3. 同じ場所に2つビジネスがあり、新しい方を優先的に表示させたい

質問

  • 現在、同住所に2つのビジネスがあり、新しいビジネスを優先的に検索で表示させる方法を教えてください。

回答

  • 質問に対する回答として、2つの方法があります。ひとつは、古い方の情報を新しくして、引き続き運用する方法です。
  • もうひとつは、古い方を「閉業中」として、新しい方のみを運用する方法です。それでも古いページが優先して表示されてしまう場合、新しい方が上位表示されるよう対策を強化することが大切です。

参考

ユーザーが迷わないように、どちらのビジネスページにも変更内容を記載しておきましょう。

<参照>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:同じ住所に2つのブランド

口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】


MEOに関わるサービス「Googleマップ」「Googleビジネスプロフィール」や、各種地図アプリ・口コミサイトは日々更新を続けており、その全容を把握するのは難しくなっています。

そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。

本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。

※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】

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口コミラボ編集部

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