突然ですが、以下の写真を見てください。
実はこの2枚の写真、同じ「スマートフォン(iPhone)」で撮った写真なんです!撮り方一つで、ここまで印象が変わります。
スマートフォンで「カンタンに」、右側の写真のように「美味しそうな」写真を撮れたら便利ですよね。あなたもこんな写真を撮ってみたくありませんか?
そこで今回は、【飲食店のスタッフの方も使える】本格的なテクニックを、プロのカメラマンがご紹介します!たった3つのポイントで、劇的に美味しそうな写真を撮れるようになります!
■ プロフィール 新井勇作
株式会社mov 事業戦略部 部長
慶應義塾大学卒業後、外資系コンサルティング会社を経て独立。フリーのコンサルタント兼プロカメラマンとして活動。2021年11月から、独自AIで口コミを売上に変えるマーケティングSaaS「口コミコム
」を提供する株式会社movに参画。
株式会社movでは、事業戦略部部長として「事業提携」「業界分析・口コミ分析」「ブランディング」などの特殊業務を担当。これまでにレポートを作成する為に取り扱ってきた口コミは200万件を超える。2022年以降で、公知の情報のうち複数業界での口コミ分析レポートを作成しているのは、株式会社movだけ。業界ごとの口コミと傾向から、まだ誰も見たことのない観点でデータを分析し、新たな示唆を得て発表することを大切にしています。
■ 今回撮影にご協力いただいたレストラン
LA COCORICO 渋谷店様
素材にとことんこだわった薩摩ハーブ悠然鶏の“ロティサリーチキン”を楽しめるお店です。
URL:https://www.la-cocorico.jp/
ポイント1. 【撮る前から勝負は始まっている】写真を撮る環境を整えよう
早速ですが、クイズです。以下の3つの席のうち、あなたならどの席で写真を撮りますか?
正解は「窓の近く」です。
「自然光が入る」かつ「直射日光が当たらない」席が理想的なんです。
料理写真は直射日光の入らない窓際の席で撮影しましょう。また、撮影の際は、蛍光灯などの電気を消してください。
ということで、窓際の席で撮影したのが以下の写真です。まだ問題点がいくつかありますが、おわかりになるでしょうか。
非常に基本的なことではありますが、
- 順光になっている
- 料理の盛り付けが偏っている
- 美味しそうな面を見せていない
- カトラリーケース(余計なもの)が写っている
といった問題点があるので、まずはこれらを改善しましょう。ここまでがキホンのキです。
ポイント2. 【もっと美味しそうに撮るために】撮影テクニック応用編!500円で作れる自作ツールとは?
ポイント2では、「もっと美味しそうに撮る」ための応用テクニックをご紹介します。
影を強くしないために、レフを使って「光を起こす」作業をします。
そこで、自作のレフ板を作りましょう。
「レフ板」というとなんだか難しそうですが、実は白い厚紙をテープでつなげるだけで作れます。
今回使ったのはこちらです。
- カラーボード(300×450×5)mm白 ※同じものを4つ
https://jp.daisonet.com/collections/stationery/products/4549131286793 - クラフトテープ(白色) 45mm×15m
https://jp.daisonet.com/collections/stationery/products/4549131584363
カラーボード2枚を上の画像のようにそろえてテープでとめます。これを2組作り、間からスマートフォンをのぞかせて撮りましょう。
自作のレフ板を使って撮ったのが右側の写真です。元の写真と比べて、かなり明るい印象になったのがわかりますよね!
さらにもう1つテクニックをご紹介します。スマートフォンで料理を撮影するときは「2倍」の望遠を使ってください。
以下のようなメリットがあります。
- 画角が狭まるので、背景処理の範囲が小さくなる
- 奥行きが短くなるので、写真が凝縮されてパワーが高まる(俗に言う、圧縮効果がある)
- ボケが作りやすくなるので、写真の目線誘導が行えるようになる
- 歪みが少なくなるので、実際の見た目に近い写真になる
画質が悪くなることを心配される方もいるのですが、最近のスマホのカメラは非常に優秀ですので、2倍程度なら画質が劣化することなく、SNSやGoogleマップに投稿する程度であれば問題ない写真になります。
ポイント3. 【写真は撮って終わりではない】スマホアプリで加工しよう
写真は「撮って終わり」ではありません!レタッチ(加工)をやってみましょう。
ただし、加工しすぎないことが重要です。できるだけ自然のままに、ほどよく加工しましょう。
レタッチソフトは色々とありますが、最も安価で使いやすいのはGoogleが提供している SnapSeed というアプリです。無料ですので、ぜひダウンロードしてください。
特に飲食店の方が自分で宣伝用の料理写真を撮るといった場合、「実際の見た目から離れすぎないこと」が何よりも重要です。そのため、豊富な機能を利用するよりも基本の機能だけで、美味しそうに仕上げましょう。
ツールを使い、明るさやコントラスト、彩度などを調整していきます。実際の写真によっても変わりますが、たとえば以下のような調整をします。
- 明るさ → 最初と必ず最後に調整する
- コントラスト → ± 20程度
- 彩度 → + 5程度
- アンビエンス → ± 50程度
- ハイライト → マイナスに振った方が彩りが豊かに美味しそうに見える
- シャドウ → プラスに振った方が透明感が増して美味しそうに見える
- 色温度 → 自然光で撮影している場合は触る必要がない
これでさらに加工したのがこちらの写真です。
さて、ここまでがスマートフォンで「美味しそうに」料理の写真を撮るポイントでした。3つのポイントを改めて振り返ってみましょう。
- 直射日光の入らない窓際の席で撮影する。光の向きや、余計なものが映り込まないようにするなど、周辺環境に気をつける。
- さらに応用編として、自作のレフ板を使って光を起こしましょう。2倍の望遠で撮るとGood。
- さりげなく加工し、綺麗な写真に仕上げる。
ぜひこの記事を参考に、実際に撮ってみてください!
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