ビジネスの成功には「集客」が重要です。さまざまな方法がある中で、自社に合った集客方法を選ぶことが重要です。
そこで本記事では、9つの効果的な集客方法を解説します。
集客するうえで重要な3つのポイント
集客するうえでは以下の3つのポイントを意識しておきましょう。
- 相性がいい集客方法を選ぶ
- ターゲットを明確化する
- 適切なゴールを設定する
1. 相性がいい集客方法を選ぶ
集客方法を選ぶ際には、自社と相性が良いものを選ぶべきです。
どれだけ流行していたり、競合が結果を出したりしている集客方法だとしても、自社と相性が合わないならば効果を発揮する可能性は非常に低いといえます。
また、競合が結果を出している集客方法でも、競合と自社ではバックグラウンドやリソースの違いがあるため、必ずしもうまくいくわけではないことに注意しましょう。
場合によっては、「時代遅れ」ともいわれるFAXなど、アナログな手法が最適解の場合もあります。まずは自社の商品・サービスを分析し、マッチする集客方法を選定しましょう。
2. ターゲットを明確化する
集客を成功させたいなら、ターゲットを明確化させるべきです。
ターゲットが明確でないと、どの層を集客するべきなのかが定まらず余計なコストがかかってしまったり、集客ができたとしても売上につながらなかったり、クレーム発生の原因になったりします。
どんな人々を集めたいのか、店舗に合ったターゲットとはどういった人々なのか。これを明確にしておきましょう。
3. 適切なゴールを設定する
集客する際には、ゴールを設定しておきましょう。
ゴールとそれに基づくKPI(効果の指標)を設定していないと効果検証がうまくできず、その集客方法が自社に合ったものなのか、さらには集客が上手くいっているのかどうかが適切に判断できません。
1か月、半年、1年間、といった短期・中長期での集客目標を決めておくことで、より効果的な集客ができるでしょう。
売上UPにつながる集客方法9選
数多く存在している集客方法・ツールのうち、代表的なものとして以下の9種類を紹介します。
- ポスティング
- クーポン
- 広告
- 紹介
- ダイレクトメール
- SNS
- SEO
- MEO
- 口コミサイト
1. ポスティング
ポスティングとは、チラシなどを直接ポストに投函することを指します。
新聞の折込チラシではアプローチできない層を集客できることや、ダイレクトメール(ハガキ)を送るよりも安価にできることが魅力です。地域の人々を集客したいという場合には、非常におすすめできる集客方法です。
ただし、1枚ずつ投函する必要があることから1日でアプローチできる人数に限りがあったり、ポスティングがクレームの原因となったりする可能性があります。
2. クーポン
クーポンとは、顧客がお得に商品やサービスを利用するために発行されるものです。
もともとはチラシなどについているクーポンを切り取って使うのが主流でしたが、アプリのクーポンなどの登場によって、より多くの人がクーポンを利用しやすくなりました。特に新規顧客を獲得するのに役立ちます。
3. 広告
広告には「テレビCM」「リスティング広告」など、さまざまな種類があります。
広告は掲載する場所やターゲティングなどを最適化することによって、狙った層に対して一気にアプローチできるのが魅力です。しかし当然ながら、他の集客手法よりも費用がかかるのがデメリットです。
4. 知人の紹介
「リファラル」とも呼ばれる集客方法です。
美容室や飲食店、スマホゲームにおいて「お友達を紹介すると特典あり」のような表示を目にしたことがないでしょうか。あれがまさに紹介による集客を誘発する施策です。
一度に多くの人にアプローチすることは難しいのですが、実際に商品やサービスを利用した顧客の人間関係内にアプローチすることによって、より確実な集客へとつなげます。
5. ダイレクトメール
ダイレクトメールとは、企業から顧客に対して送られるメールのことです。
一度に大量の顧客に対してアプローチできることや、効果検証がしやすいことから多くの企業に採用されています。また、次に説明するSNSの投稿では、情報がタイムライン上で次々と流れていくため届かない可能性がありますが、メールは直接届けることができるというメリットがあります。
しかしメールを送るには当然メールアドレスが必要であり、そもそもその情報を取得できていなければ実施できない手法です。すでに顧客リストがそろっているなどの場合は、すぐに実施したい方法です。
6. SNS
SNSとは「Social Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)」の略で、顧客との双方向のコミュニケーションが可能になることから流行の集客方法です。
主に集客に利用されているSNSは以下の4つです。
- LINE
※LINEは他のSNSと比較して企業側から積極的に「友だち」になるというのが難しく、情報発信にはメールと同様アカウント情報を得る必要があります。
それぞれのSNSの特徴やユーザー層の傾向から、自社に合ったものを見つけましょう。
7. SEO
SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、主にGoogleの検索結果で自社ページを上位に表示させることを指します。
小規模であれば広告よりも少額で取り組めることや、検索上位を獲得すれば継続的な集客効果が見込めることが魅力ですが、効果が出るまでに時間がかかったり、検索エンジンのアップデートによって検索順位が変動する可能性があったりすることが難点です。また、サイトを作成する際には一定の知見や費用、さらに狙うキーワードの難易度によっては高度な専門的知識が必要になります。
8. MEO
MEOとは「Map Engine Optimization」の略で、主にGoogleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)を用いて、Googleマップ上の店舗・施設情報を最適化することを指します。
国内利用者数1位の地図アプリ「Googleマップ」に掲載されている店舗・施設の情報を「Googleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)」を使って編集するなどの施策を行うことで、「Google上での店舗・施設情報の露出を増やせる」として、実店舗における重要な集客施策として注目されています。
ただし、近年ではGoogleのガイドラインに違反する運用を推奨する悪質なMEO業者も存在します。実施する内容や、それが集客に及ぼす影響については一定の知見が必要です。
口コミラボでは、SankeiBizにて「MEO」に関する連載を行っています。MEOについてさらに知りたい方はぜひご覧ください。
- SankeiBiz:「MEO」とはなんなのか? 改めて定義してみると【はじめてのMEO】
9. 口コミサイト
口コミサイトとは、食べログやホットペッパーのような口コミが集まるプラットフォームを指します。
サイトには数々の口コミが掲載されており、多くの顧客はその口コミを参考にして商品やサービスを利用するかどうかを決定しています。ほとんどの口コミサイトでは口コミ以外にもさまざまな情報記載欄を設けており、それを参考にすることで顧客は来店前に詳しい情報が得てから行くお店を決めることができます。
多くの顧客が参考にしていることから、利用しない手はないでしょう。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】