Googleマップに4つの機能が追加/iPhoneのマップ 最近の更新を振り返る【ローカルSEOニュースまとめvol.47】

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Google マップやGoogle マイビジネスなど、ローカルSEOに関連するサービスは常にアップデートが続けられています。

そこで編集部では、最新のデータやノウハウをいち早く取り上げるべく、毎週「ローカルSEOニュースまとめ」を配信しています。

今回は第47回目として、2021年11月19日から11月25日の関連トピックをお伝えします。

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* ローカルSEOとは…特定の場所に関連する検索(ローカル検索)が行われた際、検索結果に表示される店舗・施設情報を最適化することで、来店や予約に結びつける施策のこと。「MEO」と呼ばれることも。

Googleマップ・Google検索の新機能

Googleマップの新機能や新しい表示などを解説します。

1. Googleマップに4つの機能が追加

Googleマップのプロダクトディレクターは、ホリデーシーズンにおすすめの4件の新しい機能を追加したと報告しています。※海外限定の機能もありますが、合わせて紹介します。

1つ目は、エリアビジネス機能(混雑エリアの表示)です。エリアビジネス機能では、行き先の混雑具合をGoogleマップで事前に把握することができます。人混みを避けたいときだけでなく、旅行先で人気スポットを確認するためにも利用可能です。該当エリアをタップすると、時間帯別の混雑状況がレストラン、ショップ、ミュージアムなど娯楽施設を中心に表示されるため、訪れるかどうか判断できます。

2つ目は、ショッピングモールや空港、駅など交通機関で使えるディレクトリ機能です。世界中の空港、モール、トランジットステーションで利用でき、建物内のお店、空港ラウンジ、レンタカー、駐車場などを確認できます。何階にあるか、営業時間、口コミ評価などもチェックできます。

3つ目は、アメリカ国内の2,000以上のスーパーマーケットなど小売店で使えるピックアップ機能です。必要な食料品を注文でき、配達してもらえるサービスで、ユーザーはアプリ上で注文状況や到着予定時刻が確認できます。このサービスは、オレゴン州ポートランドの大型スーパーマーケットチェーン店Fred Meyersから始まり、今ではさまざまなチェーン店で利用されています。

4つ目は、予算にあったレストランを見つけられる新機能を紹介します。ほかのGoogleマップユーザーからの口コミ評価をもとに、米国内のレストランの価格帯が表示されるようになりました。さらに、レストランやカフェのテラス席、デリバリーサービス店舗受け取りサービスの有無が書かれた口コミ評価も表示される機能が導入されました。

<参照>
Google:Keep it chill this holiday with new tools from Google Maps

2. 「最新情報」タブに来店客の投稿が表示されるように

これまでGoogleマップに表示された店舗最新情報投稿できるのはオーナーのみでしたが、「訪問者提供」タブが追加され、ユーザーが投稿した情報が表示されるようになったことがわかりました。

ユーザーは口コミ評価だけでなく、「訪問者提供」タブからも写真やコメントを投稿できます。

なお現在、「訪問者提供」の投稿への返信はAndroidからのみで、iPhoneやiPad、パソコンからは返信できません。

<参照>
Twitter:長谷川氏の投稿

3. ローカルパックに「在庫あり」フィルタが追加

Googleマップローカル検索した際に表示される「ローカルパック」と呼ばれる店舗ビジネス情報に、検索した商品の在庫の有無が表示されるようになりました。

商品がある場合は「在庫あり」と強調されることから、小売店にとって販売促進につながります。

<参照>
Twitter:長谷川氏の投稿

4. 祝日の特別営業時間が強調表示されるように

今年の勤労感謝の日に、Googleビジネスプロフィール上で営業時間が緑色で表示されていたことがわかりました。

今後、祝日は特別営業時間を設定すると「〇〇の日の営業時間」と緑色で強調表示される可能性があります。

<参照>
Twitter:長谷川氏の投稿

ローカルSEOトピック:iPhoneのマップの最近の更新を振り返る

iPhoneのマップ(Apple Maps)は去年に続き、今年も更新を続けています。Near Mediaは、Explore(探索)レイヤー、プレイスカード、フィルタリング、更新されたガイド情報について解説しています。

まずExloreレイヤーでは、周辺地域、公園、アトラクション、博物館、レストラン、注目すべき建物、モニュメントなどがデフォルト表示されるようになりました。これまでのドライブ、トランジット、サテライトの3つのレイヤーに加え、4つ目としてExploreが加えられています。

2つ目のプレイスカードでは、例えばレストランの連絡先や場所の詳細、ユーザーから提供された写真、属性などが表示されるようになりました。また、このプレイスカードには投稿機能も追加され、ユーザーは口コミを投稿できるようになっています。

3つ目の新しいフィルタリング機能では、カテゴリー検索でフィルタリングオプションが表示されるようになりました。例えば、レストランを検索する場合「日本食」「イタリアン」「朝食」「メキシカン」「サンドイッチ」など、多様な種類からフィルタリングを選択できます。

最後に、ガイド情報ではレイアウトやコンテンツが改善され、都市検索やカテゴリー検索、新しいプレイスカード内からガイド情報にアクセスできるようになりました。

アップルのウェブサイトから「ガイドの探索」ボタンをクリックすると、専門家がキュレーションした約1,000種類ものガイドにアクセスでき、気になる情報を保存できます。

このように、Apple Mapsではローカル情報をより詳しく発見できるような機能が次々と更新されています。

<参照>
Near Media:Apple Maps: The Road to Discovery (Part 1)

今週のGoogleビジネスプロフィールヘルプコミュニティ、注目のQ&A3選

ここでは、11月19日から11月25日にGoogleビジネスプロフィールヘルプコミュニティに投稿された質問の中で、注目すべきQ&Aの内容を抜粋し解説します。

1. 口コミの投稿日が返信日より後の日付となっている

質問

  • 口コミを投稿した日付が、オーナー返信の日付より後になっている理由を教えてください。

回答

  • 口コミ投稿者が、オーナー返信のあとに投稿した口コミを編集し、その編集した日付が口コミ投稿日として表示されていると考えられます。

補足

元の返信を編集すると、新しい日付でオーナー返信を残すことができます。

なお、口コミが投稿者によって編集されても特に通知は届かないため、最近編集された口コミがあるかどうか知りたい場合は、管理画面から新しい日付順にソートして確認する必要があります。

<参照>
Googleビジネスプロフィールヘルプ:投稿日以前に返信されている


2. 一つの店舗で個人向けと法人向けに異なる2つの名称が存在する

質問

  • 同じ住所にある店舗内で、個人向けと法人向けそれぞれ屋号が異なるGoogleビジネスプロフィールを作りたいが、重複判定され表示されません。どうすればいいか教えてください。

回答

  • 重複判定されている場合はお問い合わせ画面より連絡し、ビジネス名、カテゴリ、電話番号、ウェブサイトドメイン、看板がそれぞれ異なるなど、条件を満たすと判断されれば別々で作成できるようになります。

補足

ビジネスカテゴリや業種が同じである場合、承認されない可能性が高くなります。

<参照>
Googleビジネスプロフィールヘルプ:アクアリウムの専門店をやっていまして、法人向けの店舗名と一般消費者向けの屋号名や販売内容や料金も異なりますが会社の住所が一緒なので重複と言う形で一方が表示されません。別々に表記したいです。

3. 他人のビジネスプロフィールのオーナーになってしまった

質問
  • 誤って、よく行くお店のGoogleビジネスプロフィールのオーナーになってしまいました。解除する方法を教えてください。

回答

  • オーナー権限を取得してしまった場合、該当アカウントでGoogleビジネスプロフィールにログインし、ビジネス名から「操作」、「ビジネス情報を削除」を選択します。これで、オーナー権限を放棄することができます。

補足

ビジネス情報を削除」を選択しても、Googleビジネスプロフィールのページ自体が削除されるわけではありません。なお、ログイン後ビジネス名を選択する画面が表示されない場合は、オーナー権限を取得していないということなので、これ以上の操作は必要ありません。

<参照>
Googleビジネスプロフィールヘルプ:全く無関係のお店のビジネスプロフィールに登録されています

口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】


MEOに関わるサービス「Googleマップ」「Googleビジネスプロフィール」や、各種地図アプリ・口コミサイトは日々更新を続けており、その全容を把握するのは難しくなっています。

そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。

本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。

※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】

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口コミラボ編集部

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