Googleマイビジネスの「投稿機能」が使えなくなった理由と対処方法【ローカルSEOニュースまとめvol.37】

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Google マップやGoogle マイビジネスなど、ローカルSEOに関連するサービスは常にアップデートが続けられています。

そこで編集部では、最新のデータやノウハウをいち早く取り上げるべく、毎週「ローカルSEOニュースまとめ」を配信しています。

今回は第37回目として、2021年9月10日から9月16日の関連トピックをお伝えします。

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* ローカルSEOとは…特定の場所に関連する検索(ローカル検索)が行われた際、検索結果に表示される店舗・施設情報を最適化することで、来店や予約に結びつける施策のこと。「MEO」と呼ばれることも。

Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!

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Googleマイビジネス最新情報

Googleマイビジネスサイト管理者が廃止されると発表されたほか、ナレッジパネルから編集画面に飛べる機能が追加され、SNSで話題に上がりました。

また、カテゴリに新たにケバブショップが追加されています。

1. 「サイト管理者」廃止 10月24日以降は自動的に管理者に移行

Googleマイビジネスのユーザー権限の1つである「サイト管理者」が、10月24日以降廃止されます。

期限を過ぎるとサイト管理者の役割が停止し、自動的に「管理者」へと昇格します。

サイト管理者よりも管理者の操作可能な範囲は広く、ユーザーの追加削除とGoogleマイビジネス削除以外のすべての操作が実行可能です。

Googleマイビジネスサイト管理者としてユーザーを追加している場合、管理者としての権限を与えて問題がないか期限までに確認する必要があります。

メールでの「サイト管理者」廃止の通知
▲メールでの「サイト管理者」廃止の通知:編集部スクリーンショット

<参照>
Twitter:長谷川氏の投稿

2. ナレッジパネルから最新情報を投稿できるように

Googleマイビジネスナレッジパネルに「最新情報を追加」ボタンが設置され、投稿作成が簡単になりました。

ナレッジパネルとはGoogle検索したときに右側に表示されるコンテンツですが、管理するビジネス情報の場合「最新情報を追加」のボタンがあり、ここをクリックすると写真や文字を投稿できる画面に瞬時に切り替わります。

ナレッジパネルからの投稿画面
▲投稿画面:Googleマイビジネス

Googleマイビジネス管理者であればGoogle検索画面から直接編集できるようになっており、投稿したい場合に都度Googleマイビジネスのダッシュボードにアクセスすることなくコンテンツを作成可能です。

<参照>
Googleマイビジネスの投稿をナレッジパネルから作成する & サイト管理者の廃止 - 海外SEO情報ブログ

3. カテゴリに「ケバブショップ」追加

Googleマイビジネスのプラチナ プロダクトエキスパートである永山氏は、Googleマイビジネスカテゴリに「ケバブショップ」が追加されたことをツイートしています。

影響範囲の極めて狭い飲食店向けのアップデートではありますが、ケバブをメインに販売している店舗にとっては朗報です。これまでは別の類似カテゴリを選択する必要がありましたが、今後は同カテゴリを設定することで、より的確な情報をユーザーに提供できるようになります。

<参照>
Twitter:永山氏の投稿

Googleマイビジネス不具合情報:8月24日のインサイトデータに欠損が発生

Googleマイビジネスインサイトページでは、Google検索やGoogleマップでの表示回数などが確認できます。

2021年8月24日の検索での表示回数が極端に少なくなったことから、Googleマイビジネスで不具合が起こりインサイトデータに欠損が発生したと考えられます。

8月25日以降はGoogleマイビジネスの不具合が改善されたのか、異常な数値変動は発生していません。

<参考>
Twitter:長谷川氏の投稿

Googleマップ最新情報

Googleマップにも新機能が続々と追加されています。自転車シェアリングのサイクルポート表示、ナレッジパネルへの広告や更新情報の掲載など、SNSで話題になったトピックを解説します。

1. ドコモ・バイクシェアのサイクルポート位置が表示されるように

ソーシャルディスタンスが必要となるウィズコロナ時代では、自転車移動の魅力が再発見されています。

自転車シェアリングサービスを提供する「ドコモ・バイクシェア」のサイクルポートや自転車台数の情報を、Googleマップで確認できるようになりました。

経路検索で自転車を選択、画面下方で「ドコモ・バイクシェア」をタップすると、サイクルポートを含めた目的地までのルートや在庫台数が確認できます。

現時点では東京と大阪の情報のみ表示できますが、今後対象となる地域は拡大予定です。

Googleマップの経路検索で「ドコモ・バイクシェア」を選択
▲Googleマップの経路検索で「ドコモ・バイクシェア」を選択:編集部スクリーンショット

<参照>
Twitter:Google Japanの投稿
Google マップが東京都と大阪府のドコモ・バイクシェアのサイクルポート情報に対応 - Google Japan Blog

2. 情報更新のタイミング、ナレッジパネルに表示される

Googleマイビジネスを活用した店舗集客を支援するやま氏はTwitterで、営業時間などGoogleマイビジネスの情報更新を受けて、ナレッジパネルに更新のタイミングが表示されるケースを報告しています。

今後ナレッジパネルに最終更新のタイミングが表示されるとなれば、最終の情報更新があまり古くない店舗や施設の方が、ユーザーに良い印象を与えることになるかもしれません。

ビジネス情報に含まれる営業時間などの基本情報をこまめに確認し更新することは、ユーザーに正確な情報を届けることにもつながります。

Googleマイビジネスの更新日表示を伝えるツイート
▲Googleマイビジネスの更新日表示を伝えるツイート:Twitter


<参照>
Twitter:やま|Googleマイビジネス集客支援の人さんの投稿
Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する - Googleマイビジネスヘルプ

3. ローカルパックにWebサイトリンク形式の広告が表示される

検索キーワードGoogleマップに入力すると、検索結果の上位3位が表示されるローカルパックの上に、Webサイトリンク形式の広告が掲載されるようになりました。これまでもこのスペースは、店舗や施設のビジネス情報が掲載できる広告枠となっていました

例えばある地点で「病院」とGoogleマップで検索すると、ローカルパック上部に病院の広告が表示されることが確認できました。

このケースでは広告としてある病院のWebサイトのリンクが表示されており、クリックすると公式ウェブサイトが開きます。

Googleマップに表示されるローカルパック上の広告リンク
▲ローカルパック上の広告リンク:Googleマップ


<参考>
Twitter:長谷川氏の投稿

4. ビジネスプロフィール内に広告表示

Googleマップで検索した店舗や施設のビジネスプロフィール内に、広告表示のあるケースがあります。この広告枠では、キャッチコピーと文章、リンクが設定できます。

以下の画像は、プロフィール内に広告のリンクがあるものです。この事例の場合、クリックすると同じクリニックの公式ウェブサイトに飛ぶため、通常の関連ウェブサイトへのリンクと機能的な違いはありませんが、広告であるためにクリックされると広告費が発生します。ここに自社で出稿することのメリットとしては、競合である同業他社の出稿を防げるという点にあるといえるでしょう。

Googleのビジネス情報に掲載されている広告の表示
▲Googleのビジネス情報に掲載されている広告の表示:Google検索


<参考>
Twitter:辻氏の投稿

5. ナレッジパネルに外部サイトの口コミ数が強調表示されるように

Googleマイビジネスナレッジパネルに掲載されるGoogle以外の口コミ情報について、件数の表示に一部変更があったことTwitter上で伝えられています。

ツイートに添えられた画像では、外部サイトの口コミ総件数が目立つ位置に表示されています。この表示の変更は一部のビジネス情報に対して起こっているようです。

外部サイトの口コミ数は掲載順位にどれくらい影響があるか現時点では定かではありませんが、今後注目すべきトピックです。

ともきち氏のTwitter投稿
▲ともきち氏の投稿:Twitter

<参考>

Twitter:ともきち氏の投稿
Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する - Googleマイビジネスヘルプ

今週のGoogleマイビジネスヘルプコミュニティ、注目のQ&A3選

ここでは、9月10日から16日にGoogleマイビジネスヘルプコミュニティに投稿された質問の中で、注目すべきQ&Aの内容を抜粋し解説します。

1. 店名の変更を伴うリニューアルオープン、Googleマイビジネスに反映させるには

質問

  • 休業中の店舗を今秋に、リニューアルオープンし店名を変更したいです。
  • 経営者は同じですが、どのように店名変更すればいいか教えてください。

回答

  • 店名や業種が変更になると、Googleによる再確認が必要となることがあります。再確認の手続きには、看板や写真、営業許可証などのメールでの送付がありえます。
  • 再確認の手続きが不要なケースもあります。この場合には、Googleマイビジネスで店名を変更し、現在設定している「臨時休業」のステイタスを「営業再開」に変更するだけで完了です。

補足

  • 店舗情報を引き継ぐか、新たな店舗を登録しオーナー申請するかについては、顧客にとってどちらが使いやすいのかを考えて決めると良いでしょう。
  • ユーザーが投稿した写真や口コミは削除ができませんが、店舗情報を引き継ぐとこれらも引き続き表示されることになります。
  • リニューアルオープンに伴い提供メニューや内装も大幅に変わる場合には、過去の口コミや投稿写真を引き継いでしまうと、顧客が誤解したり不信感を抱かれてしまったりするリスクもあります。

関連記事
Google マイビジネスで臨時休業を設定する方法/なぜ必要?詳しく手順を解説

<参照>
リニューアルオープンについて - Googleマイビジネスヘルプ

2. 譲渡された事業を引き継いだ場合、Googleマイビジネスの手続きや管理はどうすべき?

質問

回答

  • オーナーとして招待された後は、承認することでオーナーになれます。
  • その後、権限を「メインのオーナー」に変更します。
  • 従前Googleマイビジネスの管理をしていたユーザーアカウントについては、削除をするかあるいは管理者としてアカウントを残すか、会社担当者と話し合い決定するとよいでしょう。

補足

  • 管理権限が決まったら、自身でGoogleマイビジネスの管理を始めます。露出を高めるために、「Googleマイビジネスへようこそ」を参照しながら作業を進めてください。
  • 事業譲渡によって屋号や業種業態に変更のある場合、つまり第三者から見て「会社や店舗が別のものになった」という状況であるのなら、オーナーとして一度閉業処理を行い新規でビジネス情報を登録した方がいい場合もあります。

関連記事
Googleマイビジネスのオーナー権限を変更する方法|管理者との違いや注意点を紹介

<参照>
会社より事業譲渡されて、個人でやるこになりました。 どのように手続きを進めればよいですか?? - Googleマイビジネスヘルプ

3. ポリシー違反の投稿を複数回してしまったら、投稿が機能が使えなくなった

質問

  • 今まで問題なく掲載されていたポリシー違反ではないコンテンツが、投稿できず削除されてしまうという事態が起こっています。
  • 上記とは別で、過去にポリシー違反で何度か投稿を削除されたことがあります。
  • 最近投稿したコンテンツはガイドラインに抵触していないと考えられますが、過去の違反経歴が原因で投稿機能が一時停止されているのでしょうか。

回答

  • ポリシー違反による投稿の削除や、Googleの誤認による削除が何回も発生すると、投稿するコンテンツがすべて削除されるという事態は起こることがあります。
  • 誤認であることを証明できるのであれば、サポートに申請すると調査してもらえる可能性があります。

補足

  • 投稿できていた投稿は、ポリシー違反の検出をすり抜けていた可能性もあります。
  • ポリシー違反の可能性を見落としていないのか、「ビジネス情報のガイドライン」や「投稿コンテンツに関するポリシー」から確認します。
  • ポリシー違反による投稿機能の制限は、二回目以降の対処では条件はより厳しくなると考えられますので、ポリシー違反の投稿が起こらない運用をおすすめします。

<参照>
ガイドライン違反に抵触し、投稿の拒否を何度も受けた場合投稿機能自体が使えなくなる可能性はありますか? - Googleマイビジネスヘルプ

口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】


MEOに関わるサービス「Googleマップ」「Googleビジネスプロフィール」や、各種地図アプリ・口コミサイトは日々更新を続けており、その全容を把握するのは難しくなっています。

そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。

本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。

※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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詳しくはこちらをご覧ください。
「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】

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    この記事の筆者

    口コミラボ編集部

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