悪質な口コミ投稿者の特定が容易に。「プロバイダ責任制限法」改正案が閣議決定【ローカルSEOニュースまとめ vol.9】

今回は「ローカルSEOニュースまとめ」第9回目として、2021年2月26日から3月4日に起きたローカルSEOに関する出来事についてお伝えします。

関連記事
Googleが5,500万件の口コミを削除、Googleマップを荒らす「スパム」への対処法とは【ローカルSEOニュースまとめ vol.8】

今週のローカルSEOトピック3選

ここでは2月26日から3月4日の間、Web上のニュースやSNS上の反応などで確認されたローカルSEO関連Webサービス(※Google マップなど)の動向で、特に注目すべき3つのトピックについて解説します。

1. ローカルパックに「見積もり費用」が表示されるテスト中 ※海外

米国版Google 検索で、ローカル検索の結果画面に表示される「ローカルパック」にサービスの見積もり費用を表示する機能がテストされているようです。

テスト中のサービスの見積もり費用を表示する機能
▲サービスの見積もり費用を表示する機能:Tom Waddingtonより
テスト中のサービスの見積もり費用を表示する機能の詳細画面
▲サービスの見積もり費用を表示する機能の詳細画面:Tom Waddingtonより

通常のローカルパックには上から順に地図・フィルタ(評価や営業時間などで店舗を絞り込む機能)・3つ程度のビジネスが表示されますが、今回のテストでは、フィルタと3つのビジネスとの間に「Estimated cost near you(近くの見積もり費用)」という欄が追加され、欄内に「$452 - $564」のように見積もり費用の幅が表示されます。

この欄をクリックすると、「Labor Cost(人件費)」と「Material Cost(材料費)」のように、細かい費目を確認できます。

Google マイビジネスのゴールド プロダクト エキスパートであるTom Waddingtonによれば、この機能は地域に根ざしたホームサービス(水道修理など)の見積もり費用を計算できるサービス「Homewyse」を参照元として提供されているのではないかということです。

<参考>
Tom Waddington:Google Testing ‘Estimated Cost Near You’ in the Local Pack

2. Googleマップで口コミ平均4つ星以上の店舗のピンに「高評価」と表示される場合がある

Google マップにおいて、口コミの平均が4つ星以上の店舗のピンに「高評価」と表示される場合があることが報告されました。

口コミ平均4つ星以上の店舗のピンに「高評価」表示
▲口コミ平均4つ星以上の店舗のピンに「高評価」表示:編集部スクリーンショット

編集部が「高評価」と表示されるビジネスを調査したところ、☆4.3〜4.6で「高評価」の表示が確認できました。このことから、「高評価」と表示されるには☆4.3以上が必要なのではないかと考えられます。

ただし、☆4.3以上でも「高評価」の表示がないビジネスも数多くみられました。現時点ではこの表示の詳しい要件は定かではなく、Googleの一時的なテストである可能性もあります。

関連記事
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宿泊業、口コミが高評価になる3つのカギ

<参考>
Twitter:永友一朗さん @ichironagatomo の投稿

3. Googleマイビジネスの特別営業時間に「ゴールデンウィーク」が表示

Google マイビジネスの「特別営業時間」は、通常とは異なる営業時間を告知できる機能です。

この「特別営業時間」の記入欄には、あらかじめ直近の主要な祝日が表示されています。今週この欄に、「ゴールデンウィーク」が表示されていることが確認されました。

特別営業時間 ゴールデンウィーク
▲Googleマイビジネスの「特別営業時間」にゴールデンウィークが表示:編集部スクリーンショット

ゴールデンウィークで臨時休業や営業時間の変更などを予定している場合は、この機能を使い、通常と異なるということをしっかりとユーザーに伝えましょう。

なお、2021年の3月以降の祝日は、以下の通りです。すでに変更されることが決定しているのであれば、忘れないうちに設定しておくと良いでしょう。

  • 3月20日:春分の日 ※土曜日
  • 4月29日:ゴールデンウィーク
  • 4月29日:昭和の日
  • 4月30日:ゴールデンウィーク
  • 5月1日:ゴールデンウィーク
  • 5月2日:ゴールデンウィーク
  • 5月3日:ゴールデンウィーク
  • 5月3日:憲法記念日
  • 5月4日:ゴールデンウィーク
  • 5月4日:みどりの日
  • 5月5日:こどもの日
  • 5月5日:ゴールデンウィーク
  • 7月22日:海の日(振替休日)
  • 7月23日:スポーツの日(振替休日)
  • 8月9日:振替休日…山の日(8月8日)が日曜のため
  • 9月20日:敬老の日
  • 9月23日:秋分の日
  • 11月3日:文化の日
  • 11月23日:勤労感謝の日

関連記事
Google マイビジネスで臨時休業を設定する方法

<参考>
Googe マイビジネス ヘルプ:Google で使用する祝日のリスト
Twitter:Manabu Mizukami さん @mamizu1128 の投稿

今週のできごと×ローカルSEO:プロバイダ責任制限法の改正案が閣議決定

政府は2月26日、プロバイダ責任制限法の改正案を閣議決定し、国会へ提出しました。これはWeb上の誹謗中傷の被害者が、加害者(投稿した本人)を特定する際に必要な手続きを簡略化するものです。

これまで加害者を特定するには、まずWebサイトの管理者(Googleなど)に仮処分を申請し、さらにプロバイダ(ソフトバンクなど)に発信者情報の開示を求める訴訟を起こす必要がありました。

一方、今回の改正案では、被害者の申し立てをもとに裁判所が発信者情報の開示可否を判断します。

そのため、この改正案が国会で可決されれば、これまでより容易に中傷の加害者を特定できるようになるということです。

Google マップなどの口コミプラットフォームでも、店舗やその従業員に対する誹謗中傷が寄せられる事例が度々報告されています。口コミ欄が荒れたり、☆評価が低下したりした場合、加害者を特定し直接削除を促すなどして、それ以上の被害を防ぐという対処がこれまでより容易になるでしょう。

関連記事
人気ラーメン店へのSNS中傷 ネットで話題に:飲食店がやるべき「悪質な口コミ」への3つの対応策とは

※ただし、加害者の特定ではなく「口コミ自体を削除したい」場合は、該当する口コミをプラットフォーム側に報告し、削除してもらうという方法が一般的です。

Googleに悪質な口コミを報告する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事
【画像あり】Google マイビジネスで悪質な口コミを削除する方法/ポリシー違反の基準とは?

<参考>
共同通信:ネットの中傷投稿者、特定容易に
弁護士 神田知宏 公式サイト:グーグルの口コミの削除・開示請求(2021版)

今週のGoogleマイビジネスヘルプコミュニティ、注目のQ&A3選

ここでは、2月26日から3月4日の間にGoogle マイビジネスのヘルプ コミュニティに投稿された質問の中で、注目したい質問と回答の内容を抜粋して解説します。

1. Googleマイビジネスの住所欄に地図が表示される。表示されない店舗との違いは?

質問

  • Google マイビジネスの住所欄に、地図が表示されるようになりました。表示されない店舗もあります。この違いはなんですか?
  • 12月頃からインサイトの「マップでの表示回数」が10分の1まで減少していたので、原因を探していました。今回表示された地図は、インサイトの数字の変動に関係がありますか?

回答

  • 住所欄に表示される地図については、Googleによるテストの可能性が高い(つまり、常に表示されるわけではない)と考えられます。また、Google マイビジネス内の地図は「マップでの表示回数」に影響しません。
  • 「マップでの表示回数」の数値が急減したとのことですが、元々不安定な数値であるため、気にしなくていいでしょう。

今回投稿された質問では、以下の画像のように、Google マイビジネス上の住所情報の下に地図が表示されるということでした。しかし、この表示は現時点では極めて稀なものです。

Googleによるテストの可能性が高いため、店舗によって表示が違うとしても気にする必要はありません

また、Google マイビジネス内に表示される地図がインサイトの数字に計上されるとは考えにくいため、この表示の有無で「マップでの表示回数」の数値が急減したわけではないと考えられます。

Googleがテスト中の新しい住所欄の表示
▲住所欄に表示された地図。Googleがテストしたものとみられる:Google マイビジネス ヘルプ コミュニティより

次に、Google マイビジネスの「インサイト」で閲覧できる「マップでの表示回数」は、Google マップ上にビジネスが出現した回数を全て計上するため、非常に不安定な数値となっています。

急激に増加したり減少したりといったことが起こりうるものであり、特に気にする必要はないと考えられます。

むしろ同時に閲覧できる「検索での表示回数」の方が来店にも結びつきやすいため、こちらの増減は把握しておくと良いでしょう。

「マップでの表示回数」が急減したインサイトの画面
▲「マップでの表示回数」が急減したインサイトの画面:Google マイビジネス ヘルプ コミュニティより

関連記事
Google マップの表示回数が急に減ってしまった理由(ローカルSEOニュースまとめ第3回より)

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:Googleマイビジネスで複数店舗を管理しています。 情報の中に、住所が表示されますが、住所の下に地図が表示される店舗とされない店舗がありますが、この違いは何になりますでしょうか?

2. Googleから店舗情報を消すことはできますか?

質問

  • Googleから店舗に関する情報を消去し、検索しても店舗に関する情報が表示されないようにする方法はありますか?

回答

  • Googleに報告し、一時的に店舗情報を削除することは可能です。ただし、第三者によって再度Google マップ上に登録され、元々掲載されていた情報が復活する可能性は排除できません。

ビジネスが存在しない旨をGoogleに報告することで、一時的にビジネス情報がGoogle マップから閲覧できないようにすることは可能です。

ただしGoogleの内部には情報が存在したままになっており、これを削除することはできません。そのため、仮にマップユーザーが「この場所にこのような店舗がある」と提案した場合、再度Google マップ上に登録され、元々掲載されていた情報が復活する可能性もあります。

なお、Google マイビジネスから「ビジネスを削除」する手順で削除した場合、破棄されるのはオーナー権限のみで、店舗情報自体はGoogle マップ上に掲載されたままになるため、注意が必要です。

関連記事
間違えて他の店舗のオーナーになってしまった。どうすればいい?(ローカルSEOニュースまとめ第8回より)

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:店舗情報をGoogleから消したい。検索しても情報が出ないようにするにはどうしたらいいですか

3. Googleマイビジネスのオーナー権限を店舗の経営者以外に譲渡することはガイドライン違反ですか?

質問

回答

  • Google マイビジネスのオーナーは、必ずしも店舗経営者本人である必要はありません。ただし、その事業の正式な代理人である必要があります。

Google マイビジネスの利用規約には、Google マイビジネスを利用できるユーザーについて「ご利用のビジネス プロフィールに登録されている事業体のオーナー、またはその事業体に代わって他者を拘束できる正式な代理人である必要があります」と記されています。

そのため、Google マイビジネスのオーナー権限を持つユーザーは、必ずしも店舗の経営者(店長やオーナーなど)である必要はありません

ただし、その事業の正式な代理人である必要があります。たとえばフランチャイズの本部や運用代行サービスの担当者などでも、店舗から承認されていればガイドライン違反には当たらないと考えられます。

関連記事
Google マイビジネスのオーナー権限を変更する方法

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:ビジネスのオーナーでない者に管理権を譲渡することは名義貸しになりませんか?
Google マイビジネス ヘルプ センター:Google マイビジネス追加利用規約

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この記事の筆者

口コミラボ編集部

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