Googleが5,500万件の口コミを削除、Googleマップを荒らす「スパム」への対処法とは【ローカルSEOニュースまとめ vol.8】

今回は「ローカルSEOニュースまとめ」第8回目として、2021年2月19日から2月25日に起きたローカルSEOに関する出来事についてお伝えします。

関連記事
海外版Googleマップで「駐車料金支払い」「乗車券の購入」できるように【ローカルSEOニュースまとめ vol.7】

今週のローカルSEOトピック5選

ここでは2月19日から2月25日の間、Web上のニュースやSNS上の反応などで確認されたローカルSEO関連Webサービス(※Google マップなど)の動向で、特に注目すべき5つのトピックについて解説します。

1. Googleマイビジネスのカテゴリに「手巻き寿司専門店」「焼きそば専門店」などが追加

Google マイビジネスのカテゴリに、「手巻き寿司専門店」「焼きそば専門店」「アッサム料理店」「ムサラ」「モモ専門店」などが新たに追加されたことがわかりました。

なお、先週(2月12日〜18日)海外版Google マイビジネスで、43カテゴリが新たに追加されたことが発表されています。

このとき発表されたカテゴリの中に「Temaki restaurant(手巻き寿司専門店)」「Yakisoba Restaurant(焼きそば専門店)」「Assamese restaurant(アッサム料理店)」「Musalla(ムサラ)」「Momo restaurant(モモ専門店)」が含まれており、これらが国内のGoogle マイビジネスでも確認されたことになります。

関連記事
Googleマイビジネスのカテゴリに新たに43業種が追加【ローカルSEOニュースまとめ vol.7】
Googleマイビジネスのカテゴリとは?

<参照>
Twitter:Tak Nag Lug | Takuya Nagayama さん(@Tak_Nag_Lug)の投稿

2. Googleマイビジネスアプリでロゴ写真とカバー写真が表示されない不具合、年末までに解決予定

2021年1月下旬頃から、モバイル版のGoogle マイビジネスアプリ(iOS、Android)において、ロゴとカバー写真が表示されない不具合が生じています。

Google マイビジネスアプリ 不具合

▲Google マイビジネスアプリの不具合:編集部スクリーンショット

この不具合は既にGoogleにも報告されており、Googleは年末(2021年末)までに修正するとしています。

それまでにロゴ写真やカバー写真を登録する際は、PC版のGoogle マイビジネスを用いると良いでしょう。

関連記事
Googleマイビジネスで写真が消える不具合【ローカルSEOニュースまとめ vol.3】

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:【情報提供】アプリ管理画面でロゴとカバー写真が表示されない不具合について

3. 口コミを5,500万件削除した、Googleマップのスパム対策

Googleは公式ブログ「Google The Keyword」において、Google マップにて実施しているスパム対策の手法を解説しました。

スパムの検出方法:一般ユーザーとの行動の違いを検出

Googleでは、スパムを検出するには、通常のユーザーはどのような動きをしているかを知ることが最適だとしています。

一般的なユーザーは通勤通学や長距離旅行、付近のレストランやサービスを探すときなどにGoogle マップを用いるとともに、以前行ったことのある場所に口コミを書き、評価や写真を投稿します。

Googleではこのような一般的ユーザーの行動を機械学習し、通常とは異なる行動をするユーザーをスパムの可能性があるユーザーとして検出しています。

スパムへの対処方法:「詐欺師」「荒らし」それぞれに対処

Googleでは、スパムを「詐欺師」と「荒らし」の2種類に分類しています。

  1. 詐欺師
    :「自身のビジネスを有利にする」ために、偽の評価や口コミを投稿したりGoogle マイビジネスに偽のビジネスプロフィールを作成したりする
  2. 荒らし
    :社会的、政治的理由や、存在感を示したいといった個人的な理由で、偽の評価や口コミを投稿したり、ビジネスと関係のない写真を投稿したり、嫌がらせ目的のメッセージを送信したりする

<詐欺師への対処法>

Googleは、詐欺師に対しては偽の評価や口コミを大量に投稿する「クリックファーム」を検出したり、機械学習を用いてビジネスのオーナー確認をより強化したりして、こうした違反行為を未然に防ぐ取り組みを行っています。

<荒らしへの対処法>

荒らしへの対処は詐欺師への対処より難しいものの、Googleでは荒らしが発生しそうなビジネスを事前に予想し迅速に対処しています。

たとえば、2020年には新型コロナウイルスの流行と同時に反中運動が発生したため、Googleでは人種差別主義者の口コミをブロックするよう機械学習のアルゴリズムを変更しました。また、選挙期間中は選挙に関する誤った情報の拡散を避けるため、投票所などの電話番号や住所などの情報を編集できないよう仕様を変更しました。

ほかにも、アメリカの学校施設などガイドラインに違反するコンテンツが投稿されることが多い場所では、口コミの投稿を制限するなどしています。

スパム対策の成果:5,500万件のガイドライン違反の口コミを削除

Googleでは、上述した対策以外にもさまざまな手段を用いて年中無休でスパムに対処しています。

その結果、2020年には5,500万件のガイドライン違反の口コミと、3万件の偽物のビジネスプロフィールをブロックまたは削除しました。また、96万件以上の口コミと30万件以上のビジネスプロフィールを、ユーザーからのフィードバックにより取り下げたということです。

<参考>
海外SEO情報ブログ:5500万件の不正レビューをGoogleマップから削除、Googleはどのようにマップスパム対策しているのか?

4. 宿泊施設のビジネスプロフィールに「最新情報」タブが表示されることがある

Google マップの宿泊施設のプロフィール画面に、「最新情報」タブが表示される例が報告されました。

宿泊施設 最新情報 投稿機能 ない Googleマイビジネス
▲宿泊施設のGoogleマッププロフィール画面に「最新情報」タブが表示される:編集部スクリーンショット

「最新情報」タブには「オーナー提供」の欄があり、「ユーザーに最新情報を発信しましょう」「ビジネスや特別なイベントに関する最新情報をユーザーに告知しましょう」と表示されています。

※以下は宿泊施設における通常のプロフィール画面です。「最新情報」のタブは表示されていないことがわかります。


宿泊施設ではGoogle マイビジネスの投稿機能が利用できず、ユーザーに向けてテキストや画像を用いて最新情報を発信するような機能はありません(2021年3月時点)。

そのため今回の更新は、今後宿泊施設にも投稿のような機能が追加される前触れではないかとみる意見もあるようです。

<参考>
Twitter:今井ひろこ/Hiroko Imai @コムサポートオフィス さん(@Imai_Hiroko)の投稿

5. PC版Googleマップに事業年数が表示される

PC版Google マップの検索結果画面には、Google マイビジネスに登録している事業年数が表示されることがあります。

PC版Googleマップに事業年数が表示される
▲PC版Googleマップに事業年数が表示される:編集部スクリーンショット

表示の有無はカテゴリにより異なるようで、たとえばコンサルタント、タクシー、介護タクシーなどのカテゴリを設定している事業者で確認されています。

なお、対象となる事業でこの「事業年数」を表示するためには、開業日の設定が必要です。設定方法はヘルプ(https://support.google.com/business/answer/3039617#opening)をご覧ください。

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ:リリース: 事業年数
Twitter:今井ひろこ/Hiroko Imai @コムサポートオフィス さん(@Imai_Hiroko)の投稿

今週のGoogleマイビジネスヘルプコミュニティ、注目のQ&A3選

ここでは、2月19日から2月25日の間にGoogle マイビジネスのヘルプ コミュニティに投稿された質問の中で、注目したい質問と回答の内容を抜粋して解説します。

1. 口コミを「店員の目の前で書かせる」のは禁止された行為ですか?

質問

  • ある店で口コミを書くよう頼まれましたが、店員の前で書くように言われたため正直な口コミが書けませんでした。このような行為は禁止されていないのでしょうか?

回答

  • 「口コミを投稿してほしい」とお願いすること自体は禁止されていませんが、店員の前で書くよう強要するというのは、適切ではないでしょう。

Googleのガイドラインでは、「口コミを投稿してほしい」とお願いすること自体は、むしろ口コミを増やす方法として推奨されています。

一方、否定的な口コミの投稿を妨げたり肯定的な口コミを募ったりすることは、「マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシーヘルプ」で明確に禁止されています。

関連記事
Googleで口コミを増やす方法:1. 口コミの投稿をお願いする

確かに、その場で書いてもらうことで、投稿を忘れられてしまうことを防げるというメリットはあります。

しかし、店員の前で口コミを書くように求められた場合、「肯定的な口コミを強要された」「否定的な口コミを投稿されないよう監視された」などとネガティブに受け取る顧客もいると考えられます。

顧客に口コミの投稿をお願いする際は、口コミの投稿方法を案内するだけにとどめ、口コミの内容については関与しないよう配慮すべきでしょう。

関連記事
Googleマイビジネスのうっかりガイドライン違反ランキング

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:クチコミを店員さんの目の前で書くように言われる行為について
マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシーヘルプ:各フォーマットに適用される要件

2. Googleマイビジネスで店舗に駐車場がある旨を記載するには?

質問

  • Google マイビジネスで店舗に駐車場がある旨を記載するには、どうすればよいでしょうか?

回答

  • 現状、駐車場の有無を記載するための機能はありません。ビジネスの説明や投稿機能を用い、駐車場があることを伝えると良いでしょう。

Google マイビジネスには、店舗に駐車場があることを記載する欄は存在しません(※)。

そのため、店舗に駐車場があることをユーザーに知らせるには、説明文や投稿文の中に駐車場があることを記すなどの手段をとる必要があります。

※ただし、施設内の設備などの特徴を登録できる機能である「属性」において、「バリアフリー対応の駐車場」の有無は登録できます。通常の駐車場の有無を伝える項目はありません。

属性 バリアフリー対応 駐車場
▲「属性」で「バリアフリー対応の駐車場」の有無は登録できる:編集部スクリーンショット

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:バリアフリーかは問わず、駐車場が有る旨を記載したい

3. 間違えて他の店舗のオーナーになってしまった。どうすればいい?

質問

  • 間違えて他店舗のGoogle マイビジネスのオーナーになってしまいました。どうすれば取り消せますか?

回答

  • 自分だけがオーナーとなっている場合は、「ビジネス情報を削除」を選択し、削除します。
  • 他にオーナーが存在する場合は、「ユーザー」から自分のアカウントを削除しましょう。

通常、Google マイビジネスのオーナーになるには、Googleから送られてくる確認コードを用いたオーナー確認、もしくはすでにオーナーとなっているユーザーからの権限付与が必要です。しかしまれに、誤操作などにより他店舗のオーナーになってしまうことがあるようです。

間違えて自身と関係のないビジネスのオーナーになってしまったときは、2種類の方法でオーナー権限を破棄できます。

1. 「ビジネス情報を削除」する方法

PC版(Web版)のGoogle マイビジネスにログインし、「お店やサービス」に表示されている他店舗のチェックボックスを選択します。

右上に「操作」というボタンが表示されるので、クリックします。

Googleマイビジネス 間違えてオーナーに 削除
▲「お店やサービス」に表示されている他店舗のチェックボックスをクリック。右上の「操作」を選択:編集部スクリーンショット

その後、「ビジネス情報を削除」をクリックし、削除してください。

Googleマイビジネス 間違えてオーナーに 削除
▲「ビジネス情報を削除」をクリック:編集部スクリーンショット
Googleマイビジネス 間違えてオーナーに 削除
▲「削除」をクリック:編集部スクリーンショット

関連記事
Googleマイビジネスを削除する方法

2. 「ユーザー」から自分のアカウントを削除する方法

「ビジネス情報を削除」した場合、他のビジネスオーナーも管理権限を失うなどの影響を被る可能性があります。

他にオーナーが存在する場合は、自身のアカウントのみを「ユーザー」一覧から削除しましょう。

まずPC版(Web版)のGoogle マイビジネスにログインし、左側のメニューから「ユーザー」をクリックします。

Googleマイビジネス ユーザー 削除
▲「ユーザー」をクリック:編集部スクリーンショット

自分のアカウントの右側にある「×」マークをクリックします。

Googleマイビジネス ユーザー 削除
▲自分のアカウントの右側にある「×」マークをクリック:編集部スクリーンショット

「削除」をクリックします。これで、管理できるユーザーから自身のアカウントのみ削除されます。

Googleマイビジネス ユーザー 削除
▲「削除」をクリック:編集部スクリーンショット

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:間違えて知らない店舗のGoogleビジネスに登録されてしまって困っています。

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この記事の筆者

口コミラボ編集部

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