新たな生活様式の定着にともない、ホテルの利用目的もこれまでと変わってきました。一方で、オンラインでホテルの情報や予約を手続きする流れには変わりありません。
今回は、EPARKトラベルの特徴、メリット、活用方法についてホテル集客に効果的な事例を交えながら解説します。
EPARKとは?
EPARKとは、人気施設の予約や順番待ちができるサービスです。対象施設の業種の幅広さが特徴で、飲食店や病院、エステ、習い事など、生活エリアの中で利用したい施設がもれなく取り扱われています。
関連記事
EPARKとは?サービス内容や4つの強み、テイクアウトや医療機関などの予約受付にも対応
国内宿泊・旅行の予約サイト「EPARKトラベル」
EPARKトラベルは、会員数2,300万人の国内最大級の国内宿泊予約サイトです。
EPARKの中のホテル向けサービスであり、2019年に「ベストリザーブ・旅ぷらざ」と連携されサービスが開始されました。
大きな特徴は、ホテルや旅館など宿泊施設の空室検索から予約までの画面数を少なくすることで、消費者が面倒だと感じ離脱することなく操作できるシステムです。
これらの会員数とシステムを強みにして、ホテルや旅館などに予約数の増加を目指すサービスを展開しています。
会員向けサービスが充実
EPARKトラベルでは、無料でできる会員登録を推奨しています。この会員登録をすることで、会員には大きく3つのサービスが提供されます。
まず1つ目に、会員が予約をする時に必要になる情報を再入力することなく自動で入力されることで、顧客の手間を省きます。
2つ目に、BR(ベストリザーブ)ポイントがたまり使える点です。このポイント制度を利用することで、顧客の費用負担を軽減します。
3つ目は、会員限定で特別なプランが用意される点です。具体的には、宿泊料金と切符代が一緒になったお得なJRプランや雨が降れば100%キャッシュバックされるお天気保険付きプランなどが利用できます。
これらのサービスの魅力は、掲載施設の集客力にも関係するでしょう。
ホテルがEPARKトラベルに掲載するメリット
EPARKトラベルでは、レジャーとビジネスの双方の目的を想定した施設情報を掲載しています。
幅広い価格帯とサービスのホテルや旅館が掲載されています。ここでは、ホテルが施設情報をEPARKトラベルに掲載するメリットについて、4つの観点から解説します。
1. 集客効果
ホテル側がEPARKトラベルに掲載する大きなメリットに集客効果が期待できる点があります。
EPARKトラベルは会員数約2,300万人を有し、日本最大級の宿泊予約サイトとなっています。EPARKトラベルは会員向けサービスも充実しており、会員数を伸ばす理由の一つとなっています。
具体的には検索や予約が容易であり、宿泊プランもさまざまに用意されており、支払い方法も事前決済と現地決済から選ぶことができます。
こうした多数に支持されるサービスを提供するEPARKトラベルのなかで、競合との差別化ポイントを伝えられるような施設の情報を掲載することで、消費者の認知や予約につなげることができるでしょう。
2. ネット予約で業務効率化
EPARKトラベルにはネット予約機能があります。ホテル側は電話対応業務に割く時間を削減でき業務を効率化できるメリットがあります。
EPARKトラベルのユーザーは、サイト内の施設ページで興味のあるホテルの空き室を確認できます。予約までサイト内で手続きできるため、ユーザーの手間も少なく、ホテルにとっては電話予約の対応にかかる時間を削減することにつながります。
3. 初期費用・年会費無料
ホテルがEPARKトラベルに情報を掲載することにあたり、初期費用と年会費は発生しません。
EPARKトラベルの利用に際し、宿泊施設が支払うべき費用は宿泊実績に応じた手数料だけです。
4. 部屋や料金設定をいつでも調整可能
EPARKトラベルでは、管理画面から部屋タイプや料金設定を変更できます。
また、最低提供客室数(アロットメント数)等の規定を設けていないため自由に掲載できるのも大きなメリットです。
つまり、ホテルの規模に関わらず集客に努めたいと考えているどのホテルも常時掲載できる仕組みになっています。
EPARK トラベルに掲載する方法
EPARKトラベルに掲載する具体的な方法は記載されていませんが、公式サイトからは資料請求ができます。
資料請求には、旅館業登録の有無の質問があり、注意書きに旅館業登録を保持している方向けのサービスであることは記されています。
EPARKトラベルでホテルの集客力を高めるポイント
サイトトップに表示されるおすすめのホテルから特徴を独自に分析し、上位表示されるヒントを解説します。
お得な宿泊プランを多数設定する
あるホテルでは、30日前や10日前など早期予約を条件に宿泊料金を割り引くプランや、連泊で同じく一泊あたりの料金が安くなるプランなどを設定しています。
宿泊料金や割引は、消費者にとって利用施設を決定する大事な要素です。競合との差別化を図る策に有効な手段となります。
ターゲット別にプランを設定する
どのような属性のユーザーに向けたプランなのかがひと目で分かる名称をつけることで、顧客の判断を助けることができます。
たとえば、プラン名に「お一人様向け」「ファミリー向け」「女性限定」などをつけることで、条件に合致する顧客の検討対象としてもらうことができるでしょう。
ユーザーにとっても、悩んだり探したりするストレスが軽減し、予約と宿泊という一連の体験に良い印象を抱いてもらえる可能性もあります。
関連記事
CX(カスタマーエクスペリエンス)とは?サービスを向上し、顧客のニーズに応じる
ピーク・エンドの法則とは?店舗の接客とどう関係?日常の中の具体例から理解
マッチングリスク意識とは?消費者が「買わない」理由・解消するための5つのマーケティング施策
バーナム効果とは?自分を言い当てられたように感じる心理現象・人の心をつかむコツ・マーケティングにも活きる
口コミを集める
EPARKトラベルの掲載情報に口コミつけば、施設に対するユーザーの総合評価として星の数と宿泊客のコメントが表示されます。
EPARKトラベルを経由して利用してくれた顧客に対しては、来訪時に口コミ投稿をお願いして口コミの投稿数が増えるように図るべきでしょう。
2019年に始まったサービスであるEPARKトラベルは、ホテルに対する口コミ数はまだ全体的に多いとはいえません。こうした中で多数の口コミが投稿されれば、他のホテルとの差別化につながります。
EPARKトラベル会員の集客にEPARKトラベルの活用
EPARKトラベルは、宿泊予約サイトとしては後発です。その一方で、日本最大級の会員数を誇るEPARKの会員が利用できるサービスであることから、今後広く使われていくことも期待できます。
EPARKトラベルのような宿泊施設向けのオンライン予約システムの特徴は、業務効率が図れる点、口コミによるユーザーの意見や評価が見えることや、それにより宣伝効果が期待できる点にあります。予約サイトや地図アプリ同様、基本情報とターゲットに向けた情報の展開を軸に、EPARKの施設情報を正確に保ち、充実させることが大切です。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】