Instagramには、画像や動画を投稿するだけでなく、さまざまな機能が備わっています。
投稿コンテンツの形式から検索機能、アクションボタン、広告について整理します。
1. Instagramの検索機能
Instagramは自分の探したい投稿を、ハッシュタグや位置情報から検索できます。
ユーザーがどのようにハッシュタグや位置情報を利用して検索しているかを把握することで、ユーザーが検索した時により自分の投稿が表示されやすくなるように最適化できます。
ハッシュタグ検索
Instagramで見つけてもらう方法 | Instagram for Business
ハッシュタグを投稿につけると、ハッシュタグで検索されたときにユーザーにより発見してもらいやすくなります。
ハッシュタグには、単語や店舗名、特徴ある料理名、キャッチフレーズやその時の気分を表すものや、同じ目標に向かっての連帯感を高めるものなど、多くの種類があります。
たとえば業界や職業名にハッシュタグをつけたり、店舗の所在地や店舗に関連するフレーズでハッシュタグをつけたりすると効果的です。
渋谷にあるカフェであれば「#渋谷カフェ」「#コーヒ焙煎」「#こだわりのブラックコーヒー」などのハッシュタグが想定されます。
ハッシュタグをつける前に、Instagramで実際につけたいハッシュタグを検索しどのくらい使われているハッシュタグであるかを確認することが大切です。
また、複数のハッシュタグを投稿に付加し、ユーザーが投稿に接触するルートを複数用意するべきでしょう。
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地図検索
Instagram、近隣の人気スポットを検索できる地図検索機能を導入 - Facebookについて
2021年6月にはInstagramに地図検索機能が搭載されました。
これによりユーザーは地図から自分のいる位置を中心に人気スポットを検索できるようになりました。
前述のハッシュタグ検索にも地図が表示されるようになり、ユーザーはよりわかりやすく人気スポットを把握できるようになりました。
地図検索機能は虫眼鏡マークの「発見タブ」の右上にあり、タップすると位置情報を元に近隣の人気スポットが表示されます。
飲食店やホテル、美容院といったカテゴリーごとの表示にも対応しているため、ユーザーが自店舗を発見する可能性が高まります。
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2. Instagramの多様な投稿機能
また短い動画、長い動画も公開できる用になっており、写真だけではなく動画などの投稿にも適しています。
Instagramには一般的な投稿だけでなく、24時間限定で公開され自動的に非公開になる「ストーリーズ」と、非公開になったストーリズをまとめて公開しておける「ハイライト機能」が搭載されています。
ストーリーズ・ハイライト機能
「ストーリーズ」は24時間限定で公開できる投稿機能であり、自分のフォロワーにテキストやスタンプ、フィルターを追加した画像や動画を見せることができます。
24時間が経過すると自動的に非公開になり、自分以外は閲覧できなくなります。
写真をつなげて短い動画を作成できる「ブーメラン」機能も搭載されており、撮影画面からブーメランモードを選べばすぐに撮影できるようになっています。
また、「@(アットマーク)」からはじまるアカウント名をストーリーズに追加することで、特定のユーザーをタグ付けできるようになっています。
「ハイライト機能」では非公開になってしまった自分のストーリーズをテーマごとにまとめて公開することができます。
ハイライトにまとめたストーリーズは自分以外のユーザーでもその後も閲覧できます。
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リール機能
Instagramリール: Instagramで短尺動画を作成、発見する | Instagram for Business
出典:kenshin&kureha(@kenshin.kureha) • Instagram写真と動画
2020年8月よりInstagramのリール機能で短い動画を投稿できるようになりました。
ストーリーズはその場その場の一瞬を切り取った内容を投稿するのに適していますが、リールは既存の音楽や各種エフェクトを使用して30秒以内のこだわった動画の投稿に適しています。
ユーザーは動画の画面一番下中央の再生マークから再生することが可能です。
表示される動画はユーザーがフォローしているアカウントを中心に興味関心を分析した結果をもとに自動的に表示されます。
非公開アカウントにすればフォロワー限定で公開できますが、ビジネスで利用する場合はより多くの人に見てもらうためにも公開しておくほうが良いでしょう。
2021年6月からはリール機能に広告を出すこともでできるようになり、ビジネスでの利用もしやすくなりました。
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IGTV機能
IGTVとは | Instagram for Business
出典:銀座 BAR保志IRIS(@bar_hoshi_iris) • Instagram写真と動画
IGTV動画では、Instagramのユーザーは動画を見ながら数回タップするだけで動画に出てくる商品の詳細を見たり、そのまま外部のオンラインショッピングサイトに遷移しそのままユーザーは商品を購入できたりします。
IGTVの動画にはタグ付けが可能となっているため、ビジネスで利用する場合は登場する商品にタグ付けすることが可能です。
ユーザーにはフォローしているアカウントやこれまでの閲覧履歴から分析された興味関心の傾向をもとに動画が表示されるためユーザーから能動的に動画を探す必要はありません。
2018年6月にローンチされた機能で、最大60分までの長時間の動画を視聴できます。スマートフォンでの閲覧を前提としているため縦長の画面に合わせた動画を投稿できます。
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まとめ機能
まとめ機能は2020年9月に導入され、ユーザーが自分のお気に入りの投稿やInstagram上にある各種商品のタグ付け情報、地図上のおすすめスポットなどをまとめて公開できる機能です。
ユーザーのプロフィール画面右上の「+」から作成でき、作成するとプロフィール画面にまとめ機能用のタブが表示されます。
自分でテーマを定めて投稿や商品、スポットなどをまとめることができます。
ビジネスで利用する場合には、商品の一覧を価格と共にまとめてカタログのようにすることや、店舗の位置情報に住所や電話番号等を添えて店舗の場所を一覧化するなどの使い方が想定されます。
Instagram上にシェアされている様々な商品やスポット(位置情報タグ)、フィード投稿を選び、タイトルや説明文を加えて記事のような形式で公開することができます。
いま注目しているファッション小物、近所のカフェやレストラン、お気に入りの漫画アカウントなど、自分の興味関心に基づいて自由にテーマを設定し、おすすめのコンテンツを簡単に紹介することが可能です。
公開されたまとめは作成者のプロフィール画面に表示され、IGTVやリールと同様、まとめ専用のタブから閲覧することができます。
<参照>Instagram、おすすめの商品やスポットなどを紹介する「まとめ機能」を導入 - Facebookについて
イベント投稿機能
イベント投稿機能は2020年8月に実装され、通常の投稿にイベント情報をタグ付けできるようになる機能です。
このタグにはイベント名や開始日時などの詳細情報を投稿でき、投稿を見たユーザーにはリマインダーを設定し、イベント開始15分前に通知を受け取ることができます。
ユーザーは興味を持ったイベントに忘れずに参加することができるようになり、ビジネスで利用すればより確実な集客につながるでしょう。
イベントはInstagramなどのSNS上のライブ配信等に限らず、実店舗でのセールや体験イベントなどの情報でも登録が可能であるため、店舗集客でも積極的に活用したい機能です。
<参照>Instagram、フィード投稿にイベントをタグ付けする新機能を導入 - Facebookについて
3. アクションボタン
Instagramビジネスツール | Instagramヘルプセンター
アクションボタンはInstagramをビジネスアカウントに設定すると利用できる機能です。主に3つの機能があり、「料理を注文する」「予約する」「席を予約する」が用意されています。
現在は一部の国やユーザーに対しての限定的な適用であるため、必ずしも活用できるとはいえないようです。
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料理を注文
料理を注文では、外部の配送サービス(Chompy、menu、EPARKテイクアウトなど)のウェブサイトボタンを設置できます。
外部の宅配サービスとの連携によって実現した機能で、ユーザーはInstagramのアプリ上で注文が可能になります。
予約する
この機能では外部の予約システムと連携させることができます。
美容室などの利用が想定されていますが、日本ではメジャーではない予約サイトが多くこのアクションボタンを設置するかは検討が必要です。
アクションボタンはプロフィール画面の自己紹介欄のすぐ下に表示されます。
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席を予約する
席を予約するはレストラン向けの予約機能で「ヒトサラ」の加盟店登録により活用できます。
Instagramで見かけたレストランのプロフィールの「席を予約する」のボタンをタップすると、ヒトサラのサイトが展開されます。
<参照>ヒトサラ、「Instagram」と飲食予約で連携|株式会社 USEN-NEXT HOLDINGSのプレスリリース
4. ショッピング機能
出典:和銀 オフィシャル(@wagin_wagin) • Instagram写真と動画
ショッピング機能はInstagram画面の一番下の右側二番目にバッグのアイコンで表示されています。
表示される商品はユーザーの趣味趣向に合わせて自動的に表示される仕組みなっています。
ビジネスでショッピング機能を利用して商品を販売したい場合は、アカウントをビジネスアカウントに変更することで利用可能になります。
ショッピング機能を使えるようになると、自分のビジネスアカウントのプロフィール画面にショッピングタブが追加され、そこからもユーザーは商品を閲覧できるようになります。
この機能を利用するには、各ショップがもともと利用しているECサイトとの連携が必要になるため、現在使用しているECサイトが対応しているかの確認が必要です。
ユーザーが購入する場合は自動的にECサイトに遷移してしまうので、Instagramから離れたしまう点は注意が必要でしょう。
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5. Instagram広告
Instagramに出稿する広告は「キャンペーン」という単位でまとめられており、それぞれのキャンペーンごとに出稿する目的やターゲット、形式、予算等を柔軟に選択することができます。
キャンペーンの目的には11種類が設定されており、それぞれに特徴に合わせて広告掲載の挙動が変化します。広告を出稿してどのような効果を得たいのかに合わせて選択することが広告効果の増加につながります。
広告のターゲットは地域、年齢、性別、言語等で設定できる為、より広告を届けたいと思うターゲットを明確にイメージして設定することが必要です。
Instagramの広告には3つの形式があり、1件の画像または動画、カルーセル、コレクションの3種類から選択可能です。「1件の画像または動画」では、1件の画像か動画が画面全体に大きく表示されるため、1枚の画像で事足りるようなインパクトのある広告に向いているでしょう。
「カルーセル」は、1件の画像や動画が画面全体に表示されますが、複数の画像もしくは動画を設定でき、ユーザーはスクロールすることで何件かの画像や動画を順に閲覧できます。「コレクション」では、1件の大きめな画像や動画の下に4件ほどの小さな画像や動画が表示されるタイプの広告です。
それぞれの画像はタップすると「モバイルエクスペリエンス」と呼ばれる詳細な情報を記した画面が表示され、多くの種類の商品を詳細に宣伝したい場合などに有効です。より詳しい特徴や違いについては以下の関連記事で解説しています。
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