オンラインかオフラインかを問わず、口コミによる集客は従来の広告宣伝と比べ費用対効果が高く、大きな意味を持っています。
新型コロナウイルス感染症の流行により、家で食事をする人が増え、テイクアウトやお弁当の需要も高まっています。
弁当屋のような大きな宣伝費をかけることが難しいローカルビジネスにとっても、良質な口コミの獲得の重要性は非常に高いといえるでしょう。
この記事では、弁当屋が口コミを使うべき理由とメリット、具体的な口コミの方法と取り組みに関する注意点などについて解説します。
関連記事
弁当屋のポイントカード導入事例3選
弁当屋のInstagram活用事例
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
弁当屋が集客で口コミを使うべき理由
弁当屋の集客において、口コミが有効になる理由がいくつかあります。
ここではその理由を2つ解説します。
1. 広告などの費用をかけずに集客できる
弁当屋のような地域密着型のサービスでは、大きな広告費をかけたからといって効果的なプロモーションになるとは限りません。たとえ広く知られても、遠くにいて利用機会のない消費者に届くことによるプロモーション効果は大きくありません。
口コミをうまく活用することができれば、広告宣伝費をかけず、より近い距離の新規顧客にリーチでき、場合によっては多額の宣伝コストをかけるよりも大きな売り上げにつながります。
画像のように、実際に食べた顧客による投稿で特徴がわかります。
2. 新規顧客と既存顧客の囲い込みが同時に行える
口コミの利点の1つは、すでに自店を利用したことがあり、好感を抱いている既存の優良顧客の口コミによって、直接新規顧客へのアプローチができることです。
おすすめという形で自店のアピールポイントが広まるので、新規顧客が良い印象を抱きやすいことになります。
また既存顧客自身にとっても、口コミを広めることで店のことを思い出したり、新規顧客と一緒に改めて利用をするなど来店頻度が向上する機会が増えることになります。これはより多くの顧客の囲い込みにもつながります。
口コミ集客で利用するツール
口コミのために利用できるサービスは様々なものがあり、無料のものや登録が手軽なものも数多く存在しています。
ここでは、弁当屋の口コミ集客に使えるサイトやサービスなどを紹介します。
1. 飲食店のポータルサイト
飲食店のポータルサイトにはさまざまなものがあり、それぞれに特徴があります。
たとえば掲載店舗数第1位を誇る「食べログ」は、一定数の口コミを投稿していない(=捏造や悪意の可能性がある)ユーザーによる投稿がすぐには反映されないようにするなど、コメントの信頼性を高める工夫をしています。画像で示しているように、食べログでは料理やサービスなどの観点別で評価されることも特徴です。
グルメ・レストランガイド
お店探し・ネット予約ならグルメサイト「食べログ」で!全国にあるレストラン828,105件の飲食店情報を掲載中。独自のランキングやユーザーの口コミ・写真をもとに、様々なジャンルの人気のレストラン、目的や予算にぴったりのお店が見つけられます!
老舗のサービスである「ぐるなび」は40代以上の利用率が高く、特に大手チェーンなどの掲載が多いことが特徴です。楽天ポイントとの連携もできる点も他のグルメサイトにはない点です。
ぐるなび
レストラン予約サイト【ぐるなび】なら、ネット予約で楽天ポイントが貯まる!エリア、駅名、予算などの条件から希望のお店をスピーディに検索、予約ができます。お得なクーポン情報や最新レストラン情報も満載なので、歓送迎会・宴会のお店探しにもオススメ!
「Retty」は実名での口コミが大きな特徴で、ユーザーのアクティブ率が高くより信頼性があるレビューが掲載されています。
Retty [レッティ]
日本最大級の実名型グルメサービスRetty。Rettyでは全国の食が好きなユーザーがオススメするお店を探せます。全国約80万店舗ほどのお店を掲載しており、実名でリアルなオススメ口コミや地図情報・営業時間・写真など、お店探しに活用できる情報が盛り沢山です。Rettyで食が好きなグルメな人たちからお店を探そう!
2. Google マイビジネス
Google マイビジネスは、Google 検索やGoogle マップなどのGoogleが提供するサービス上に表示される店舗や企業のビジネス情報について、管理や更新ができるツールです。
Googleアカウントがあれば利用でき、簡単なデータの入力だけでGoogleの検索結果に時点の情報が表示されるようになるなどの利点があります。
Google マップは口コミの投稿ができるようになっており、Google マイビジネスを使ってこれら口コミに返信ができます。利用経歴のある顧客へのお礼や、おすすめを伝える場として活用できます。
Googleマイビジネスでは、評価の平均だけなく1~5の各評価のそれぞれの割合が表示されます。また、代表的な3つのクチコミも表示されますが、これはビジネスオーナーが選ぶことは出来ません。Googleのアルゴリズムによって決定されています。
3. SNS
TwitterやInstagramなどのSNSも、口コミのための重要なツールです。
店舗情報の定期的な更新や顧客とのコミュニケーションにより、場合によって自店の情報が大きく拡散される可能性があります。コストも基本的にかかりません。
利用者が多いためキャンペーン等との連動もしやすく、口コミが広がりやすい方法もたくさんあります。
ただし、悪評も広まりやすく、炎上リスクへの注意が必要です。
画像では、Twitterでハッシュタグをつけて食べた感想を投稿しています。投稿を見た他のユーザーの購買欲求を促進します。
口コミ集客に取り組む際の要点
弁当屋の口コミプロモーションに取り組む際、その効果をより高めるためのポイントがいくつかあります。
ここではそのポイントを3つにわけて消化します。
1. 店名と場所はわかりやすく
せっかく自店の情報を広めてくれる可能性がある人も、店名や場所などがわかりにくく人に説明しにくいものであれば、口コミの機会や効果が失われてしまいます。
外国語や難しい漢字の店名の場合は読み方を周知する、場所がわかりにくい場合には説明しやすい目印や、特徴的な看板などで少しでも覚えてやすいようにする、などの工夫が必要です。そうすることで口コミのされやすさや、新規顧客への印象の残り方が変わってきます。
2. 看板商品となる弁当をつくりだす
看板商品があるかどうかでも、口コミのされやすさが変わってきます。
その店に唯一で、誰かに教えたくなるような特徴があるものは、口コミによってより広まりやすくなります。
弁当であれば華やかな見た目やユニークな名前など、顧客が興味を持ちやすいアピールポイントをつくり、それを訴求することが有効です。
3. 常連特典を設ける
2回目の来店以降に惣菜のおまけがついてきたり、繰り返し利用することで割引クーポンがもらえるなどの特典により、口コミの効果も変わります。
繰り返し利用することにより親しみを感じ、またお得感が生まれることから、自然とその店舗に関するポジティブな情報が拡散されやすくなります。
常連特典によりリピーターをつなぎ止め、さらに次のリピーターを増やすような働きかけが生まれるきっかけとなります。
口コミ集客は弁当屋でも取り組める 費用をおさえつつ評判を高める手段
口コミは消費者の来店を動機づけるだけでなく、顧客からの長期的な信頼を獲得する機会にもつながります。ビジネスの規模にかかわらず大きな意味を持つ存在です。
費用をかけずに広告効果を発揮できる場有もあり、コストパフォーマンスの高い集客施策といえるでしょう。
弁当屋に代表されるローカルビジネスの場合には、既存の優良顧客をつなぎ止めながら新規顧客の獲得につなげるような口コミ戦略が重要です。本編にあげたポイントは戦略立案の助けになるでしょう。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】