食べログは、業界最大手のグルメサイトとして利用者とレストランをつなぐ様々なサービスを提供しています。
なかでも、検索結果の表示順位やレビュー内容、口コミ点数などは集客に大きく影響する部分です。
食べログの提供するサービスとその概要とともに、食べログを利用することによるメリット・デメリット及びその対策について紹介します。
食べログとは
食べログは、国内最大級の利用者数を誇るグルメサイトで、特に利用者からの評価、口コミの掲載が充実しています。ほかにも、店舗の場所、営業時間、提供メニュー、予算、店舗の様子や料理の写真などの店探しに役立つ情報を提供しています。
国内レストラン90万件以上のデータベースから、利用者の目的に合わせて様々な条件で店舗をランキング形式で表示し、比較検討に便利な機能が利用できます。
食べログ公認! 【食べログの教科書】を見てみる→こちらから
食べログのメリット
食べログのメリットは、店舗登録をすること自体が店舗のPRとなります。
食べログから24時間予約を受け付けるので、新規顧客の獲得にもつながるでしょう。
また有料プランでは、ユーザーのアクセス状況や予約ページのコンバージョンなどを分析できます。
さらに食べログは口コミ機能もあり、口コミから顧客の生の声をきき、経営に活かせます。
良い口コミは宣伝効果もあるので、さらなる集客も期待できます。
食べログのデメリット・トラブル事例を紹介
食べログに掲載されるレビュー内容や点数を巡って様々なデメリットやトラブルが発生していることも事実です。
実際にどのようなデメリットが予想されるかや、トラブルの事例について紹介します。
デメリット
1つ目は、店舗にとって都合の悪い内容であっても、口コミガイドラインに沿った利用者の感想である限り、口コミの削除、修正の対応が行われない点です。
匿名での投稿ですが、利用者が架空のアカウントではなく実際の店舗利用者であり、業者ではないことが食べログ側で十分に確認できているとされているためです。
ただし、他の利用者や店舗から掲載内容が事実異なるとの連絡があり、その内容が利用者の感想の範疇を超え、事実と異なることが明らかな場合には当該口コミを削除されることがあります。
2つ目は、リピーターの定着につながりにくいという点です。
クーポンを利用した価格の安さを目当てにした利用客は、リピーターとして定着する可能性は高くありません。
新規の利用者をリピーターとして取り込むためには、来店時に価格以上の体験を提供する工夫が必要です。
3つ目は、検索上位に表示されるために飲食店が課金する必要がある点です。
課金の有無は、利用者が食べログで検索をした際に標準で表示される掲載順位などに影響します。
課金をすることで検索利用者の多い時間帯に上位に表示させたり、口コミのピックアップ、広告のブロック等の機能が活用できるため、課金を行わない飲食店にとっては不利な状況になります。
トラブル事例
レビューの掲載内容や表示される点数に不透明な点があるとの指摘が話題になっています。
食べログに掲載されている店舗のうち、有料会員登録を行っている店舗へ点数を優遇しているとの疑惑や、悪意のあるレビューによって被害を受けたとして損害賠償請求を行った店舗もあります。
しかし、現状では利用者の主観的な感想に過ぎないレビュー内容の場合には、削除が認められる可能性が低いとされています。
店舗の掲載自体の削除を求める訴訟が行われたこともありますが、結果的にすべての掲載情報を削除するまでには至りませんでした。
レビューの内容や点数によって収益に大きな影響が出ますが、利用者が自由に店舗の登録やレビューの投稿ができるため、対策は非常に難しいものとなっています。
食べログ公認! 【食べログの教科書】を見てみる→こちらから
メリット・デメリットを知ってから食べログの活用を
多くの利用者が閲覧するサービスとして集客に大きな効果を発揮すると期待される食べログですが、メリット、デメリットの両方が存在することを把握することが大切です。
圧倒的利用者数を誇り、情報の網羅性も高い食べログの優位性を活用しつつ、レビューへの対策を行う必要があります。
利用者によるレビューや書き込み内容に店舗が関与することはできないため、他の評価サービスも併用することが大切です。
無料で利用でき、食べログとは異なる基準でレビューによる5段階評価を表示できるGoogleマイビジネスをはじめとしたサービスも併用し、集客アップを狙うことが重要となるでしょう。
<関連記事>