ソフトバンク・日本気象協会、小売・飲食向け需要予測AIを開発フードロス解決やシフト作成機能

ソフトバンク株式会社と日本気象協会は1月31日、小売店や飲食業界向けのAI需要予測サービス「サキミル」の共同開発を発表しました。

来店客数の予測をもとに、従業員のシフトや商品発注数などに役立てられるサービスとしての活用が想定されています。

人流と気象から来店客数を予測

「サキミル」は、人流や気象のデータを生かしたAIによる需要予測サービスです。

開発にはソフトバンクの携帯基地局から得られる人流統計データと、日本気象協会が保有する気象データが使用されています。異なる2種類のデータを2社が共同開発したAI アルゴリズムで分析し、高精度の需要予測を実現させたとしています。

中部地方のスーパーやドラッグストア、およそ1,200店舗を対象に導入を進めます。同機能の利用料は、1店舗につき月額5,390円（税込）となっています。

今後は来店客数予測だけでなく、商品の需要予測やシフト作成などの機能を追加していく見通しです。

来店客数が予測できる「サキミル」は、商品発注ができたり、勤務シフトが見直せたりといった効果を生み出し、国内で年間570万トンに上る食料廃棄問題にも一石を投じるAIとしても注目されています。

「サキミル」の利用を通じてフードロス問題や人員配置の最適化に貢献し、小売店や飲食業界を支援していくとしています。

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