株式会社シンクロ・フードは2月17日、飲食店ドットコム会員を対象に実施した、飲食店における集客の現状に関するアンケート調査の結果を公表しました。
少人数での来店が増え、大人数での飲食が控えられる傾向が見られるほか、InstagramとGoogleビジネスプロフィールの集客効果を実感している飲食店が多いことも分かりました。
株式会社シンクロ・フード、飲食店の集客に関するアンケート結果発表
飲食店に特化したリサーチサービス「飲食店リサーチ」を運営する株式会社シンクロ・フードは、飲食店ドットコム会員を対象として、飲食店における集客の現状に関するアンケート調査を実施しました。
少人数での来店増、大人数での飲食は控える傾向に
2022年12月の来店客数について前年同月と比較すると、「2021年12月より10%増えた(16.7%)」と「2021年12月と変わらない(16.7%)」との回答が最多になりました。
全体では「2021年12月より増えた」との回答が48%見られる一方で、32.7%は「2021年12月より減った」と回答しており、集客に苦労している店舗も少なくないことがうかがえます。
また特に来店が増えたグループ(1組あたりの客数)としては「2人」との回答が最多で34.8%となり、「3~5人(34.3%)」、「特に増えたグループはない(21.7%)」、「1人(18.9%)」と続き、少人数での来店が増加していることが分かりました。
逆に特に来店が減ったグループについては、「特に減ったグループはない(29.5%)」との回答が最多でしたが、「6~10人(27.5%)」、「3~5人(21.5%)」、「11人以上(17.4%)」と続き、大人数のグループ客の減少が目立っています。
2022年12月は行動制限はなかったものの、第8波が警戒されており、少人数客が増えた一方で、大人数での外食を控える動きが出たと考えられます。
全国旅行支援・Go Toイートの集客効果はあまり実感できず
2022年10月11日に水際対策が大幅に緩和されて以降、店舗に訪れた外国人客数については61.9%が「変わらない」と回答しましたが、「概ね増えた」(増えた=10.1%、やや増えた=21.7%)との回答も31.8%見られ、わずかながら飲食店のインバウンド需要が回復傾向にあることがうかがえます。
また同日からスタートした「全国旅行支援」による来店客数増加の効果については、「効果があった」との回答は5.3%にとどまり、「やや効果があった(17.4%)」との回答とあわせても22.7%と少なく、残りの77.3%が「効果を感じない(対象外、加盟店ではない場合も含む)」と回答しました。
さらに2022年10月以降に各地で順次再開された「Go Toイート」に関する集客効果についても、「概ね効果があった」(効果があった=6.8%、やや効果があった=25.5%)との店舗は32.3%にとどまり、残りの67.7%の店舗が「効果を感じない(35.6%)」または「対象外、加盟店ではない(32.1%)」と回答しました。
「全国旅行支援」や「Go Toイート」による飲食店の集客効果は限定的であったと考えられます。
InstagramとGoogleビジネスプロフィールの集客効果が最多に
店舗で活用している集客手段で最も効果を感じているものを尋ねたところ、「Googleビジネスプロフィール」と「Instagram」がともに41.7%で、同率最多でした。
「グルメ予約サイト(36.1%)」、「自社ホームページ(25.5%)」、「Facebook(19.9%)」と続いており、インターネットやSNSによる集客手段が上位を占めました。
<参照>
PR TIMES ー株式会社シンクロ・フード:飲食店の41.7%がインスタ・Googleビジネスで集客効果を実感。予約サイトを抑えて同率最多
飲食店リサーチ:会社概要
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