多くの消費者は料亭に対して高級店で来店のハードルが高いイメージを持っており、集客力を高めるためにも店舗の雰囲気を伝える情報発信は大切です。
数あるグルメサイトの中でも、国内最大級のレビューサイトであるホットペッパーグルメは多くの飲食店に活用されており、料亭にもメリットがあります。
本記事では、料亭がどのようにホットペッパーグルメを活用しているのか、集客効果の理由や、メリットとデメリットについて紹介します。
関連記事
料亭でのポイントカード導入事例3選
料亭への口コミ集客を成功させるには?市場動向や口コミの集め方を紹介
主要グルメサイト7社を比較/飲食店目線でどう選ぶ?各サービスのユーザー層や特徴を整理
ホットペッパーグルメとは?料亭はどのように掲載されている?
ホットペッパーグルメとは、株式会社リクルートライフスタイルが運営する国内最大級の飲食店予約サイトです。レストランからカフェ、料亭など幅広いジャンルの飲食店が情報発信に活用し、集客に役立てています。
ここでは、料亭がホットペッパーグルメをどのように情報を掲載しているのかを紹介します。
国内最大級のグルメ情報総合サイト
ホットペッパーグルメは居酒屋や料亭、カフェなどの幅広いジャンルの飲食店に登録され、さまざまなスタイルや価格帯の飲食店を調べられます。ユーザーはエリアやジャンル、金額などの条件に絞って飲食店を検索でき、目的に合わせた飲食店を発見できます。
また、東京商工の調査によると、2020年のホットペッパーグルメからネット予約をしたユーザー数は4億人を突破しています。
そのため、ホットペッパーグルメに情報を掲載することで集客力をアップでき、予約率の向上も期待できます。
他にも、女子完全ガイドやプレミアムレストランガイドのような特集も掲載しており、店舗が取り上げられれば強い宣伝力を得られるでしょう。
料亭の掲載事例は?
ホットペッパーグルメで料亭は和食のジャンルに分類され、さらに日本料理、懐石、割烹にカテゴライズされています。検索結果には営業時間やアクセス、メニューなどの基本情報だけでなく、空き状況やクーポンを閲覧できます。
店舗名をクリックすると店舗ページに進み、詳細な店舗情報や写真、口コミ、メニューなどをチェックできます。
たとえば「東京 日本料理・懐石・割烹」の条件で検索すると検索結果には2794件の店舗が出てきます。(2021年5月12日現在)
多くのユーザーは料亭に対して敷居が高かったり、価格帯が掴めない、カジュアルに足を運びづらいなどのイメージを持っています。
ホットペッパーグルメの店舗ページではおすすめの料理やコースメニューを価格を明示でき、ユーザーに安心感を与えられます。
このように、料亭はホットペッパーグルメで店舗情報をわかりやすく掲載することで、ユーザーが安心して予約に進むように活用しています。
ホットペッパーグルメに料亭を掲載するメリット
続いて、ホットペッパーグルメに料亭などの店舗を掲載することのメリットについて2点紹介します。
ホットペッパーグルメは、国内最大級のグルメサイトだからこそ得られるメリットがあります。
関連記事
ホットペッパーグルメに店舗を掲載するには?3つのプランの費用・集客支援システムやツール
メリット1. 店舗の雰囲気を顧客に知ってもらえる
上記で少し触れたように、多くのユーザーは料亭に対して高級店で来店のハードルが高いイメージを持っています。このようなイメージを改善するためには、ユーザーが正しく店舗の雰囲気を掴めるようなアピールが必要です。
ホットペッパーグルメにはユーザーから寄せられた口コミ情報と店舗の写真を掲載できる機能があり、多角的な情報発信が可能です。
口コミ情報はすでに利用したことがあるユーザーの客観的な感想が掲載され、ポジティブな内容からネガティブなものまで率直な意見を入手できます。
また、外観や内観、料理の写真が充実していれば視覚から店舗の雰囲気を掴めます。
雰囲気を知ってもらえるような店舗ページを作成して来店のハードルを下げることで、予約率アップにつながるでしょう。
メリット2. 多くのユーザーに店舗の魅力をアプローチできる
国内最大級の飲食店予約サイトであり、ネット予約数No.1のホットペッパーグルメに情報を掲載することで、ホットペッパーグルメユーザーが見込み顧客になります。料亭を求めるユーザーに対してピンポイントでアピールできるので、ユーザーの需要に適応した情報発信が可能です。
また、ホットペッパーグルメ限定のクーポンの発行や2回目の来店から利用できるポイントの発行を活用することで再来店を促進できます。
このような機能を活用してリピーターを育成することで継続的な集客を期待できます。
ホットペッパーグルメに料亭を掲載するデメリット
一方、料亭がホットペッパーグルメを活用することで生じるデメリットもあります。最大手の飲食店予約サイトだからこそ生じるデメリットなので、自店舗にとって利益になるのかを考慮して判断する必要があります。
デメリット1. 競合店舗が多い
ユーザーにとっては掲載数が多いことは魅力ですが、店舗側の視点で考えると競合他社が多いことになります。ぐるなびとホットペッパーグルメで「新宿 料亭」のキーワードで条件検索をした場合、ぐるなびでは2店舗表示されますが、ホットペッパーグルメでは95店舗が検索結果に表示されました。
料亭という大衆的とは言い難いジャンルでもこれだけの店舗が該当しており、他のプラットフォームと比べても利用者が多いということがわかります。
他社に埋もれないような差別化により、この店舗だからこそ利用したいと思われるような魅力を伝えることにより、ホットペッパーグルメを通じたユーザーの来店につながるでしょう。
デメリット2. 客単価が高いとは限らない
どんなに宣伝に力を入れてもユーザーが求める価格帯にマッチしていなければ予約につながらないでしょう。
また、ホットペッパーグルメに情報を掲載する場合は、プランに応じた掲載費用を支払う必要があります。合理的な費用対効果が得られない可能性もあります。
情報を掲載して利益が生まれるのか、競合他社に埋もれない勝算があるのかなどを考慮したうえで導入する必要があります。
自店舗にあったグルメサイトの選択を
消費者は料亭に対し、高級で来店のハードルが高いというイメージを持ち、店舗の様子をまずはネットで確認しようという人も少なくありません。ホットペッパーグルメへの店舗情報掲載を通じ、消費者の情報収集に利用してもらうことができます。ホットペッパーグルメには利用者による口コミ投稿の機能もあり、第三者の意見として参考にされています。
ホットペッパーグルメに登録すると幅広いユーザー層が見込み顧客になり、予約率のアップや新規顧客の獲得を期待できます。他にも、クーポン発行やポイント機能を活用することでリピーターの育成と再来店の促進につながります。
一方、デメリットを回避するためには競合他社に埋もれないような差別化や費用対効果を意識する必要があります。グルメサイトを活用することでどのようなメリットを得たいのか、デメリットはどこまで妥協できるのかなど、店舗に最適なグルメサイトを選択することが重要です。
また飲食店の利用シーンも多様化しています。特定のサービスだけでなく検索エンジンからの店舗検索やSNSでの検索についても理解し、認知の拡大や客層の多角化をはかっていくことも大切になってくるでしょう。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】