料理人グルメサイト「ヒトサラ」ランキングの仕組みとは?他社サイトとも連携・インバウンド対策にも応用できるSAVOR JAPANとの連携も解説

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近年、料理人にフォーカスするというユニークなコンセプトを持ったグルメサイトヒトサラ」が注目されています。

それに伴い、ヒトサラを集客ツールとして運用する飲食店も増加していますが、ヒトサラのサイト内におけるランキングはどのようにつけられているのでしょうか。

この記事では、ヒトサラの概要、ヒトサラを利用するメリット・デメリット、効果的な運用方法について解説します。


ヒトサラとは?プロのシェフによる料理の評価サイト

ヒトサラとは、近年急成長中のグルメサイトです。

従来のグルメサイトのように店舗を羅列するのではなく料理人や料理にフォーカスし、より深い情報を伝えるというユニークな観点が評価され、徐々にその人気を高めています。

以下では、ヒトサラの概要、特徴について解説します。

「料理人の顔が見えるグルメサイト」

ヒトサラは「料理人の顔が見えるグルメサイト」という、これまでにないコンセプトを打ち出しています。

他のグルメサイトと同様に、店舗の基本的な情報を掲載しつつも、どのような経歴を持つシェフがどのような思いのもとに料理を提供しているのかを伝えるグルメサイトとなっています。

比較的、高単価の飲食店が多くラインナップされているため、メインのユーザー層は30代以上で、他のグルメサイトと比べてリピート志向の高いユーザーが多いようです。

ヒトサラとは?食べログやぐるなびとの違い・特徴・メリット・デメリット

ヒトサラとは「シェフがおすすめするお店を探せる」グルメサイトで、株式会社USEN  Mediaが運営しています。2012年7月にサービスを開始し、2017年12月の月間ページビュー数は1億310万、ユニークユーザー数は2,140万人となっています。

実際にお店で料理を作っている人からのコメントも

ヒトサラでは、店舗情報やメニューだけでなく、店舗で調理している料理人からのコメントを閲覧することもできます。

2018年8月時点で11,600人の料理人を掲載しており、実際に調理に携わる人の目線からおすすめメニューや料理についての説明を受けられる点は、まさにヒトサラの唯一無二の特徴と言えるでしょう。

料理人のこだわりについてのコメントを読んでから味わう料理は、より一層の深みを感じられるでしょう。

ヒトサラにはどのようなランキングがあるか

ヒトサラのランキングには全国のアクセスランキングの他、地域別、ジャンル別に様々なランキングがあります。例えば「銀座のアクセスランキング」「そのエリアでランチのできるお店アクセスランキング」等です。

アクセスによるランキングなので、本当にユーザーが行ってよかったおすすめの飲食店を探したいというニーズにマッチした機能となっているようです。全国のアクセスランキングでは、食にこだわるユーザーに選ばれた全国上位のお店をチェックできます。

また、検索窓に地域名やジャンルを入れた場合に表示される検索結果はランキング形式になっていません。

「料理人から探す」機能

グルメサイトでは、価格帯や立地、料理のジャンルから飲食店を探すのが一般的ですが、ヒトサラでは、「料理人から探す」機能が実装されています。

料理人から探す機能では、特定の料理人が評価している店舗を見ることができるため、信頼する料理人が高く評価している店舗を選べるでしょう。

プロである料理人が自らの名を出しておすすめする店舗は、見知らぬユーザーの口コミ以上に信頼性の高いものであると考えるユーザーが多く、「料理人から探す」機能は好評を集めています。

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ヒトサラのメリット・デメリットは?

一際ユニークなコンセプトや機能で話題となっているヒトサラですが、ユーザーや掲載者にとっては具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

以下では、ユーザー目線、掲載者目線からヒトサラのメリット・デメリットについて解説します。

ユーザーのメリット

ユーザーにとっての最大のメリットは、料理人の顔が見える安心感です。

近年では、スーパーで販売されている野菜や果物にも生産者の顔が見えるシリーズなどが販売されており、安心感を求める顧客から一定の人気を集めています。

しかし、従来の外食産業において料理人の顔が見えるサービス提供の形はごく限られており、多くの飲食店ではどのような料理人が、どのようなこだわりを持って作っている料理であるか、顧客には伝わらない状況でした。

料理人の顔や料理に向き合う姿勢がわかるヒトサラでは、ユーザーにこれまで以上の安心感を提供しています。

掲載する飲食店のメリット

掲載者にとってのメリットは、料理人にフォーカスしているため、料理人同士のコミュニケーションが生まれやすい点です。

プロの料理人が高く評価する店舗を掲載するページもあります。業界で有名な料理人が紹介することで、紹介される飲食店だけでなく、紹介する料理人自身や携わる飲食店の知名度アップにも貢献するでしょう。

オンラインにおけるプロモーションでは、SEOに強く、大きな規模でWebマーケティングに取り組むことができるチェーン店の方が有利な状況にある場合が多くなっています。こうした状況の中で、ヒトサラは厳選された飲食店の掲載という特徴があるため、飲食店がチェーン店に埋もれてしまう可能性も低いでしょう

掲載する飲食店のデメリット

掲載者にとって魅力的な要素が多いヒトサラですが、大衆に知れ渡っているかというとそうではなく、幅広い層に向けたプロモーションがしづらい点はデメリットとも言えます。

ただし、ヒトサラでは高単価な店舗を多く掲載し、金銭的にも余裕のある30代以上のユーザー層がメインターゲットとしてます。ユーザーも特別な日に行きたい、少し贅沢したいという動機を持ちヒトサラにアクセスしています。価格競争によって顧客をつかむ薄利多売型のマーケティングにはあまり向いていないでしょう。

飲食店のビジネスモデルや取り込みをねらうターゲット層が、ヒトサラのコンセプトやメインユーザー層にマッチしない場合には、十分な集客効果が得られない可能性もあります。

他のグルメサイトとの併用が効果的

他のグルメサイトと比べて規模が小さいというヒトサラのデメリットをカバーするためには、他のグルメサイトとの併用が効果的な対策となります。

以下では、ヒトサラを効果的に運用するためのポイント、掲載プラン、インバウンド対策について解説します。

1. 食べログ・Rettyとの連携

ヒトサラでは、大手グルメサイトである食べログRettyと連携が可能です。

サイト側では、店舗についてのより充実した情報をユーザーに提供するために連携をしていますが、掲載者側にもメリットがあり、ユーザーに多くの情報や魅力を提供することで訴求力を高め、かつ他サイトからの相互的な流入が期待できます。

▲[ヒトサラから食べログへの掲載プラン料金表]:ヒトサラ公式サイト
▲[ヒトサラから食べログへの掲載プラン料金表]:ヒトサラ公式サイト

飲食店なら店舗会員になるべき!「食べログ」登録のメリット・無料会員と有料会員の違いについて解説

食べログでは、一般ユーザーは店舗についての情報を編集することができますが、これにより誤った情報が勝手に記載されてしまう恐れもあります。店舗会員として登録すれば、誤った情報は適宜修正できます。最新の正確な情報の掲載は、店舗の信頼を高めるためにも必須です。

食べログを賢く活用するには?ユーザー・飲食店が登録するメリットを徹底解説!

また、ポイント付与は食べログ経由での予約において来店時にTポイントを付与するシステムで、ユーザーにお得感を提供できます。Tポイントは加盟店も多く、TSUTAYAのレンタルサービスの利用者であれば会員登録しているポイント制度です。コンビニなど様々な店舗でTポイントの付与や利用ができるため、利用者も多く「Tポイントが貯まるから」という理由での来店率アップが期待できます。

「Retty」に店舗を登録して集客につなげるには?日本最大級・実名型グルメサービス・店舗ページ・登録のメリットを解説

RettyはFacebookやTwitter、LINEなどのSNSアカウントと連動できるので、お店のファンがオンライン上の友人にお店をおすすめしてくれることも期待できます。一般的なグルメサイトだと口コミの匿名性が高くなりますが、Rettyは実名のアカウントと連動した口コミが投稿されます。前者は後者よりも信ぴょう性が高くなると言えるでしょう。

2. 3つの掲載プランでサイト内で目立つ表示が可能に

ヒトサラでは、ゴールドプラン、ベーシックプラン、ライトプランと、3つの掲載プランを設けています。

▲[ヒトサラ掲載プラン]:ヒトサラ公式サイト
▲[ヒトサラ掲載プラン]:ヒトサラ公式サイト

初期費用は一律6万円です。月額料金はそれぞれ3万円、2万円、1万円となっています。公式サイトの情報は、プランによってスマホ広告枠、都道府県や全国のピックアップ枠等が利用できることがわかります。

ヒトサラをメインの集客ツールとして運用する場合には、上位のプランに登録するとより効果が期待できるしょう。

3. 訪日客をターゲットにした「SAVOR JAPAN」

ヒトサラでは、インバウンド旅行者向けに特化したグルメサイトSAVOR JAPAN」と連携しています。SAVOR JAPANはいわばヒトサラの外国語版で、英語版と、簡体字・繁体字・韓国語に対応したアジア版があります。

サイト利用者の8割以上が海外のユーザーであることが特徴で、月間利用ユーザー数も順調に伸ばしているため、今後飲食店におけるインバウンド集客対策のスタンダードとなる可能性も十分に期待できるでしょう。

SAVOR JAPANヒトサラと同様に、25歳以上の年齢層のユーザーがおしなべて多くなっており、外食費に余裕のあるアッパーミドル層をメインターゲットにしたPRに向いていると言えるでしょう。

また、SAVOR JAPANでは翻訳にもこだわりを持っており、AIによる翻訳ではなくエキスパートによる人力翻訳によってよりネイティブに料理の魅力が伝わりやすい翻訳を目指しています。

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ランキング結果は料金プランによる : 他サイトとの併用で知名度アップ

近年、徐々に注目を浴び始めているグルメサイトヒトサラでは、料理人に焦点をあてて飲食店の紹介をしています。 他のグルメサイトとは一線を画すコンセプトで運営しているヒトサラのユーザー層には、大きな特徴があります。メインユーザーは30代~40代です。こうした年代に対する集客対策に使用するのが良いでしょう。

また、ヒトサラのサイト内で検索結果の表示順位やピックアップは、料金プランに左右されています。ヒトサラ店舗における集客ツールとして本格的に運用するのであれば、上位のプランへの登録を検討するべきと言えるでしょう。

<参照>

https://hitosara.ad-kit.co.jp/

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口コミラボ編集部

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