カフェのコロナ対策まとめ|おさえるべき4つのポイント・具体的な8つの対策方法

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新型コロナウイルスと共に歩む新しい日常下でカフェを運営するためには、徹底した新型コロナウイルス感染予防対策が必要です。

そのために、まずはカフェ経営者の方が基本のポイントを知り、実践することが重要です。

本記事では、カフェでのコロナ対策における4つのポイントと、具体的な8つの対策方法について紹介します。

カフェのコロナ対策でおさえるべき4つのポイント

店舗での具体的なコロナ対策方法を考えるうえで、まずは感染拡大防止策における基本的なポイントをおさえておくと良いでしょう。

ここでは東京都の適切な感染防止策」を例に、カフェのコロナ対策でおさえるべき4つのポイントを紹介します。

1. 発熱者などの施設への入場防止

店舗から感染者をださないためには、発熱者を施設または店舗内に立ち入らせないことが重要です。

そのために、従業員と来訪者の体調確認と検温を徹底する必要があります。

体調不良や37.5度以上の発熱がある従業員には出勤の停止を求め、来訪者には入場を制限するなどの対策を講じます。

このような対策の実施をあらかじめSNSなどで発信することで、それを見た顧客が自主的に入場を控えるよう促すことができます。

2. 3つの「密」(密閉・密集・密接)の防止

3つの「密」を防止するためには、顧客の入場制限や行列を発生させない工夫が必要です。

列には約2mの間隔を確保するとともに、換気をします。

換気の際は、2方向の窓を同時に開けるのが理想的です。

3. 飛沫感染、接触感染の防止

飛沫感染と接触感染を防止するためには、店舗や事務所内の消毒を定期的にします。

従業員はマスク着用と咳エチケット、手指の消毒、手洗いを徹底します。

来訪者へは咳エチケットや入店時の手指の消毒、手洗いの実施を促すと良いでしょう。

4. 移動時における感染の防止

出勤や出張の移動時には、感染リスクが伴います。

通勤ラッシュを避けるため、時差出勤の導入や徒歩・自転車・自家用車での出勤を推進し、公共交通機関の利用を最低限に留めることで感染リスクを減らせます。

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カフェのコロナ対策、具体的な8つの方法

カフェを運営するには、新型コロナウイルスへの然るべき感染対策が求められます。

以下では新型コロナウイルス感染を防止するために、カフェで講じるべき具体的な8つの対策方法を紹介します。

1. 顧客の入店時

店舗入口には下記のような内容の掲示をあらかじめ行うと良いでしょう。

また手洗いやうがいに関してはトイレや洗面所など、利用場所によって適切な掲示がより効果的です。

  • 発熱や咳など体調不良が認められる場合は店内利用をお断りする
  • 手指消毒用のアルコールなど消毒液の利用
  • 食事中以外はマスク着用
  • ソーシャルディスタンス確保の協力

他にも自社で行っている感染対策についての理解や協力の旨を伝えると良いでしょう。

2. 客席への案内

テーブルは、飛沫感染予防のために2m(最低1m)以上の間隔を空け、横並びで配置するか、パーティションで区切ると良いでしょう。

カウンター席は密着を避けるため適度なスペースを空け、座席は真正面の配置を避けるか、テーブル上にアクリル板など区切りを設置するなどの工夫が推奨されています。

高齢者や乳幼児、障害者など数人の家族や介助者が対面を希望する場合は、ほかのグループとの相席を避けることも良いでしょう。

また会話は控えめにすることやBGMを聞くことなどを勧めるなど、飛沫感染が起きにくい環境整備の検討も効果的です。

3. テーブルやカウンターでの接客

テーブルおよびカウンター席でオーダーをとる場合は、従業員は顧客の側面に立ち、極力間隔を保つことが大切です。

カウンター席では、できる限り従業員と座席との間隔を設けます。

従業員と顧客との会話の量にあわせ、カウンター席ではアクリル板などを使用した仕切りの設置や従業員のマスク着用などの対策を行うと良いでしょう。

4. 店舗の消毒

顧客が入れ替わる際はその都度テーブルまたはカウンターを消毒し、調味料や冷水ポットなどを卓上に置かないようにすると感染リスクを低下できます。

撤去が難しい場合は、顧客が入れ替わる都度、次亜塩素酸ナトリウムやアルコール消毒液、台所用洗剤(界面活性剤)などでふき取り、用具は交換します。

ナイフ、フォーク、スプーン、マグカップなどは使い捨てのものへ変更し、ストローは袋入りのものにすると良いでしょう。

ベーカリーコーナーがある場合は、フィルムカバーの使用や一部商品を個包装で提供し、トングやトレイの消毒をこまめに実施します。

コーヒーなどドリンクの提供は、顧客が持参したタンブラーでの提供を休止すると良いでしょう。

5. 会計処理

会計処理には電子マネーなど非接触型決済を導入すると接触感染を回避できます。

現金やクレジットカードなど受け渡しが発生する場合は、コイントレイ・キャッシュトレイなどを使用し、手渡しで受け取らないようにすると良いでしょう。

コイントレイ・キャッシュトレイは都度消毒または定期的に消毒し、従業員は会計が終わるごとに手指の消毒をすると良いでしょう。

レジと顧客の間にアクリル板などの仕切りを設置し、飛沫感染を防止すると良いでしょう。

6. テイクアウトサービス

湿気が多い梅雨の時期や気温が高い夏には口頭と注意書きで早目に食べることを顧客に促し、コロナ対策だけではなく食中毒などへの注意喚起も必要です。

商品の受け渡しの際には接触防止のため、店内飲食客とテイクアウト客の動線を区別すると良いでしょう。

テイクアウトを導入している店舗は、事前予約などのシステムを利用し、顧客が店内に滞在する時間を短くするとさらに感染リスクを下げることができます。

7. 従業員の安全衛生管理

従業員の健康管理においてもっとも重要なことは、各自が店舗に新型コロナウイルスを持ち込まないことです。

特に食品を扱う従業員の健康管理と衛生管理の徹底が求められます。

従業員には出勤前の検温を義務付け、発熱や風邪の症状がみられる場合は、店舗責任者にその旨を報告し、勤務の可否などの判断を仰ぎます。

感染が判明した従業員と濃厚接触者と判断された従業員の就業を一時的に禁止にし、保健所などへの報告と店舗の消毒、従業員へのフォローもあると良いでしょう。

店舗ではマスクやフェイスガードの適切な着用と、手洗いうがいはこまめにすることを徹底します。

従業員がロッカールーム・控え室などで密集しないように使用するタイミングをずらしたり、換気や定期的に空調設備を清掃します。

また従業員やその家族が過度な心配や恐怖心を抱かないためにも、従業員へのリスク・コミュニケーションが必要です。

風評被害や誤解などを受けないよう、事業者は普段から従業員に適切な説明と対応について共有すると良いでしょう。

8. 店舗の衛生管理

店内・客席は、空間除菌装置などの換気設備の設置や点検をし、常時換気扇の使用やドアや窓の定期的な開放で、徹底した換気をおこなうと良いでしょう。

ドアノブやセルフドリンクコーナーなど、多数の人が触れる箇所は定期的にアルコール消毒薬や次亜塩素酸ナトリウムでふき取り清掃をします。

テーブル、イス、メニューブック、タッチパネル、卓上ベルは顧客の入れ替えにあわせ、アルコール消毒薬や次亜塩素酸ナトリウム、台所用洗剤(界面活性剤)を使用し、清拭します。

トイレもこまめに清掃し、ドアやレバーとった不特定多数が触れる箇所は定期的にアルコール消毒薬や次亜塩素酸ナトリウムを使用した清拭が必要です。

トイレのハンドドライヤーは使用を中止し、代わりにペーパータオルを設置をすると良いでしょう。

汚物は蓋をして流すよう、使用者へ張り紙などで注意を促すと良いでしょう。

調理設備や器具を台所洗剤(界面活性剤)で清拭し、一般的な衛生管理である作業前後の手洗いなどを徹底します。

感染対策に必要な消毒剤、不織布マスク、手袋、ペーパータオルなどの物資は、十分な量を確保しておく、または緊急時にすぐに入手できるように手配しておくと万が一の場合に冷静に対処できます。

平時から使用した分をその都度補充し、常に一定の必要量を備蓄しておくことのが理想的です。

ユニフォームや衣服はこまめに洗濯します。

食品残渣、鼻水、唾液などが付いた可能性のあるものの処理には手袋とマスクを着用し、ビニール袋などに密封して縛りマスクや手袋を脱いだ後は、手洗いを徹底すると良いでしょう。

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新型コロナウイルス感染対策として、カフェでは店舗にウイルスを持ち込ませないことがもっとも重要です。

それと同時に、3つの密を避けることや従業員と顧客の体調管理と衛生管理にも注意が必要です。

今回ご紹介したカフェの感染対策はあくまで基本的な一例です。

店舗の規模や運営スタイルを考慮した上で、自社にあった方法でコロナ対策を講じると良いでしょう。

またカフェ店舗が営業を継続するためには、感染予防のためのオペレーションの周知徹底と顧客に対しても理解と協力を仰ぐ姿勢が大切です。

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