飲食店のマスク着用は失礼か?顧客の意識変化とマスク不足の対処法

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新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、業種別に作られたガイドラインでは飲食店の従業員はマスクの着用を推奨されており、慎重な対応が求められています。

しかしこれまで飲食店をはじめとする接客業では、笑顔の見える対応が良いとされており店舗経営者は感染予防対策とこれまでの価値観の間で戸惑いが生じています。

またマスク不足により購入が難しくなっていることや新型コロナウイルスが流行する前よりも価格が高くなっており、新たな経費として経営を圧迫しています。

この記事では、飲食店スタッフがマスクを着用する重要性やマスク不足の対策などについてご紹介します。

飲食店マスクの重要性

マスク着用が求められている飲食店での業務ですが、それは「飲食店」という空間が感染拡大につながりやすいからでもあります。

マスクを着けていることにより消費者側が不快に感じるという意見もありますが、新型コロナウィルスの流行を受け、マスクへの考え方が少しずつ変化しています。

Withコロナ時代、飲食店のマスク着用は失礼か?

新型コロナウイルスが流行する前は、飲食店での接客は笑顔で元気に対応することが求められており、表情が見えなくなるマスクの着用は多くの店舗で禁止されていました。

しかし、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、このようなマスクに関する考え方が変化し始めています。

店員 マスク 着用 賛否
▲店員のマスク着用に対する世論の変化:Twitterより、口コミラボ編集部スクリーンショット

Twitter:友添 敏之 さん@pottikyotoによる投稿

現在ではマスク着用がガイドラインなどで推奨されたこともあり、否定的な意見は減少傾向にあるようです。

そして同時に、食品を扱う業界ではマスク着用などの衛生的処置が以前より強く求められている現状です。

清潔な環境を保つためにもマスクは必要

新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐためには、「清潔な環境」の維持が必須です。

特に、直接口に入れるものを扱う飲食店にとっては、徹底的な衛生管理を行う必要があります。

マスクの着用だけでなく、手洗いを徹底的に行うことでウィルスが広まるのを防ぐことができます。

マスクの着用を不快に感じる人がいるかもしれないと不安に感じる事業者も多いでしょう。

しかし万が一、自店で新型コロナウイルスの感染者が発生し店内でのマスク着用をしていないことが感染の要因となった場合、多くの批判を受けるだけでなく経営継続が難しい状況に追いやられることは想像に難くないでしょう。

また感染症対策は短期的なものではなく、数か月などの長期的な取り組みが必要なので、マスクの着用がスタンダードどして浸透していくと考えられます。

マスクに関するクレームへの対処

衛生観念に関する見方が変わったことにより、接客業でのマスク着用に否定的な考えを持つ人は減っています。

しかし「マスク着用は失礼」というクレームを受けてしまう場合も想定されます。

クレームに対する対処法としては、事前に店内の壁などに「衛生面に配慮してマスクを着用しております」「新型コロナウィルス感染予防のためにマスクを着用しております」という趣旨の掲示をしておくことが有効です。

ただし、このような掲示をする場合は、逆に店内に着けている人と着けていない人がいると違和感があるので、店内スタッフだけではなく来客者にもマスクの着用促すことが大切です。

マスク不足への対処法

マスクやアルコール消毒液など、感染拡大に伴い様々な物資の欠品が続き、中には転売を目的に買い占めが行われ、高額で出品されることもありました。

これを受けて日本政府は、国民生活安定緊急措置法を適用し、2020年3月5日からマスクの転売行為の禁止に踏み切りました。

2020年7月現在、もともとマスク製造に携わっている企業だけでなく、シャープなどの異業種企業もマスク生産に協力し、数か月前と比較すると、マスクの供給体制は安定しつつあります。

使い捨てマスクの再利用も不可能ではない

一般的な不織布マスクは、一度使ったら廃棄する必要があります。

しかし使い捨てのマスクでも、やむを得ない場合は洗浄を行い、再度利用することも可能です。

全国マスク工業会によれば、使い捨てマスクの再利用は勧めていないものの、どうしても必要な場合は中性洗剤で洗うことでもう一度使うことができるそうです。

ただし使い捨てマスクを再利用は急場をしのぐ方法であり、使用と洗浄を経て生地が劣化し、ウィルスを防ぐ効果が低下する恐れがあります。

そのため基本的には複数回の使用は避け、他の方法がないときに洗浄して再利用を行うのが良いそうです。

布マスクを洗って再利用する手順

布マスクは、不織布マスクに比べると複数回の使用にも適しています。

布マスクの正しい洗い方は、『花王 衛生科学情報』のサイトに掲載されています。手順は、以下の通りです。

  1. 標準濃度の衣料用洗剤(使用量の目安に従って洗剤を水に溶かしたもの)にマスクを10分ひたし、水道水でためすすぎをしたあと、マスクの水気をきる。
  2. 塩素系漂白剤15mlを水1Lに溶かして、マスクを10分ひたす。
  3. 水道水を用い充分にすすぐ。
  4. 清潔なタオルに挟んで水分を吸い取る。
  5. 形を整えて干す。

▲[外で使用していたマスクのケア ~マスク(布)の洗い方~]:花王 衛生科学情報

もみ洗いを避け、軽く押し洗いをしたあと、十分なすすぎを行います。

陰干しで自然乾燥し、柔軟剤の使用は避けるのがポイントです。

政府によれば、マスクは形が崩れるまで何度でも使用が可能で、一回の使用ごとに洗浄が推奨されています。

布マスクの自作

家族が2人以上の場合や、日常的に外出の機会があり多数のマスクが必要な場合は、自作の布マスクを作るという手段もあります。

マスクの素材はハンカチやTシャツなど、どの家庭でも見つけられるような素材で十分代用が可能です。

ひも部分は、使い古したストッキングを輪切りにして使用することで、伸縮性がありつつ長時間耳にかけても痛みの出ないものを作ることができます。

飲食店のマスク不足問題には、布マスクの活用が効果的

接客業従事者のマスクの着用はマナー違反、という意見もある一方で、新型コロナウィルスの感染拡大を受け人々の考え方は変化しつつあります。

特に飲食店においては、衛生的な状態を維持することが、感染拡大防止には非常に重要です。

マスク着用に関するクレームを避けるためにも、店内にマスク着用に関する掲示をあらかじめ作っておくことも有効です。

安全性を保つために必要なマスクですが、入手が困難な場合は布マスクを手作りすることも一つの手段です。

布マスクであれば洗って何度でも使用ができ、今後マスク不足が長期化した場合でも、欠品の心配をせずに過ごすことができます。

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