GoogleマップやGoogle ビジネスプロフィール（旧Googleマイビジネス）など、ローカルSEOに関連するサービスは常にアップデートが続けられています。
そこで編集部では、最新のデータやノウハウをいち早く取り上げるべく、毎週「ローカルSEOニュースまとめ」を配信しています。
今回は「ローカルSEOニュースまとめ」第70回目として、2022年4月29日から5月5日の関連トピックをお伝えします。
Googleビジネスプロフィール、非公開口コミ返信機能のテスト実施か？
Googleマップアプリのビジネスプロフィール管理画面「チャットの設定」に、「クチコミに関するメッセージを許可する」機能が追加されていることがわかりました。
機能の説明欄には、「ビジネスがクチコミにチャット経由で非公開で返信できるようにする」との記載があり、非公開で口コミに返信するような機能を想定しているものとみられます（現時点では、口コミへの返信は一般に公開されています）。
しかし、現段階では使用方法などの詳細は不明です。また、この機能はユーザーによっては表示されない場合もあり、今後の本格的な実装の可能性は不透明です。
＜参考＞
Twitter：ナカムライクウェブさん による投稿
Googleのコンテンツポリシー「詐欺的なコンテンツ」に追加の記述
Googleの「禁止および制限されているコンテンツ」に、「詐欺的なコンテンツ」として虚偽のエンゲージメント、誤情報、不実表示が追加されました。
虚偽のエンゲージメントには実体験ではないコンテンツ投稿へ報酬を支払う行為、誤情報には個人や企業、社会に大きな危害を及ぼす不正確な情報、不実表示には誤解を招く虚偽の記述が含まれます。
以上のような項目に該当する口コミ、写真、動画などが投稿された場合、削除対象となる可能性があります。
＜参考＞
Twitter：長谷川氏 @haseshout による投稿
バーチャルオフィスはビジネスプロフィールを利用できない
「Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン」に、住所だけを借りておりその場ではサービスを提供していない「バーチャルオフィス」はGoogleビジネスプロフィールを利用できない、と明記されました。
また、コワーキング スペース内のオフィスについては、わかりやすい看板が常に設置され、かつその場所で営業時間中に顧客対応できるスタッフが常駐している場合以外は登録できないとしています。
＜参考＞
Twitter：今井氏 @Imai_Hiroko の投稿
「母の日」や「父の日」、旬のキーワードを紐づけて他店と差別化を
Googleビジネスプロフィールダイアモンドプロダクトエキスパートの永山氏は、「母の日」や「父の日」など旬のキーワードを含めて投稿すると、関連付けで差別化ができるとSNSで伝えています。ローカル検索で該当キーワードが検索された場合、トップに表示され、ユーザーの注目を集めやすくなります。
＜参考＞
Twitter：永山氏 @Tak_Nag_Lug の投稿
「星1評価を消せます」悪質MEO業者の被害がSNS上で話題に
Googleビジネスプロフィールのユーザーが「星1の評価を消せますと業者から電話があった。断ると、星1評価が連続してつけられた」との被害状況をTwitterで投稿したところ、9,000件以上のリツイート、4.2万件ものいいねが寄せられました。
口コミ評価は投稿した本人しか削除できず、Googleポリシーに反しているなど例外を除き、基本的に第三者ができることはありません。また、業者側が星1の評価をつけているとみられることから、きわめて悪質な営業だと言えます。
このように、Googleマップ・マイビジネス関連ビジネスの需要が高まるとともに、これに便乗した「悪質MEO業者」の被害は増えています。
関連記事
「このままだといたずらされますよ」悪徳MEO業者、営業断られ腹いせに店舗情報を改ざん…その手口とは
＜参照＞
Twitter：チンアナゴ＠とある開業医 さん @FF1479906869 による投稿
SNSで「店を晒す」行為に疑問の声
SNSを使って集客する店舗が増える中、顧客によるSNSへの書き込み内容に関する問題も増加しています。口コミの中には虚偽や誹謗中傷も含まれるケースがあることから、SNSの是非が問われています。
具体的には、明らかに店を中傷する口コミが投稿された場合、店舗による削除請求が受け入れやすい制度をSNSに作る必要があるでしょう。
事実に反する内容が口コミとして拡散され、店側が訴訟を起こしたとしてもメリットは少ないことから、口コミ管理の仕組みにメスを入れるべきだという声もあります。
＜参照＞
AERA dot. ：SNSで「さらされた」店側の本音 店員のミス・接客への不満の投稿はどこまで許されるのか
「Apple Mapsが詳細すぎる！」海外で話題に
マンハッタン5番街のApple Mapsが詳細すぎる、と海外のユーザーが投稿したTwitter画像が話題となっています。新しくなったApple MapsはGoogleの3Dマップとは異なり、立体的なアニメーションのような画像です。アメリカやドイツ、シンガポールでこのような新Apple Maps機能が利用でき、日本ではまだ展開されていません。
＜参考＞
Twitter：Apple Tomorroによる投稿
Googleビジネスプロフィール、注目のQ＆A3選
ここでは、4月29日から5月5日の間にGoogleビジネスプロフィールのヘルプ コミュニティに投稿された質問の中で、注目したい質問と回答の内容を抜粋して解説します。
1. 検索時に出てくる「オンラインレッスン」の表示を消したい
質問
- メインサービスがオフラインであるため、検索結果で表示される「オンラインレッスン」という表示を消したいと考えています。その方法を教えてください。
回答
- 属性で「オンライン予約」にチェックが入っていれば、それを外してください。
- もし属性設定で変更できなければ、サポートチームに問い合わせをしましょう。
＜参照＞
Googleビジネスプロフィール ヘルプ コミュニティ：検索時に表示される”オンラインレッスン”の表示を消したいです。
2. 非店舗型ビジネスにおける「サービス提供地域」の設定範囲は
質問
- 非店舗型ビジネスを運営しています。全国から顧客を募りたいと考えていますが、その場合のサービス提供地域をどのように設定すればいいか教えてください。
回答
- 日本全体を提供地域と設定してしまうと、地図上では日本全体が表示され、違和感を与えてしまいます。
- また、必要以上に広範囲で設定するとガイドライン違反と判断される可能性もあるため、設定する地域はある程度絞ったうえで、投稿にて案内するのが良いと考えられます。
＜参照＞
Googleビジネスプロフィール ヘルプ コミュニティ：結婚相談所を運営しています。レンタルオフィスがありますが自社で借りている区画はなく共有スペースのみの利用ため住所の表示はできずサービス提供地域を指定する必要があるため、地域の範囲についての質問です
3. Googleの予約リンク欄に、LINEの友達登録ページに飛ぶリンクを貼りたい
質問
- Googleビジネスプロフィールの予約リンク欄に、LINEの友達登録ページを設定する方法を教えてください。
回答
- Googleの予約リンク欄には、Googleが連携中のパートナー会社のリンク以外設定できません。
- 予約URLを設定できる場所が別にもありますが、QRコードしか表示されません。LINE友達登録リンクを設定すると、スパムと見なされる可能性があるので控えましょう。
＜参照＞
Googleビジネスプロフィール ヘルプ コミュニティ：ビジネスプロフィールの予約欄にLINEの友だち登録ページに飛ぶリンクを貼りたい．
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