Google マップやGoogleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)など、ローカルSEOに関連するサービスは常にアップデートが続けられています。そこで編集部では、最新のデータやノウハウをいち早く取り上げるべく、毎週「ローカルSEOニュースまとめ」を配信しています。
今回は第48回目として、2021年11月26日から12月2日の関連トピックをお伝えします。
* ローカルSEOとは…特定の場所に関連する検索(ローカル検索)が行われた際、検索結果に表示される店舗・施設情報を最適化することで、来店や予約に結びつける施策のこと。「MEO」と呼ばれることも。
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
Googleマップ新機能
Googleマップの新機能として、混雑エリアの表示や米国の医療機関フィルタリングの2点について解説します。
1. 混雑エリアが表示されるように
Googleマップで特定エリアの混雑状況が表示されるようになりました。※Twitter上の反応を見ると、日本国内では11月初旬あたりから反映され始めたようです。
混雑エリアにどのような店舗や観光地などがあるか、まとめて閲覧できるようになっています。
特定店舗の混雑状況が時間帯別に確認できる機能もすでに実装されており、ユーザーは事前にエリアや店舗の混雑状況を確認し、密を避けながら訪問することができます。
2. 健康保険が利用できる医療機関をフィルタリングできるように(米国)
米国では、Google検索で健康保険を利用できる医療機関を探しやすくなるフィルタリング機能が搭載されました。
このフィルタリング機能では、例えば65歳以上の人を対象とした医療保険制度「メディケア」に対応している近隣の医療機関を簡単に検索できるようになっています。
また、医療機関で使われる言語の選択、医療従事者のプロフィールやサービスの最新情報の提供など、リアルタイムで正確な情報が見つけられるよう工夫されています。
<参照>
Google:Making healthcare options more accessible on Search
今週のGoogleビジネスプロフィールヘルプコミュニティ、注目のQ&A3選
ここでは、11月26日から12月2日にGoogleビジネスプロフィールに投稿された質問の中で、注目すべきQ&Aの内容を抜粋し解説します。
1. ローカルパックが表示される検索クエリ、表示されない検索クエリの違い
質問
- ローカル検索で、ローカルパックが表示される検索クエリ、されない検索クエリの違いについて教えてください。
回答
- 検索したキーワードがローカル検索にどれだけ影響が強いか、そして検索ボリュームに関係していると考えられます。キーワードが場所と関連性が弱かったり、ボリュームが少なすぎたりする場合、ローカルパックは表示されない仕組みのようです。
補足
なお、ローカルパックが表示される仕組みに関して公式発表がなく、回答者の経験則となります。
※ローカルパックとは、「レストラン」「ホテル」など何らかの「場所」を検索した際に(ローカル検索)、3つのビジネス情報と地図が表示されるものです。Googleによる公式の名称はなく、専門家などの間で呼ばれる通称です。
<参照>
Googleビジネスプロフィールヘルプ:ローカルパックが表示されるされない要因等はありますでしょうか。
2. Googleにガイドライン違反を通報した場合、相手に個人情報が渡ることはあるのか
質問
- Googleビジネスプロフィールのビジネス名がガイドライン違反となっているため、Googleにガイドライン違反を通報しようと考えています。その場合、相手にこちらの個人情報が渡ることがあるか教えてください。
回答
- ガイドライン違反を通報したとしても、相手に個人情報が渡されることはありません。また、通報自体についても相手に届くことはありません。
補足
相手に通報が知らされることはありませんが、Googleがいつどのように審査をしたかといったことも、通報した側に知らされることはありません。
<参照>
Googleビジネスプロフィールヘルプ:ガイドライン違反通報
3. 検索結果に同じ店舗の同じビジネスプロフィールが複数表示される
質問
- 同じ店舗がビジネス名を変えて2つのビジネスプロフィールを作成し、検索結果でその2件が表示されています。
- ガイドライン違反と考えられ、すでにヘルプに問い合わせはしていますが、他にできることがあれば教えてください。
回答
- Googleマップに表示された該当店舗で「情報の修正を提案」から「重複報告」を行います。
- 方法は、マップヘルプの「Google マップで「営業再開」または「閉業」のマークを付ける」を参考にしてください。
補足
ただし、看板が別であるなど、一定の条件を満たせば同じ住所でも2つのビジネスプロフィールを作成できます。判断軸は「顧客から別の店舗と認識されているかどうか」です。
<参照>
Googleビジネスプロフィールヘルプ:同じ店舗が二つのアカウントを使いGoogleマップに投稿しています。集客に影響を受ける可能性があり、対策法を教えてください。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】