Googleマップの禁止行為「keyword stuffing」とは/Googleマイビジネスの新機能紹介【ローカルSEOニュースまとめ vol.19】

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Google マップやGoogle マイビジネスなど、ローカルSEOに関連するサービスは常にアップデートが続けられています。

そこで編集部では、最新のデータやノウハウをいち早く取り上げるべく、毎週「ローカルSEOニュースまとめ」を配信しています。

今回は「ローカルSEOニュースまとめ」第19回目として、2021年5月7日から5月13日の関連トピックをお伝えします。

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Instagram地図検索がテスト中【ローカルSEOニュースまとめ vol.18】

Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!

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今週のGoogleマイビジネス新機能

ここでは、5月7日から5月13日の間に発表・発見された、Google マイビジネスの新機能について解説します。

1. Google検索とGoogleマップから飲食店のメニューが編集できるように

Google 検索とGoogle マップの検索結果から、オーナー権限を持つ飲食店メニューが編集できるようになりました。

これまで、メニューを編集するにはGoogle マイビジネスの管理画面を開く必要がありましたが、今回の更新により、飲食店オーナーはより手軽に自店のメニューを編集できるようになりました。

Google検索とGoogleマップから飲食店のメニューが編集できるように
▲Google検索とGoogleマップから飲食店のメニューが編集できるように:Google My BusinessのTwitter投稿

<参考>
Twitter:Google My Businessの投稿

2. Googleマイビジネスの管理画面にGoogleからの電話を受ける項目が追加

Google マイビジネスの管理画面に、Googleからの電話を受ける項目が追加されました。

Googleマイビジネスの管理画面にGoogleからの電話を受ける項目が追加
▲Googleからの電話を受ける項目:編集部スクリーンショット

Google マイビジネス管理画面の「情報」タブ内にGoogle がお客様のビジネスをサポートします」という欄が追加されており、その中にビジネス情報を最新に保つのに役立つ自動音声電話を受ける」「ユーザーからのリクエストの管理に役立つ電話を受ける」の2項目が設けられています。

ビジネス情報を最新に保つのに役立つ自動音声電話を受ける」のチェックを入れると、Google マイビジネスに掲載する情報を収集するための電話がかかってくるようです。

一方、ユーザーの予約リクエストを店舗に問い合わせる電話は米国限定で、日本のビジネスが「ユーザーからのリクエストの管理に役立つ電話を受ける」のチェックを入れた場合の影響については、今のところ確認できていません。

関連記事
「Googleで予約」とは?
Google マイビジネスが電話履歴を分析できるように

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ センター:Google アシスタントからの電話について

海外メディアにおけるローカルSEO関連記事解説

ここでは、ローカルSEOに関する海外メディアの記事をピックアップし、わかりやすく解説します。

Googleマップの禁止行為「keyword stuffing」によるビジネスへの影響は?

「keyword stuffing(キーワードスタッフィング)」はもともとSEO用語で、Webページのコンテンツ内にキーワードを詰め込み、検索結果で上位に上がろうとするスパム行為です。

ローカルSEOにおいては、「現在半額!」「20時まで営業中」など、ビジネス名に正式名称と異なる宣伝文句などのキーワードを記載することを指します。確かにkeyword stuffingによって検索順位が向上することもありますが、これはGoogleガイドライン違反にあたり、ビジネス プロフィールの公開停止などのペナルティを受けるおそれがあります。

その他のkeyword stuffingによる影響、リスクなどについて、専門家のColan Nielsen氏は以下のようにまとめています。

  1. 自社がガイドラインを遵守していても、競合他社が自店のビジネス名を書き換え、keyword stuffingを行う可能性がある
  2. keyword stuffingを行った場合、ブランディング上の問題が生じる(「ガイドラインに違反するような行為を行っている」という印象がつき、ユーザーからの信用が失われるため)
  3. 全事業者がkeyword stuffingを実施した場合、検索順位の向上は見込めなくなる(キーワードが多用されることで使っていることに対する希少性が薄れるため)

Googleからペナルティを受けるという可能性はもちろん、こうした理由からもGoogle マップを全ての事業者が健全な方法で運用することが望ましいといえるでしょう。

関連記事
「○○ 渋谷店」がガイドライン違反となった理由

<参考>
Search Engine Land:The real-world impact of keyword stuffing in Google My Business

今週のGoogleマイビジネスヘルプコミュニティ、注目のQ&A 4選

ここでは、5月7日から5月13日の間にGoogle マイビジネスのヘルプ コミュニティに投稿された質問の中で、注目したい質問と回答の内容を抜粋して解説します。

1. 系列店の店舗情報を一括でオーナー確認するには

質問

  • 33店舗の店舗情報を本部で管理したいと考えていますが、本部のGoogle マイビジネスで店舗情報を修正しても反映されません。
  • 店舗に確認するのではなく、本部で確認し修正する方法はありますか?

回答

  • オーナー確認ができていないのではないでしょうか。
  • もしそうであれば、10店舗以上のオーナー確認を一度に済ませる「一括確認」を行いましょう。

Google マイビジネスでは、10店舗以上の場合、ビジネス プロフィールのオーナー確認を一度に済ませる「一括確認」が利用できます。

まずスプレッドシートを作成して送信し、次に一括確認のリクエストを行います。

1. スプレッドシートの作成

  • Google マイビジネスの管理画面から「お店やサービス」タブを開きます。
  • 「ビジネス情報を追加」から「ビジネス情報をインポートする」をクリックし、「テンプレートをダウンロード」から.xslxまたは.csv形式のスプレッドシートをダウンロードします。
  • ダウンロードしたスプレッドシートに、オーナー確認したいビジネスプロフィールの情報を入力します。
  • 入力方法は、Google マイビジネス ヘルプ センターの「一括アップロード用のスプレッドシートを作成する」に記載されています。
  • スプレッドシートが完成したら、先ほどの「ビジネス情報をインポートする」から「ファイルを選択」をクリックし、作成したスプレッドシートを送信します。

2. 一括確認のリクエスト

  • 同じく、Google マイビジネスの管理画面から「お店やサービス」タブを開きます。
  • ビジネスプロフィール欄の「オーナー確認を行う」をクリックし、「チェーン」をクリックします。
  • 確認フォームに必要な情報を記載して送信すると、Googleの審査を経てオーナー確認が完了します。

関連記事
Googleマイビジネスに複数店舗を一括登録する方法

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:系列店の情報を一括で管理したい ビジネスに表示されている店舗に追加したい

 2. 口コミ投稿時に表示される「どのサービスが実施されていましたか?」という質問の選択肢が、自店のサービスと合わない

質問

  • 口コミを投稿する際に「どのサービスが実施されていましたか?」という質問が表示されますが、当店で提供しているサービスが選択肢に存在しません。
  • 当店で提供しているサービスを選択肢に追加することはできますか?

回答

  • この質問はGoogleが自動で作成したものです。事業者が選択肢を編集することはできません。

Googleに口コミを投稿する際には「どのサービスが実施されていましたか?」という質問が表示されることがあります。

この質問はGoogleが自動で作成したものであるため、選択肢に自店のサービスが含まれていなかったとしても、事業者が選択肢を編集することはできません。

※なお、必ず反映されるものではありませんが、Google マイビジネスの「サポート」からフィードバックを送信すると、Googleに要望が届きます。

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:口コミのカテゴリについて

3. Googleマイビジネスのインサイトの数値には、ビジネスオーナーの行動も含まれるのか

質問

  • Google マイビジネスの「インサイト」タブに表示される表示回数や閲覧数などの数値は、ビジネスオーナーの行動も含まれるのでしょうか。

回答

  • Googleはこのことについて言及していませんが、基本的にはビジネスオーナーの行動も含まれると思われます。
  • しかしほとんどのビジネスでは、ビジネスオーナーの行動により加算された数値は微々たるものであるため、誤差の範囲として考えてよいでしょう。

Google マイビジネスのインサイトでは、Google 検索やGoogle マップでの表示回数、写真の表示回数などがわかります。

これらの数値には、ビジネスオーナー自らの行動も含まれるようです。

ただしほとんどのビジネスではビジネスオーナー以外のユーザー行動が大多数を占めるため、ビジネスオーナーの行動により増えた分の数値は、誤差の範囲として解釈してもよいだろうということです。

関連記事
Googleマイビジネスのインサイトで確認できる情報は?

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:マイビジネスで表示される「閲覧数」「検索数」「表示回数」などは自分(オーナー)のアカウントで表示されたものもカウントされますか?

4. 開業する前のビジネスはどの時点で掲載されるのか

質問

  • 開業する前のビジネスをGoogle 検索やGoogle マップに表示させたいです。
  • Google 検索やGoogle マップにビジネスが掲載されるのは、ビジネスプロフィールを追加した時点からでしょうか。それとも、オーナー確認を終えた後でしょうか。

回答

  • Google 検索やGoogle マップに表示されるのは、基本的にオーナー確認が完了した後です(ユーザーが登録した場合などを除く)。
  • 開業していないビジネスの場合、オーナー確認の前に開業予定日を設定しておかないと、「営業中」と表示されてしまいますので気をつけましょう。

開業前にビジネスプロフィールを作成する際には、オーナー確認を求められたら「後で確認する」を選択し、先に開業日を設定しましょう。

Google マップに表示されるのは基本的にオーナー確認が完了した後なので、いったんオーナー確認をスキップして先に開業日を設定すれば、「営業中」と表示されてしまうのを防げます。

関連記事
Google マイビジネスに開業前に登録する方法

<参考>
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:開業する前にビジネスを追加する件について


【関連リンク】

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口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】


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「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】

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