ローカルSEO(MEO)の一環としてのGoogleストリートビュー|集客のために知っておきたい代理店の選び方

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初めて訪ねる店に対しては誰しも期待がある反面、「期待していたような店ではなかったら?」という不安がつきまといます。

そうした不安を持った消費者に安心感を与え、さらにはGoogleが提供する各種ビジネスツールとの相性の良さで注目を集めているのがGoogle ストリートビューです。

本記事では、Google ストリートビューの仕組みや導入のメリット、撮影の代理店を選ぶ際の注意点などについて詳しく解説します。

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Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
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Google ストリートビューとは

Google ストリートビューは、世界中を、まるでそこを実際に歩いているかのような体験がインターネット上でできる機能です。たとえば「凱旋門」を検索すれば、凱旋門やその周辺の写真が表示され、カーソルを動かすことで探索が楽しめます。

Google ストリートビューは誕生から進化を続けており、現在はさまざまな場面で活用できます。ここでは、現在のGoogle ストリートビューの基本機能について詳しく紹介します。

Google ストリートビューの基本情報

Googleストリートビューは、GoogleマップおよびGoogle Earthにおいて、マップで指定した場所の全周をパノラマ画像で見渡せる機能です。2007年よりGoogle社が提供しており、世界中どこでも任意の場所を指定してその場所を360度見渡せます。実際にそこを歩いているようなバーチャルリアリティ(VR)体験が可能です。

2010年からは屋外の街並みだけではなく、店舗の内部を探索するバーチャルリアリティ(VR)体験ができる「おみせフォト」の提供が始まりました。「おみせフォト」はその後「インドアビュー」に名称が変更され、2015年からは「Google ストリートビュー」に内包される形で存在しています。

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Google ストリートビューの相場

インドアビューは最終的に360度見渡せるように仕上げるため、パノラマ撮影が必要です。登録を希望する場合、店舗は撮影を代理店に依頼します。

料金設定は会社ごとに異なりますが、撮影ポイント(枚数)数に応じて料金が変動する場合が多く、それ以外にはポイント数に関係なく店舗単位や、撮影する面積単位で料金を決めている代理店もあります。

委託料の目安は以下のようになります。

  • 個人経営の小規模店舗: 8万~10万円
  • 中規模の店舗: 13万円前後
  • 2階建ての店舗(幼稚園や福祉施設など): 20万円前後

※料金はいずれも契約料と撮影料

Google ストリートビューに掲載するためには、撮影は最低でも3ポイント分必要です。

Google ストリートビューの代理店を選ぶポイント

経費を払って撮影を依頼する以上、技術が確かで見栄え良く撮影してくれる代理店に依頼したいものです。

インドアビュー用の撮影を請け負う代理店の中から、どういった基準で代理店選びをすればよいのかを解説します。

Googleからのお墨付きがあるかどうか

Googleでは、Googleストリートビューの撮影実績を積んだフォトグラファーに対して、Google認定フォトグラファー」認定を行なっています。

認定フォトグラファーであるか否かの目印ですが、この認定はGoogle アカウントに紐づけされているので、アカウント画像横に認定マークがついています。そのためインドアビュー用の撮影を代理店に依頼するときには、この認定マークの有無が目安のひとつになります。

そしてGoogleストリートビューでは、自店舗付近の代理店がリストアップされるので、そちらを参考に代理店を選定する方法もあります。 認定代理店の中から候補を絞り込んだら、その代理店が撮影した過去の撮影事例や撮影資材などを直接確認してから決めるとよいでしょう。

こんなストリートビュー営業に注意

Googleストリートビューの撮影をめぐっては、無料で撮影を謳って営業の電話などをかけてくる会社が散見されます。ところが、無料の代わりに全く関係のないものを有料でセット契約しなければならないなど怪しいものも多く、こうした勧誘には注意が必要です。

もしこうした勧誘電話で相手が「Googleから派遣」等の表現を用いる場合には、まずは疑ってかかると安全です。

Googleは個別の店舗や施設に対してGoogle ストリートビューの撮影を行うことはなく、したがってGoogleが撮影契約のための営業電話をかけることはないためです。

Google ストリートビュー撮影ポイントの選び方

Google ストリートビューの撮影ノウハウは代理店が持っていますが、実際に店舗の魅力を知り尽くしているのは店舗側だけであり、撮影を依頼する際には自店舗の中で最もアピールしたいスポットやポイントがきれいに写るように依頼します。

飲食店では看板、病院では診察室や待合室を撮影するのが一般的ですが、小規模のサロンや個人経営の店舗ではあえてスタッフの顔を写し込むことも、利用を検討しているユーザーにとって大きな安心材料のひとつになります。

Google ストリートビュー導入のメリットは?

Google ストリートビューを導入すると、集客アップにつながるだけではなく、ローカルSEOMEO)にもよい影響があるなどさまざまなメリットがあると指摘されています。

そこでどのようなメリットがあるのかについて、具体的に解説します。

1. 事前に雰囲気を知ることでユーザーの安心感につながる

インターネットで文字だけの情報を確認しても、実際に足を運んで見たら想像していた雰囲気とは全く違ったという経験をしている人は少なくありません。

静岡の女性向けメディア「womo」が行った「行ったことのないお店に関するユーザーアンケート調査」によると、「初めての店に不安を感じると」回答した人の割合は77%以上になっています。

さらに最近では新型コロナウイルス対策の視点から、できれば換気の状況なども事前に確認したいと思っているユーザーは以前より増加しています。

ホットペッパーグルメ外食総研」は2020年7月に、緊急事態宣言解除後の外食実態を調査したアンケート結果を発表しました。

これによると、今後の店選びのポイントとして男女ともに「席の間隔が空いているか」(男性43.6%、女性64.4%)、「きちんと換気がされているか」(男性37.3%、女性62.3%)、「店内の消毒が定期的にされているか」(男性37.1%、女性57.0%)といった点を挙げています。

そのため、事前にストリートビューで店の周囲の雰囲気から店内の様子までをしっかりチェックしてイメージをきちんと視覚で確認できれば、ユーザーの安心感につながります。

店舗情報(リスティング)に写真とGoogle ストリートビューの両方が入っていると、ユーザーの興味を引く確率が2倍になるとGoogleは発表しています。集客アップだけではなく、ローカルSEOMEO)にもつながります。

<参照>
ホットペッパーグルメ外食総研:緊急事態宣言解除後の外食実態調査
しずおかオンライン:「行ったことのないお店」に関する意識調査結果 “不安”の払拭が新規誘客のカギ!
Google マップ:Google マップで自社に注目を集める

2. コストは撮影料金のみ発生する

これまで説明してきたように、Google ストリートビューに掲載するためには専用の写真を撮影してGoogle ストリートビュー用に加工して掲載登録をする必要があり、代理店に撮影を依頼するため費用がかかります。

しかし、かかる費用はその撮影料金のみで、掲載登録費やその後の維持費などは一切かかりません。

つまり初期費用だけであとはずっとGoogleに掲載され続け、自店舗の広告、集客、そしてローカルSEO対策にも効果を発揮します。

3. 公式サイトやブログ、SNSを使ってアピールできる

Google ストリートビューに登録すると、Google ストリートビュー経由、そしてGoogle ストリートビューの情報が反映されるGoogleマイビジネス経由とユーザーの流入アプローチが複数持てるようになり、ユーザーに自店舗の情報が届く確率が高まります。

さらにGoogle ストリートビューに掲載されたデータは、自社のサイトに埋め込むことができます。そのため自社の公式サイトに情報を埋め込むことでデザイン性や情報の精度を向上させることでき、顧客のホームページでの滞在時間を上げられ、来店の動機づけにつながります。

現在は新型コロナウイルスの影響でインバウンド需要がなくなっていますが、人々の交流が再開した際には国境を超えてアピールできるツールとして、インバウンド需要を喚起する効果も見込めます。

Google ストリートビュー導入のデメリットとは?

これまで紹介してきたように、Google ストリートビューの導入にはさまざまなメリットがあります。しかしユーザーが詳しい情報を視覚的に得ることができる分、場合によっては導入したことが逆にマイナスになってしまう場合があります。

そこでここでは、Google ストリートビュー導入のデメリットについて解説していきます。

ユーザーに満足してもらえないGoogle ストリートビューはブランドのイメージが低下する原因になる

たとえばデリバリーサービスを依頼するために店舗メニュー写真を見たとき、写りが悪いと美味しそうには思えず、どうしても注文をためらってしまいます。

ストリートビューに掲載した画像が低品質だったり、たとえ高品質であってもユーザーの知りたいポイントを外した期待はずれのものであったりした場合にも同様の結果が起こりえます。

「雰囲気が暗そうな店だ」「必要な情報を掲載していない店だ」というネガティブなイメージをユーザーに与えてしまい、ストリートビューに掲載したことでかえってユーザーの好感度が下がり、集客減につながってしまうリスクがあります。

そうしたリスクを回避するためには、実績豊富な代理店選びが鍵となります。

成果が見えにくい

Googleマイビジネスに登録すると、ユーザーがのインターネット上での検索記録などが分析できるようになります。

ただしGoogle ストリートビューの場合、結果として集客に成功した場合でも、リスティング情報の一部として目に留めた結果なのかGoogle ストリートビュー単独の効果なのかの見極めが難しいのが実状です。

そのため撮影料を払って登録をしても、本当に払った効果に見合った効果があったのかを正確に把握しづらいというデメリットがあります。

今こそストリートビューを活用したローカルSEO対策を

スマートフィンの普及によりローカル検索を利用する人口が増えていることもあり、今やインターネットを活用した集客は店舗マーケティング戦略上必要不可欠な存在です。

現在インターネットから発信できる場は、自社サイトだけではなく、Googleが提供する各種サービスやそのほかプラットフォームが存在しています。

初期投資だけでランニングコストがかからない点、Googleが提供している各種サービスとの連携で集客だけではなくローカルSEO対策にもなる点、そして将来的にはインバウンドの需要喚起にもつながる点などから、Google ストリートビューはその中でも積極的に選択肢に加えたいツールといえます。

Google ストリートビューを用いる際には、代理店を活用して高品質なインドアビューを撮る、ユーザーが求める情報を視覚的に届けることを意識するとよいでしょう。

口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】


MEOに関わるサービス「Googleマップ」「Googleビジネスプロフィール」や、各種地図アプリ・口コミサイトは日々更新を続けており、その全容を把握するのは難しくなっています。

そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。

本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。

※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】

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