Googleマイビジネスに店舗を登録できない場合、すでに管理者がいる、一部ガイドラインの違反している、といったような原因が考えられます。
本記事では、こうしたオーナー確認が上手くいかない7つの原因と、その対処法を解説します。
※一般的なオーナー確認の手順については、「【保存版】簡単にわかる「Googleマイビジネス」登録方法 ステップ別解説」の記事で詳しく解説しています。
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了しました。
Googleマイビジネスのオーナー確認ができない!考えられる7つの原因
以下では、オーナー確認ができない原因として考えられるものを、7つ紹介します。
1. 手続きの途中で情報を変更してしまった
オーナー確認の手続きの途中でビジネス名や住所、カテゴリを編集してしまうと、その後の確認コード入力でエラーとなってしまうようです。
その場合は新たにハガキによるオーナー確認をリクエストします。それでも問題が生じた場合は以下の問い合わせフォームからサポートに問い合わせるしょう。
2. ハガキが届かない/電話がかかってこない
Google マイビジネスの疑問について利用者同士で疑問を解決する「Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ」では、ハガキが届かないという相談も寄せられています。
通常14日以内に届くといわれていますが、遅れることもあるようです。あまりにも遅れているという場合はサポートに問い合わせます。
ただしGoogle マイビジネス ヘルプには、「ハガキが届くまでは新しいコードをリクエストしたり、ビジネスの名前、住所、カテゴリを編集したりしないでください」と記載されています。届かないことで不安になり、何度もハガキをリクエストすると、エラーが発生してしまうと考えられます。
なお、オーナー確認を電話など他の方法で申請した場合も、電話がかかってこないといったトラブルが起こることがあります。回線によっては国際電話に対応していないなどの理由で着信できないこともあるため、ハガキでのオーナー確認に切り替えると良いでしょう。
3. 確認コードを入力する画面が表示されない
オーナー確認では、Googleから郵送されたハガキに記載されている確認コードを入力する必要があります(※一部電話やメールなどでもオーナー確認が可能な場合があります)。
しかし、入力しようとGoogle マイビジネスの画面を開いても、「確認コードの入力」が表示されないという事例も報告されています。
この場合も再度ハガキをリクエストするか、サポートに問い合わせることでオーナー確認ができます。
4. すでに管理者がいる
オーナー確認を行おうとした際、「このリスティングはオーナー確認が完了しています」などと表示される場合があります。
これは自分以外にオーナーがいる状態のため、「管理者権限のリクエスト」を行う必要があります。リクエストの流れは以下の通りです。
- 「アクセスに関するをリクエスト」をクリック
- フォームに情報を入力し、送信
- 現在のオーナーに、リクエストを承認するかどうか尋ねるメールが届く
自分には確認メールが届く - オーナーがリクエストを承認した場合:メールで通知され、Google マイビジネスを管理できるようになる
オーナーがリクエストを拒否した場合:メールで通知される。拒否されたリクエストに対して異議の申し立てができる場合もある
返信がない場合:最大7日経過後、手順3で届いた確認メールからオーナー確認ができる
なお、自分のアカウントですでに他のビジネスを管理していると、管理者権限のリクエストが機能しないことがあるようです。その場合は一度新規のアカウントでオーナー権限をリクエストし、承認されたら元のアカウントに権限を移行するといった手順が有効だと考えられます。
また、すでにオーナーであっても、何らかの原因で他のユーザーにオーナー権限が移り、アクセスが制限されることがあるようです。その場合も同様の手順でアクセス権限をリクエストします。
5. Googleマイビジネスに登録できない業種だった
Google マイビジネスに登録できない業種もあります。
基本的には、顧客に直接対応するお店やサービスであることが条件となっています。無人であってもATMやビデオレンタル店などは許可されますが、不動産物件などは許可されません。
自分の業種が登録できるものなのか、以下のガイドラインを見ても判断できない場合はサポートに連絡して確認すると良いでしょう。
6. ビジネス情報の一部がガイドラインに違反している
ビジネス情報の一部がGoogleのガイドラインに違反していると、オーナー確認ができない場合があるようです。
よくあるガイドライン違反の例としては、「ビジネス名に宣伝文句や地名などが含まれている」「ビジネスの説明に不適切な文言が含まれている」などがあります。
ビジネス情報がガイドラインに準拠しているか確認し、再度ハガキをリクエストすると良いでしょう。
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7. 管理している店舗の一部がガイドラインに違反している
これは、株式会社mov(口コミラボ運営会社)がGoogle マイビジネス運用にかかわる中で確認した事例です。
ある店舗をGoogle マイビジネスに登録するべくオーナー確認を行ったところ、ハガキに記載されていた正しい確認コードを入力したにもかかわらず「コードが正しくありません」「繰り返しの回数が上限に達しました」と表示されたということでした。
※通常は確認コードを6回まで入力できるようになっています。
これについてGoogleのサポートに問い合わせたところ、「同じアカウントで管理しているビジネスのうち、1つがガイドライン違反により停止されていたため、それを管理しているアカウントによる確認コード入力も拒否した」という回答がありました。
特に複数のビジネスを管理している場合は、ビジネスが停止されたら早急に対応した方が良いでしょう。
<参考>
Google マイビジネス ヘルプ:ハガキによるオーナー確認
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:オーナー確認のハガキが届かない
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:オーナー確認のハガキが届きましたが、コードを入力する画面にたどり着けません。
Google マイビジネス ヘルプ:ビジネス プロフィールのオーナー権限をリクエストする
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:アクセス権が制限されており、リクエストしても返答がありません。
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:Googleマイビジネス オーナー確認ができない
Google マイビジネス ヘルプ:Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン
Google マイビジネス ヘルプ コミュニティ:オーナー確認がエラーの修正が必要との事で完了しない。