飲食店のFacebook活用事例3選|3つの投稿のコツを紹介

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飲食店でFacebook(フェイスブック)を活用し、集客を行っている店舗も多いでしょう。

しかしなぜかうまくいかない、どういった活用方法があるのかわからないと悩む事業者も多いのではないでしょうか。

この記事では、具体的なFacebook活用事例を交えながら飲食店における効果的なFacebook活用方法を紹介します。

※2021年1月、Facebookページへの「いいね!」ボタンの削除が発表されました。今後フォロー機能のみが残り、ページのファンはフォロワー数として表示されます。「いいね!」はフォローに自動的に置き換えられることになっています(2021年1月28日追記)

店舗や企業用のFacebookページ

Facebookのアカウント登録には、個人用と法人用の2つの種類があり、その内法人用のアカウントが「Facebookページ」です。

Facebookページでは、下記のような機能があります。

1. アクセス解析ができる

Facebookページには、インサイトというアナリティクス機能がついています。このアナリティクス機能を活用すると、投稿がどれくらいの人にリーチし、「いいね!」を押してもらえたかを具体的な数字として把握することが可能になり、マーケティング戦略上貴重な情報となります。

2. 複数人でページの管理ができる

個人ページは、基本的にログイン情報を知っている管理者本人しか運営に参加できません。

一方Facebookページの場合は、管理者として指定された人が誰でも運営できるので、複数人での運営が可能です。

さらに管理者の権限も複数選択でき、企業のマーケテイングの部署や店舗の従業員など複数名で管理したいときに便利です。

3. 広告が出せる

Facebookページの場合、投稿した内容をFacebook広告(有料)として出稿できます。

Facebookページのメリット・デメリット

Facebookページの最大のメリットは、無料で開設、運用ができる点です。またFacebookページは、投稿内容がユーザーを通じて広がっていく「拡散力」の強さも大きなメリットの1つです。

たとえばチラシをポスティングした場合、その中身が拡散されるのはそのチラシを手にした本人と、仮にその人が口コミで広げたとしても周囲のわずかな人に留まります。

しかしFacebookには「いいね!」「コメント」「シェア」といった情報の拡散機能が付けられているため、管理者サイトが策を施さなくても、ユーザーが拡散してくれる仕組みになっています。

Facebook運用のデメリットは、続けることの難しさです。Facebookに限らず、SNSやインターネット媒体の情報は常に「最新」であることが求められる傾向があります。

そのため一度Facebookページを開設したら、継続的に、できる限り頻度も高く投稿し続ける必要があります。

Facebookを使った効果的な集客方法とは?メリット・コツ・広告を解説

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Facebookで口コミを集める方法

FacebookやTwitter、Instagramなど世界中で日々利用されているSNSは、多くの企業がビジネスにも活用するツールです。SNSにはそれぞれ異なる特徴があり、投稿内容やコミュニケーションの取り方も違います。世界最大のSNSといわれるFacebookをビジネスで使用するためには、その機能やほかSNSとの違い、メリットを事前に知っておくことより効率的に良質な口コミを集めることができるでしょう。今回は、Facebookのビジネス活用のなかでも、集客と売り上げを左右する口コミの集め方...

Facebookを利用した飲食店の集客事例3選

実際に運営されているFacebookページの中から、ユーザー人気の高いページを参考に、Facebookを利用した飲食店の集客事例を紹介します。

事例1. 祢保希(ねぼけ)

1917年(大正6年)創業の土佐料理発祥の店で、現在東京都内に5店舗、姉妹店「土佐料理 司」を大阪に2店舗、高知に2店舗展開している「祢保希(ねぼけ)」です。2020年10月1日現在、9,488人から「いいね!」をもらい、8,915人にフォローされています。

祢保希のFacebookページでは、写真のクオリティーの高さが人気のポイントだと考えられます。特に飲食店の場合、写真を見てユーザーにいかに「おいしそう」「食べてみたい」と思わせるのかが大きなポイントになります。

スマートフォンで誰でも手軽に写真が撮れる時代ですが、だからこそクオリティーの高い写真をアップすれば、他店との差別化が図れます。またユーザーが求める情報にタイムリーに投稿している点も人気の秘訣でしょう。

新型コロナウイルスの感染拡大により、ユーザーが飲食店を選ぶ際、感染症対策の徹底をしているかが一つのポイントとなります。祢保希のFacebookページでは、自店の取り組みをわかりやすく写真を交えて説明しており、ユーザーが求める情報をわかりやすく伝える工夫がされています。

事例2. andi

2例目に紹介するのは、世田谷区・砧にあるベトナムのサンドイッチ「パインミー」の専門店「andi」のFacebookページです。2020年10月1日時点で1,027人が「いいね!」し、1,055人がフォローしています。

こちらの投稿では、投稿文章が特徴的です。Facebookページへの投稿では、「今日からこんなメニューを始めました」など、こちらが伝えたい情報だけを単文で載せるだけになりがちです。

ところがandiの投稿は季節の挨拶から始まり、まるで友だちに語りかけるように親しみのある文章の中に、伝えたい情報をしっかりと織り込んでいます。

そしてコメントに対してはきちんと返信しており、店のファンを作るというコンセプトが明確なページ作りになっています。

事例3. 寿司みなと

3例目は、鳥取県米子市にある回転寿司店「寿司みなと」です。2020年10月1日現在2,807人の「いいね!」、2,831人のフォローを獲得しています。

こちらのFacebookページは投稿に対するユーザーの反応が高い点が特徴で、その人気の秘密となっているのが、板前さんのキャラクターを前面に立てている点です。さらにコメントに対する返信もユーモアを交えたものになっており、親近感が湧くつくりになっています。

また動画も効果的に取り入れており、素材の新鮮さや料理の美味しさを引き立たせ、思わず1度足を運んでみたいと思わせるページ作りに成功しています。

Facebook投稿のコツ3つ

ご紹介した事例なども踏まえ、どのような投稿をすれば集客につながるのか、3つのポイントをご紹介します。

コツ1. 新規顧客が見てもわかる内容にする

飲食店のFacebookページの場合、開設当初はどうしても知り合いや常連さんが閲覧者の中心になりがちです。そのためつい情報や体験を共有しているものだけが楽しめる、いわゆる「身内ウケ」的な投稿に走りがちですが、そうした内容の投稿は初めて閲覧した人には響かず、むしろ敬遠されてしまう傾向があります。

投稿する場合は、ダイレクトに反応を示してくれる知り合い向けではなく、あくまで店のことを知らない人が読んで興味を持ってくれる内容にするように心がける必要があります。

また1つの投稿にあまりに情報が詰め込まれていると、読み手には逆に印象が残りません。1つの投稿につき、情報は1つに絞り込むことも意識すると良いでしょう。

コツ2. 更新頻度はできるだけ多くする

Facebookページに限らず、他のSNSやホームページも同様ですが、更新頻度を出来るだけ多くした方が閲覧者が増え、検索エンジンでも上位に表示される可能性が高くなります。

ただし、投稿を多くしようとあまり無理をすると「投稿疲れ」となり、更新情報を受け取るユーザー側も負担に感じたりすることもあるので、まずは1日1度程度の更新を目標に取り組むと良いでしょう。

コツ3. コメントには返信する

Facebookのトップ画面(ニュースフィード)に表示される方法には、2つの要素があるとされています。

方法のうちの1つが、最新の投稿からユーザーに表示される最新情報で、更新頻度が高い方がユーザーの目にとまりやすい原因も、この表示方法のためです。

そしてもう1つの方法が「ハイライト」と呼ばれるもので、これはFacebook独自のアルゴリズムを用いて「エッジランク」と呼ばれるスコアが高い投稿から順に表示されていくというものです。

エッジランクは、親密度、重み、経過時間という3つの要素を掛け合わせて算出されるアルゴリズムです。この中で親密度を高めるために効果があるとされる方法の1つが、ユーザーが付けてくれたコメントへの返信となっています。さらにコメントに対して返信をすることはユーザーとの大事なコミュニケーションにもなり、店のファンを増やす大切な要素になります。

自店舗の特徴にあった投稿を

Facebookは基本的に実名登録制で、ユーザー同士が「友だち」として結びついている特徴があり、SNSの中でもユーザーとのリアルなつながりを楽しむい傾向があります。

そのためFacebookページを作ってビジネスの中で活用する際も、単純に広告媒体として捉えるのではなく、顧客とのコミュニケーションツールとして活用するという視点も欠かすことはできません。

Facebookページは無料で設置でき、基本的なランニングコストもかかりませんが、投稿内容を充実させて集客に結びつけるための工夫が必要です。

そのにはターゲットを明確にし、ユーザーのニーズに合った投稿をこまめに行う必要があります。その管理者としての熱意がユーザーに響くことで「いいね!」や「シェア」を生み出し、Facebookの強みである情報拡散力を最大限に活かせるページ作りにつながります。

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