Google マップやGoogleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)など、ローカルSEOに関連するサービスは常にアップデートが続けられています。
そこで編集部では、最新のデータやノウハウをいち早く取り上げるべく、毎週「ローカルSEOニュースまとめ」を配信しています。
今回は第42回目として、2021年10月15日から10月21日の関連トピックをお伝えします。
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
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ローカルSEOニュースまとめ vol.41
* ローカルSEOとは…特定の場所に関連する検索(ローカル検索)が行われた際、検索結果に表示される店舗・施設情報を最適化することで、来店や予約に結びつける施策のこと。「MEO」と呼ばれることも。
※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
ローカルパックに新しい表示「経営者が女性のビジネス」に紫のハート
Googleは、女性がメインに経営するビジネスには検索結果で紫色のハートマークを表示させるテストをしています。例えば、女性が経営する女性向けブティックストアのビジネス情報が表示される際、紫色のハートマークが出る仕様となりました。
2018年以降、ローカル検索では女性のアイコンを表示させていましたが、紫色のハートに置き換わったようです。
また、ローカルパックの情報から写真を見るためにスクロールすると、紫色のハートマークが元の女性アイコンに戻るという現象が起こることが複数報告されています。
<参照>
Search Engine ROUNDTABLE:Google Local Tests Purple Heart Label For Women Led Businesses
Googleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)新機能:投稿画面に「投稿ボタン」が登場
Googleビジネスプロフィールの投稿ページをパソコンから開くと、上の画像右下に赤枠で囲った青色の「投稿ボタン」が表示されます。
投稿ボタンをクリックすると、「投稿を作成」画面が表示されて「COVID-19の最新情報」を含む最新コンテンツを投稿できるようになりました。
Googleビジネスプロフィールプラチナプロダクトエキスパートの永友氏は、Twitterの投稿を通じ、以前は存在した「COVID-19」の投稿タブが今はなくなったものの、「投稿を作成する」から公開できるようになったことを伝えています。
Googleビジネスプロフィールの運用者は新型コロナウイルスに関する店舗の取り組みについて情報発信をしたい場合、ここからユーザーに知らせることができます。
<参照>
Twitter:永友一朗氏の投稿
Googleマップでは、口コミを編集すると「役に立った」の数がリセットされる
Googleマップではユーザーが投稿した口コミに対し、別のユーザーが「いいね」の代わりに「役に立った」ボタンを押すことができます。
「役に立った」の数はその口コミの有効性を判断したり、別のユーザーが来店するか決める材料になったりしますが、投稿したユーザーが口コミを編集すると、これまでにつけられた「役に立った」の数がリセットされることを、前述の永友氏がTwitterで紹介しました。
投稿ユーザーは一度投稿した口コミを全く違う内容に変更することも可能ですが、「役に立った」の数は、正しく口コミ内容を評価するものとなっていることが確認されたといえるでしょう。
<参考>
Twitter:永友一朗氏の投稿
今週のGoogleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)ヘルプコミュニティ、注目のQ&A3選
ここでは、10月15日から10月21日の間にGoogle マイビジネスのヘルプ コミュニティに投稿された質問の中で、注目したい質問と回答の内容を抜粋して解説します。
1. 観光案内所の「属性」、災害時に訪日外国人に情報を案内したい
質問
- 観光案内所として災害時に訪日外国人へ向けて、防災情報を案内したいと考えています。
- Googleマイビジネスの属性に「防災関連情報(海外客向けにはDisaster prevention information)」と表記できますか。
回答
- Googleマイビジネスの属性に「防災関連情報」の項目はありません。防災情報を発信していることに気づいてもらうためには、投稿で最新情報を発信するか、ビジネスの「説明」欄にそのような情報を扱っていることを明記する方法があります。
- そのほかにも、「マイマップ」「マップリスト」の機能を使えば、物資の配布場所の一覧表示やリスト作成が可能です。ただし、マイマップはピンの立っていない場所を表示させることはできず、マップリストは一覧で見るには向かないといった特徴があります。
補足
Googleマイビジネスの投稿機能を利用し投稿した文章は、ユーザーが設定する言語に自動翻訳されません。そのため、訪日外国人向けの言語(英語など)を併記して投稿するとよいでしょう。
<参照>
Googleビジネスプロフィールヘルプ:属性について質問です
関連記事
Googleマップの「リスト」と「マイマップ」の違い、徹底解説!つかいやすいのはどちら?
2. 肛門外科の「肛門」という単語がガイドライン違反とみなされ投稿できない
質問
- 肛門外科クリニックのGoogleマイビジネスの投稿が頻繁にガイドライン違反として削除されています。
- 「肛門」という単語が違反と判断されているのか教えてください。
回答
- 「肛門外科」という単語が、不適切または禁止コンテンツだと判断されている可能性があります。
- 管理画面のサポートからフィードバックをして、Googleに報告することをおすすめします。
補足
Googleによる投稿コンテンツの審査システムは、業種業態を問わず問題点が多く見られます。Googleから返信はなくてもフィードバックは届いているため、報告することが大切です。
<参照>
Googleビジネスプロフィールヘルプ:肛門外科のクリニックを運用してる医院の投稿がいつも不適切認定されます。
3. 女性専用整体院に投稿される男性からの評価、口コミを削除したい
質問回答
- 星のみの投稿は、削除依頼を出しても削除されないことが多く見られます。また、偽名で男性のふりをしたユーザーである可能性もあります。
- 返信機能を活用しましょう。「こちらは女性専用の整体院で、男性の方はご利用いただけません。間違えていませんか?」と書き込むことで、ほかのユーザーに誤解されることを防ぎ、正しい情報を伝えることができます。
補足
オーナー返信をつけ、本来ならありえない評価であることを指摘することで、投稿主が口コミを削除するケースも見られます。
<参照>
Googleビジネスプロフィールヘルプ:女性専用の整体院をやっており、利用したことのない男性からの星だけの評価を消したいです。 削除依頼しましたが、理由を入力するフォームが無くポリシー違反にはならないため削除対象にはならないとの返信でした
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
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本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
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