客室稼働率、コロナ禍初の50%超え / 西九州新幹線開業【宿泊・観光業界まとめ 2022年9月】

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毎月宿泊・観光業界の動向をまとめている「宿泊・観光業界動向まとめ」2022年9月版です。

今月は訪日観光客向けに「添乗員なしツアー」が解禁されたり、「個人旅行」が解禁されることが発表されたりと、インバウンド回復に向けてさらなる動きがありました。

さらに客室稼働率がコロナ禍初の50%超えとなったことや、西九州新幹線の開業など、宿泊・観光業界にとって明るいニュースが続いています。

この記事では「宿泊業界まとめ 2022年9月」の資料の一部を紹介します。全編は以下のダウンロードリンクから見ることができますので、ぜひご覧ください!

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西九州新幹線開業、長崎観光に追い風


JR九州は9月23日、西九州新幹線(武雄温泉駅~長崎駅間)の開業を記念する開業記念式典・出発式を開催しました。

西九州新幹線は九州新幹線西九州ルート(福岡市・長崎市間)のうち、武雄温泉・長崎間を結ぶ路線名称です。 西九州地区と福岡・中国・関西地区との更なる交流拡大や既に開業した鹿児島ルートとの連携によって、西九州地区の振興と発展、九州地域全体の交通インフラ整備が期待されます。

新幹線開業が長崎や佐賀の地域観光の追い風となるのか、今後の動きに注目です。

<参照>
JR九州:ニュースリリース 西九州新幹線 開業記念式典・出発式の実施について

客室稼働率50%超え、コロナ後初


観光庁が発表した「宿泊旅行統計調査(令和4年8月分)」によると、客室の利用割合を示す「稼働率」が全国平均で50.1%を超えたことがわかりました。

稼働率が速報値で50%を上回るのは、新型コロナ感染症の影響で宿泊者が大幅に減った時期である2020年3月以降初めてです。 3年ぶりに夏休みやお盆休みの期間に行動制限がなかったことや、「県民割」が宿泊需要を喚起したことが主な要因とみられます。

また、2022年8月に国内の宿泊施設に宿泊した人数は、延べ4672万人で、前年同月よりも49.3%増加しており、宿泊施設の利用が徐々に回復していることがわかります。

10月11日から始まる「全国旅行支援」が全国の宿泊施設にどのような影響を与えるのか、今後の宿泊施設の動向に注目です。

<参照>
観光庁:宿泊旅行統計調査 令和4年8月分(第1次速報値)

世界のOTA市場、2031年に「1.8兆ドル」達する予測


インターネット上で宿泊予約などができるオンライン旅行サービスの需要が高まっています。

グローバル市場調査会社のAllied Market Research社によると、2020年に3,542億ドルと評価されている世界のオンライン旅行市場は、2031年までに1兆8,356億ドルに達すると推定されています。 CAGR(年平均成長率)は2022年から2031年にかけ14.8%を記録しており、ま2020年では北米が最大の市場であり、2031年までに932億ドルに到達し、12.0%のCAGR成長すると予測されています。

世界的に中流階級の人口が急速に増加している傾向にあり、生活水準の向上と購買力の向上に伴い、より便利で時間とリソースを節約できるオンライン旅行サービスの需要が高まっていることが要因とみられます。

<参照>
AlliedMarketResearch:Online Travel Market 2022
TravelDailyNews:Allied Market Research: Online travel market expected to reach $1,835.6 billion by 2031


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    口コミラボ編集部

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