美容に関するリクルートの調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」が、15~69歳の男女1万3,200人を対象に過去1年間におけるネイルサロンの利用実態調査を実施しました。
女性の利用金額と回数が増加するだけでなく、女性の過去1年間での店販(サロンで販売している商品)購入金額が前年比で2,457円増加するなど、美容に対する意識が上がっている状況が見受けられます。
以下、その詳細な結果をご紹介します。
女性のネイルサロン1回あたり利用金額と年間利用回数が上昇
「ホットペッパービューティーアカデミー」が、過去1年間におけるネイルサロンの利用実態調査を実施しました。対象となったのは全国の人口20万人以上の都市居住者のうち、15〜69歳の男女1万3,200人です。
まず女性のネイルサロン利用における1回あたりの利用金額が5,930円で、前年に比べて116円増加しています。
年間利用回数は男女ともに前年から増加しています。女性は年間平均で5.5回(前年比5.6%増加)、男性は3.09回(前年比 38.6%増)の頻度でネイルサロンを訪れることがわかりました。
「年1回」の利用者が増加している一方、「年12回以上」の利用者も増加するなど、利用頻度において二極化が進行していることを示しています。
メニュー利用率:トップは女性「ハンド:ジェル」、男性「ハンド:ケアのみ」
ネイルサロンで提供されるメニューの利用率についても調査が行われました。
女性で最も人気のあるメニューは「ハンド:ジェル(63.5%)」で、2位に「ハンド:ケアのみ(22.9%)」、3位に「ハンド:マニキュア(19.6%)」が続きます。
男性の1位は「ハンド:ケアのみ(59.1%)」、2位は「ハンド:マニキュア(39.3%)」、3位は「ハンド:オフのみ(33.7%)」です。
女性の年間の店販購入金額が前年比2,457円増加
ネイルサロンの利用者にとって、サロンで販売されている商品もサロン選びの一つのポイントです。
女性の過去1年間での店販(サロンで販売している商品)購入金額は前年比で2,457円増加し、1万3,040円に達しました。一方、男性の店販購入金額は前年とほぼ変わらず、1万1,217円です。女性のほうが商品の購入に積極的であることが分かります。
初回来店時にサロン選びで重視したポイント:男女とも1位「ネットの口コミが良い」
初回来店時、サロンを選ぶ際に重視するポイントについても調査されました。
サロン選びをする際、男女ともに最も重視したポイントは「ネットの口コミが良い」で、女性は31.8%、男性は24.2%。
女性は「ネットに掲載されている情報で自分に合いそうなスタッフを見つけられる」ことも重要視し、男性は「ネットに掲載されているデザインやスタイルが良い」を重要視していることが分かりました。
サロン継続利用理由:男女とも1位「ネット予約できる」
サロンを継続して利用する理由について、男女ともに最も多くの人がポイントとして挙げたのは「ネット予約できる(女性39.7%/男性21.8%)」ことです。
前年から最も増加した理由は「予約が取りやすい」ことで、女性は4.0ポイント増加し、男性は4.1ポイント増加しました。
予定を含めた利用サロンの値上げは、女性45.7%、男性66.3%
値上げに関する調査では、利用者たちの興味深い反応が見られました。
「今後値上げの予定がある」を含めて値上げの影響を受けている割合は女性が45.7%で、男性が66.3%。値上げになった場合の利用意向は、女性は43.0%が「現サロンを今までと同様に利用し続ける」、男性は36.5%が「現サロンを利用し続けるが、利用頻度が減る」が最も多い割合になりました。
<参照>
株式会社リクルートプレスリリース:【美容センサス2023年上期】≪ネイルサロン編≫
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