時間を割いてお客様アンケートに回答していただいたお客様に向けて、お礼メールで感謝の気持ちを伝えるようにしたいですよね。
しかしいざ返信の文面を考えようとしても、「何を書けばいいの?」「お礼の品は贈るべき?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、お客様アンケート回答者へのお礼の方法からお礼メールに盛り込むべき内容、コピペで使えるお礼メールの例文まで紹介します。お礼品を送るかいなか、金額の相場なども解説しています。お客様アンケートの返信の文面で悩んでいる方は参考にしてください。
お客様アンケート回答者へのお礼の方法
お客様アンケート回答者へのお礼の方法は、おもに「メール」か「お礼状」の2つに分けられます。メールはカジュアルかつスピード感のある返信に適していて、お礼状はスピード感は劣るもののフォーマルにお礼を伝えたい場合におすすめです。
また、お礼としてプレゼントを贈ると対象者はメリットを感じやすいため、その後も良好な関係を築いていくためには効果的です。それぞれ詳しく解説します。
メールを送る
お客様アンケート回答者へのお礼の方法で一般的なのはメールです。最近だと紙よりもWebサービスを利用したアンケートがほとんどで、自動返信でお礼メールを送る手法が一般化しています。
瞬時にお礼の気持ちを伝えられるだけでなく、自動返信であれば漏れを防げるのもメリットのひとつです。
お礼状を送る
メールにはさまざまなメリットがある一方、カジュアルな印象を与えてしまう恐れもあります。そんなときは、お礼状を送るのがおすすめです。
たとえば、toBのサービスを運営している企業が、サービスを導入してくれている企業にアンケートを実施する場合、回答してくれたことに対してお礼状で感謝を伝えてもいいでしょう。メールよりもフォーマルで誠意のある印象を与えられるはずです。
場合によっては、お礼メールを送ったあとに後日お礼状を送って感謝の意を伝えるのもあり。自社が扱う商品やサービスなどの特性に応じて使い分けてください。
プレゼントを贈る
お礼メールやお礼状だけでは足りないと感じる場合は、一緒にお礼の品を贈るのも効果的です。回答者に喜んでもらえるため、商品や企業に対する印象が良くなる可能性が考えられます。
お客様アンケート回答者へのお礼の品は以下が挙げられます。
- 割引クーポン
- サンプル商品
- 商品券
- ギフトカード
- ポイント
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お客様アンケートのお礼メールに盛り込むべき3つの内容
お客様アンケート回答者へのお礼メールのなかでも、特に重要なのが以下の3つです。お礼メールで書く内容が決まっていない方は、参考にして失礼のない返信を心がけましょう。
- お礼の言葉
- アンケートの活用方法
- お礼品のご案内
お礼の言葉
アンケートに回答してくれたことに対するお礼の言葉は忘れずに記載してください。たとえば、以下のような文章です。
- 「この度はご多忙の中、(商品名やサービス名など)に関するアンケートにご協力いただき誠にありがとうございました。」
- 「先日はお忙しい中、(商品名やサービス名など)に関するお客様アンケートにご協力いただき、感謝申し上げます。」
何に対するお礼なのかがわかるよう、アンケートの内容も記載するのがポイントです。
アンケートの活用方法
アンケート調査の活用方法も忘れずに記載してください。たとえば、「サービス・商品開発に活かされる」「サービス・商品の改善に活かされる」などといった内容です。
- 「いただいた貴重なご意見は、今後の商品開発に役立てて参ります。」
- 「いただいた貴重なご意見は、お客様サービスの改善に活用して参ります。」
どのような目的で使用されるのか把握できるため、回答したことに対する満足感を得られるはずです。引き続きお客様との良好な関係を築いていくためにも、アンケートの活用方法も忘れずに記載するようにしてください。
お礼品のご案内
お客様アンケートのお礼としてクーポンや商品券などを贈る場合は、お礼メールにもしっかりと記載しましょう。たとえば、クーポンを用意した場合は、受け取るためのQRコードやURLが必要です。一方、モノを送る場合は、送り先の住所を記載するフォーマットを準備しましょう。
「アンケートにご回答いただいたみなさまに、心ばかりのお礼の品を進呈させていただきます。回答確認後、順次発送とさせて頂きますので、今しばらくお待ち頂けますと幸いです。」
「アンケートに回答していただいた方の中から抽選で10名様に、ギフト券500円分を進呈いたします。」
なお、ひとつのお礼に対する相場はさまざまですが、オンラインでのお礼であれば数十円〜500円程度、お礼状でのお礼であれば数百円〜1,000円程度が目安です。
お礼品に関する注意点
お客様アンケートでお礼の品を用意している場合、景品表示法に注意しなくてはいけません。景品表示法とは、消費者が誤認してしまうような広告や判断を誤らせる景品の提供を規制する法律です。
景品表示法が対象となる場合は以下のとおりです。
- 一般懸賞:売上予定総額の2%まで
- 総付景品:取引価額1,000円未満の場合は200円まで、1,000円以上の場合は取引価額の10分の2まで
(参照元:消費者庁 景品規制の概要)
注意が必要なのは、商品を購入した方にアンケートを実施してお礼品をプレゼントするケース。また、商品やサービスを継続的に購入、使用している方に対してアンケートを実施してお礼品をプレゼントするケースです。
上記のケースでは景品表示法が適用され、お礼品の上限額に規制が発生するので注意してください。
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お客様アンケートへの返信例
最後に、コピペで使えるお礼の例文・テンプレートを2パターン紹介します。
ひとつはメールで使える例文・テンプレートで、もうひとつはお礼状で使える例文・テンプレートです。すぐに使える定番の内容なので、コピペしてお使いください。
返信例1:「メール」
件名:アンケートへのご協力のお礼 この度はご多忙の中、(商品名やサービス名など)に関するアンケートにご協力いただき誠にありがとうございました。 今回、みなさまからいただいた貴重なご意見を今後の商品開発に役立てることで、新たな価値をご提供できるよう努めてまいります。 アンケートに回答していただいた方の中から抽選で10名様に、ギフト券500円分を進呈いたします。 なお、ご記入いただきました個人情報につきましては、当社のプライバシーポリシーに従って厳重に保管するとともに、当アンケート以外の目的では使用しません。 今後も継続的にみなさまからの貴重なご意見を頂戴し、商品の開発はもちろん既存商品のさらなる品質向上に努めてまいります。 引き続きご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 |
返信例2:「お礼状」
拝啓 陽春の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。 さて、先般はご多忙の中、(商品名やサービス名など)に関するアンケートにご協力いただき誠にありがとうございました。 今回いただいた貴重なご意見につきましては、今後の商品開発に役立てることで新たな価値をご提供できるよう、今後より一層精励する所存でございます。 なお、アンケートのご協力に感謝いたしまして、心ばかりのお礼の品を同封いたしました。 今後ともご高配を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 敬具 令和5年4月30日 株式会社○○ (口コミ 太郎) |
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顧客満足度などを知るうえで重要な施策となるお客様アンケート。回答していただいておしまいではなく、協力してくれたお客様に対してお礼のメールやお礼状を送るのが一般的です。今後も良好な関係を築いていけるよう、ここで紹介した内容を参考にしてお礼の文面をつくってみてください。
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