テイクアウトアプリの「menu(メニュー)」は、現在新たなフードデリバリーサービスとして勢いを伸ばしています。Uber Eatsなどをはじめとしたフードデリバリーのサービスが増加している中、menuも注目を集めているサービスのひとつです。
menuの導入を検討するにあたって、他のフードデリバリーサービスとの違いや評価を参考にしたい事業者も多いのではないでしょうか。
この記事では、他のデリバリーサービスとの違いから見たmenuの特徴や、ユーザーや飲食店、配達員からの評価、menuの導入方法について紹介します。
テイクアウトアプリ「menu」とは
「menu(メニュー)」は2019年4月からサービスがはじまった、テイクアウト&デリバリーアプリです。サービス内容や使い勝手、そして登録方法などについて紹介します。
menuとは
menuはタレントを起用したテレビCMなどの影響もあって知名度を伸ばしてきており、2020年9月時点で3万6,000店舗以上の飲食店が加盟しています。加盟店は、定番の大手のチェーン店から個人経営の店舗まで多種多様です。
サービスの特徴は大きく3つあります。
1つ目に、ユーザーが「テイクアウト」と「デリバリー」の2種類から注文方法を選択できる点が挙げられます。その時々のシチュエーションに合わせて利用方法が選べるのは、競合サービスにはない最大の特徴です。
「テイクアウト」は日本全国で対応していますが、「デリバリー」は2020年10月24日現在、東京23区内、大阪市周辺とまだエリア限定となっています。
2つ目は、一部店舗で24時間のデリバリーに対応している点です。
3つ目は、絞り込み検索ができる点です。たとえば「至高の名店」「配送時間」「料理のジャンル」「星の数」「価格」などから絞り込みたいテーマを選択し、評価の高い順に表示できます。
menuとは?導入のメリット・注意点・登録方法・他に検討すべきサービス
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ユーザー、飲食店、配達員のmenuへの評価
menuにはどのような評価が集まっているか、ユーザー、飲食店、配達員の視点からの評価を紹介します。
ユーザーからの評価
menuを利用するユーザーからはポジティブな評価が多く、Uber Eatsとの比較をしている口コミなども見かけます。
たとえばmenuとUber Eatsの違いとして、ユーザーが注文する前に料理や商品ごとの評価を確認できることに言及しているツイートなどがありました。
一方で配達エリアが狭い点や、配達員の現在位置をリアルタイムで確認できない点が物足りない要素になっているようです。
Twitter:配達ライダー【公式】menu最大5万円キャッシバック中! @haitatsu_rider による投稿
Twitter:ぼんじんタロー @Bonjintaro1ch による投稿
飲食店からの評価
同サービスを導入している飲食店からは、売上の増加や認知拡大につながったというポジティブな評価が見られました。
新型コロナウイルス感染症の影響をふまえ、2020年4月、初期費用と販売手数料が2022年3月まで完全無料になるキャンペーンを打ち出したことや、テレビCMなどによる認知度の高さなどが理由になっているようです。
サービス自体が好評である一方、加盟店用のアプリ「menu - 加盟店用」には否定的な評価も見られます。App Storeのレビューには、
「店舗用アプリとは名ばかり。メニューの入れ替えや営業時間の変更何一つ操作出来ない…」
「システムの使い勝手の悪さは仕方ないとしても、とにかく対応が遅い。」
といった声が寄せられていました。
配達員からの評価
menuのインセンティブは、経験値を貯めるタイプと、ピークタイムや悪天候時などに報酬そのものが高くなるタイプの2種類があるのが特徴で、配達員を経験した方のブログでは「レベルアップ・ランクボーナスなど頑張った分だけ成果に反映される」 「報酬システムはゲーム性が高く面白い」という感想がありました。
しかし配達クルー用アプリのレビューなどによると、複数人に依頼が重なり「他のクルーが既に対応中」と表示される、目的地の表示がわかりにくい、ピークタイム以外は鳴らない(注文がない)といった不満の声もありました。
店舗のmenuへの登録方法
menuは登録から利用開始まで1週間前後で利用でき、さらに2022年3月まで初期費用と販売手数料が完全無料になるキャンペーンを実施しています。
menuの登録方法|menuとは・登録方法・お得な情報・利用者の声
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大きな打撃を受けている
資料請求と申し込み
Webサイトの専用フォームから資料請求すると、登録したメールアドレスに資料が届きます。
その後、掲載申し込みフォームから情報を入力すると、担当営業から電話もしくはメールで連絡が入ります。
原稿入力と商品の撮影
申し込み手続き後は、menuに掲載する自店舗ページの原稿を作成します。「店舗名」「商品名」「商品説明文」「価格」「調理時間」「オプション等の情報」を記載します。
消費税込みの価格提示となるため、価格の整合性を確認するため、店舗で使用されているメニュー表を提出しなければなりません。テイクアウトの価格設定が店頭価格より高い場合は販売が不可となってしまうので、気をつける必要があります。
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タブレット準備
menuからのレンタル、もしくは自店舗で使用しているタブレット端末を準備し、店舗アプリのダウンロードをします。
アプリのマニュアルは郵送され、操作説明の動画も見ることができます。
menu独自の強みを活かした運用を
menuはテイクアウトアプリとして誕生し、デリバリーサービスはまだまだ発展途上のサービスであるため、利用中のユーザーや店舗、配達員からのマイナス評価があることは事実です。
しかしコロナ禍でデリバリーやテイクアウトの需要は増加しています。同サービスの強みである評価項目機能などを活用し、売上アップにつなげていきましょう。