飲食店を紹介する際「隠れ家風レストラン」と表現することがあります。隠れ家というと華やかなイメージから遠いようにも感じられますが、なぜ人気を集めるのでしょうか。
今回は隠れ家風店舗の人気の秘密と、宣伝・集客の方法について紹介します。
隠れ家風のお店はなぜ人気?
デジタル大辞泉によれば、「隠れ家」とは「人目を避けて隠れている場所。また、隠れ住む家。」を指します。
「隠れている」ことが、人気を集める重要なキーワードのようです。
「隠れ家風」とは?
隠れ家風の店舗に共通しているのは「落ち着いた雰囲気」です。
人が多く賑やかな場所よりも、混雑していない店舗で穏やかな時間を過ごしたい人が好むようです。
店舗の場所は駅前の大通りなど人目につくところではなく、大通りから少し入りこんだ場所や住宅街などにひっそりと居を構えています。
店舗によっては看板などを出していない場合もあり、簡単に見つけられないことも多く、中には紹介でしか入店できないような店舗もあるようです。
大手飲食店検索サイトの食べログで「隠れ家」と検索すると約8万件がヒットし、人気ジャンルのひとつとなっています。
隠れ家風のお店が人気を集める理由
「自分だけが知っていること」に魅力を感じる人が一定数おり、探さないと見つけられない「特別感」や、喧騒を離れて静かに食事が楽しめることなどが、隠れ家風店舗の人気の理由です。
飲食店検索サイトのジャンルに「落ち着いた空間」や「個室」といった項目が用意されていることからも、静かな店舗でゆっくりと食事ができる環境を整えることは、隠れ家店舗の経営における重要ポイントだと推測できます。
隠れ家風だと集客できないって本当?
「隠れ家風」店舗は人気ジャンルである一方、立地の悪さや競合店が多いため集客が難しい側面があります。
隠れ家風のお店は立地が悪い
大きな通りに面した店舗であれば、「入り口がわかりづらい」などの事情がないかぎり顧客はスムーズに来店できますが、隠れ家風の店舗はメインストリートから外れたエリアに多いため、途中で道に迷ってしまい、顧客が来店を諦めてしまうこともあります。
駅から遠いことや、人通りが少ないことも、お客さんが減る要因となります。
「隠れ家」というだけでは集客できない
「隠れ家風」というコンセプトを設定することで、隠れ家風店舗の情報をを求めている顧客の検索結果に表示されるようになりますが、同じコンセプトの店舗が多いため、その中で選ばれる店舗になる必要があります。
「隠れ家風と言いながら目立とうとするのは本末転倒では?」と思うかもしれませんが、隠れ家風をコンセプトとしているお店でも宣伝は欠かせません。
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隠れ家風のお店が集客するコツ
見つけにくい隠れ家風の店舗で集客するには、口コミの活用や口コミを促進させる仕組み作りが欠かせません。
以下では、口コミをしてもらいやすくする方法と、仕組み作りについて解説します。
口コミで集客する
隠れ家風店舗が集客するために、口コミを利用する方法があります。
直接口コミをお願いする場合、新たな顧客を紹介すると割引になるなどのサービスを設けるのも1つの方法です。
またSNSを使ったの口コミも重要な集客ツールです。
InstagramやTwitterなどで評判が良いモノを買う人や店舗に行く人が増加しています。
そのためSNSで料理や店舗を宣伝する、またはSNSに載せたくなる料理を作るのも良いでしょう。
「インスタ映え」は非常に強い拡散力を持っており、それを狙った商品を開発する事業者も増加しています。
情報が自然に拡散することを狙った仕組みづくりを「バイラルマーケティング」といいます。
他にもGoogle マイビジネスのサービスを利用する方法もあります。
Googleなどの検索エンジンやGoogle map上で「地名+料理名」など検索すると、店舗情報だけではなく口コミも閲覧できます。
Googleのサービスは多くの人が利用するため、露出度を飛躍的に高められます。
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口コミをさらに広めるには?
口コミが多いほど情報の信頼性が高まるため、口コミしやすい環境を整える必要があります。
例えばお声かけをして口コミを促す、QRコードを読み取れば口コミを記入できるようにするなどの方法があります。
他にも店名やメニュー名が読みにくい、または長い場合、入力するのが面倒に感じられ、結果的に口コミがされない可能性があります。
そのため店名やメニュー名は読みやすい、長くなりすぎないように注意が必要です。
読みやすく人に伝えやすい店名やメニュー名は覚えやすいので、ネット上に記載するだけではなく口頭でも伝えやすく、会話での口コミも期待できるでしょう。
常連客を増やしてさらに売上UP
店舗を安定して経営するためには、常連客やリピーターの獲得が必要です。
常連客やリピーターは新規顧客を獲得するよりも、労力や宣伝費用がかかりません。
また何度も訪れるということはそれだけ店舗を気に入っているため、周囲の人に「オススメの店」として紹介してくれる可能性があります。
何度か来店する顧客の顔を覚え、その相手に適切な声かけやサービスを提供するなど、また訪れるきっかけ作りを意識すると良いでしょう。
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隠れ家風のお店でも宣伝は重要
隠れ家風の店舗は知る人ぞ知る穴場感が魅力である一方、立地の悪さが原因で見つけにくいというデメリットがあります。
また「隠れ家」は人気ジャンルとなっており、競争が厳しくなっています。
SNSでの発信や口コミをしてもらいやすくする工夫をし、選ばれる店舗になる工夫が必要です。
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