飲食店や美容院、整体院などに訪問した際、「口コミを書いてください」とスタッフにお願いされることってありますよね。しかし、何を書けばいいか悩むという方もいると思います。
そこで今回の記事では、口コミ投稿の書き方を具体的な例文と共に解説します。
また、「お客様に口コミ投稿を依頼したい」と考えている店舗側の皆さまにも必見の内容です。急にお願いされるとお客様も困ることがあるので、本稿で紹介する例文を「口コミの例」として伝えることで、投稿してもらえる確率を上げていきましょう。
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クチコミを投稿する際のポイント
基本の「QSCA」を伝えよう
口コミ投稿は個人の体験や感想を書くのが基本ですが、ほかのユーザーの役に立つような情報を加えた口コミが理想的です。
そのとき参考になるのが「QSCA」。QSCAとは、Quality(質)、Service(サービス)、Cleanliess(衛生)、Atmosphere(雰囲気)のことで、お店選びをする際の参考となる指標です。
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QSCAとは
良い点・悪い点を具体的に書こう
自分自身もお店を選ぶ際に口コミを参考にすることがあると思います。
その時に「どんな口コミが書かれていたらお店選びの参考になるか」考えてみましょう。良かった点、悪かった点が具体的に書かれていると参考になりますよね。
また、全ての人によく見せよう、など考える必要はありません。あなたと同じ悩みや不安を持つ人に届けば十分です。
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他のユーザーにとって参考になる口コミとは?
ポイント1. どんな商品・メニューを購入した?
まずは、ユーザーがどのような商品やメニューを利用しているかは、ほかのユーザーにとって気になる情報です。商品やメニューを使ってみた感想を記載しましょう。
例文:
- 「新作のケーキセットを注文しました!季節のフルーツが使われていて、とても美味しかったです。コーヒーか紅茶か選べました。毎月新しいケーキが出るみたいで、来月も行ってみようと思います」
- 「ストレートパーマをお願いしました!ストパーは初めてで、ちゃんとあたるか不安でしたが、理想通りのサラサラになりました。お願いしてから1週間経ちましたが、状態をキープできていて満足しています。」
ポイント2. 接客などのサービスはどうだった?
スタッフの接客や態度がどうだったかも気になるものです。気持ちよく接客してもらえたか、印象に残った出来事を投稿しましょう。
例文:
- 「誕生日にアニバーサリープランを利用して宿泊しました。ホテルにチェックインしたら、廊下やレストランですれ違うスタッフの皆さまに「本日はおめでとうございます」と声をかけてもらい、とても嬉しかったです。おもてなしの気持ちを感じました。」
- 「犬を連れてテラス席で食事をしました。その日は気温が高く、うちの犬も暑そうにしていたら、スタッフの男性が氷を持ってきて、食べさせてくれました。犬にも気づかってくれて、感動しました。」
ポイント3. 店内の清潔感は?コロナ対策は?
コロナ禍では、店内の感染対策が重要になります。ほかのユーザーに安全性を伝えるために「検温や消毒などしっかり対策されていた」と伝えましょう。
例文:
- 「お店に入るとすぐ消毒液が置いてあり、自動検温器もあったので安心して利用できました。」
- 「メニューがモバイルオーダーに切り替わっていました。お店の人と接触したり、紙のメニューに触れたりしなくても料理が頼めたので、とても便利でした。」
ポイント4. 店内の雰囲気は?
利用目的によってどのお店が向いているか異なるため、雰囲気を口コミで伝えるとお店選びの役立ちます。「静か」「ゆったりくつろげる」「個室がある」「賑やかで楽しい」など、特徴を記載しましょう。
例文:
- 「ソファ席や個室があったので、子連れファミリーやママ友の集まりにぴったりです。子どももリラックスしながら食事を楽しめました。」
- 「カウンター席に電源があって、フリーWi-Fiも利用できたので、コーヒーを飲みながら勉強できました。店内も静かでオシャレな雰囲気なので、集中できて良かったです。」
さらに充実した口コミにするには
充実した口コミにするために、基本的なQSCAに加えて思い出や感謝の気持ちを書くと効果的です。
ポイント5. お店との「思い出」を書こう
「記念日に利用した」「1年に1回必ず来る」など、お店との思い出を書いてもらえたら、お店側も嬉しいものです。
口コミを閲覧したほかのユーザーも、誕生日や記念日など、利用すべきタイミングを参考にしやすくなります。
例文:
- 「息子の誕生日は毎年こちらでお祝いしています。うちは大家族で、私の両親や兄弟も集まって食事を楽しむのが毎年の楽しみです。」
- 「毎月1回、自分へのご褒美としてアロママッサージを受けています。ここに来ると、日々の疲れが取れて元気をもらえます。施術してくれるスタッフの方とも顔なじみになり、好みの強さやアロマの香りを覚えてくれていて、安心できる場所です。」
ポイント6. お店への「お礼の気持ち」を書こう
お店の商品やサービスに満足したら、上記の1~5と組み合わせてお店へお礼の言葉を添えましょう。お店側の励みにもなるためおすすめです。
例文:
- 「毎年宿泊しています。今年も本当にお世話になりました。また来年も元気に宿泊したいと思っているので、宜しくお願いします。」
- 「私は食品アレルギーが多いのですが、事前にシェフに伝えると柔軟に対応してくれました。美味しくて安全な食事を用意していただき、本当にありがとうございました。」
ポイント7. 「改善点」があればひとこと添える
お店で改善点に気づいたら、率直な意見として口コミで伝えてもよいでしょう。お店側にとって、お客様の声はサービスを改善するきっかけになる貴重な意見です。
チクチクと嫌みのように伝えるのは好ましくないので、良かった点と並べて書くのがマナーといえるでしょう。
ただし、サービスがあまりにも劣悪であったり、ぼったくりであったりなど悪意がみられる場合は、率直に伝えた方がいいかもしれません。
例文:
- 「ご飯もドリンクもとても美味しかったです。スタッフの接客も良かったのですが、子ども用のスプーンやお皿がなくて不便だったので、改善してもらえたら嬉しいです。」
また、お店側にとっては、改善点を含めたご意見をお客様からいただいたら「貴重なご意見をありがとうございます。スタッフに共有し、改善に活かします。ご来店をまたお待ちしております」と返信するとベターです。
店舗による返信例:
- 「この度はご利用いただきありがとうございます。お食事を楽しんでいただきスタッフ一同、嬉しく思います。お子様用の食器類の用意がなく、ご不便をおかけして申し訳ありませんでした。口コミを確認させていただき、すでに備品を購入し改善させていただきました。この度は貴重なご意見をいただきありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。」
なお、Googleマップなど口コミサイトによっては口コミを後から編集できます。対応してもらえたら、追記する形で口コミに書いておくとさらに参考になります。
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他のユーザーに参考になる率直な感想と、お店にとっても気持ちがいいお礼の気持ちを書こう
口コミはほかのユーザーに参考になる内容で、お店側にとっても嬉しいコメントを書くようにしましょう。インターネット上のマナーを守りながら、率直な感想や感謝の気持ちを書き込めば、双方にとって良いコミュニケーションができます。
店舗側も、改善点を口コミでもらったときは改善につなげ、より良い店舗体験を顧客に提供できるよう心がけましょう。