アパレルショップの口コミ集客では何をするべき?3つの方法と4つのポイントを解説

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アパレルブランドではインフルエンサーの起用や、口コミの管理に積極的に取り組んでいる例が見られます。多くの人が商品を購入する際に口コミを重視するようになったため、口コミサイトやSNSをうまく活用することでリピーターや新規顧客の獲得を期待できます。

今回は主にアパレルショップが口コミ集客に取り組むべき理由やその方法、実施時の注意点について紹介します。

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アパレルショップにとって口コミ集客が大事な理由

インターネットユーザーの増加に伴い、口コミ集客の重要性も高まりつつあります。

ここではアパレルショップに口コミ集客が効果的である理由を解説します。

インターネットユーザーの8割が口コミを重視している

クロスマーケティングが2018年9月に実施したインターネット調査によると、オンラインでの口コミを「よく見ている」もしくは「たまに見ている」と答えた人は75.9%に上り、回答者2,000人の半数以上の人が口コミを気にしていることが明らかになりました。

また、口コミを見る理由として68.8%の人が「買ったことのない商品を購入する時」と回答しています。

このように消費行動の前に口コミを重要視している人が多い傾向があるため、口コミの対応や収集がより一層重要になります。

コストをかけずに宣伝効果・新規顧客を獲得できる

顧客が投稿する口コミは、ユーザーの実体験を元にしたものであり、店舗からの宣伝要素がない意見として消費者に参考にされています。同時に、広告掲載のコストを支払わなくとも、口コミの集積を通じて似たような宣伝効果を期待できるのも特徴です。

以下の店舗では投稿された口コミに対して丁寧な返答をつけています。宣伝らしい文句は含まれていませんが、口コミを目にするユーザーは、同店舗が顧客を大切にするお店であるという認知を得るでしょう。

Google マップについた口コミ
▲Google マップについた口コミ:編集部スクリーンショット

アパレルショップの口コミ集客の方法3選

続いてアパレルショップが活用できる口コミ集客の方法を3つ紹介します。これらは基本的に無料で活用できるため、導入に対する負担を抑えることができます。

1. Googleマイビジネスを活用する

Google検索エンジン上で「アパレル 渋谷」と検索すると、以下のように検索トップ画面に渋谷のアパレルショップの一覧と店の評価が表示されます。

Google マップ
▲Google マップ:編集部スクリーンショット

このように表示される店舗情報を管理、編集できるツールがGoogle マイビジネスです。

口コミの投稿や情報の変更の提案はGoogle アカウントを持つ人であれば誰でもできます。店舗オーナーであれば、Google マイビジネスのオーナー確認を経て、より詳細な情報を登録できます。

オーナー確認を完了すれば、口コミに対する返信をつけることや、写真や動画を「投稿」として更新することも可能です。

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2. 口コミサイトを活用する

業種ごとによって店舗を比較できる口コミサイトへ登録する方法もあります。アパレルショップが活用できる口コミサイトのひとつに、ShopSelectがあります。

ShopSelectはアパレルに特化した口コミサイトで、ユーザーは店舗の所在地といった基本情報や口コミを閲覧できます。また、SNSアカウントでログインすることで、店舗の登録や、口コミを投稿できるようになります。

店舗店舗会員として登録することで、ページの編集や公式情報の掲載ができます。

ほかにも、登録されていない店舗よりも優先的に表示されることや、店舗の情報をメールで発信するサービスが利用できるなど、アパレルに関心の高い顧客に対してアプローチできます。

ShopSelect公式サイト
▲ShopSelect:公式サイト

3. インフルエンサーを起用する

顧客の消費行動として、インターネット上だけでなく、TwitterやInstagramなどSNSからの情報を参考にしているケースも増加しています。

消費者庁の「平成28年度消費生活に関する意識調査」によると、商品サービスを購入する際にきっかけとなるのが、SNS上で友達がシェアする情報(27.8%)店舗がシェアする情報(26.2%)芸能人の情報(19.9%)という結果が明らかになりました。

このように、店舗側の情報だけでなく、友人や芸能人からの投稿が消費行動に影響していることが分かります。

特にインフルエンサーを起用することで、ターゲットとしている層への発信を強化できます。

アパレルショップ大手のユニクロではユーチューバーを起用し、78万回の再生回数(2021年2月時点)を獲得しています。

インフルエンサーによるYouTube投稿
▲YouTubeに投稿された動画「夏のUNIQLOが良すぎ」:編集部スクリーンショット

YouTube:@小豆さんの投稿(https://youtu.be/SVNZlpclAYY)

アパレルショップの口コミ集客で気をつけたい点4つ

良い口コミを増やすためには、口コミを投稿したいと思わせるような工夫が必要です。

ここでは口コミ集客で押さえておくべきポイントを4つ紹介します。

1. 口コミしやすい環境・歓迎していることを伝える

口コミ増加のためにポイントはまず、顧客が自然と口コミをしたいと思わせるような仕掛けづくりです。思わず友人に知らせたくなるようなコンテンツを店舗に用意しておくとよいでしょう。

次に、口コミ投稿までの導線をつくることも大切です。たとえば口コミサイトにすぐアクセスできるQRコードを用意すれば、顧客にとっては、口コミ投稿のためにアプリを立ち上げ店舗を検索する手間を省くことになります。導線がない場合に比べて、口コミを気軽に投稿してもらえるため、口コミ件数の増加が期待できるでしょう。

SNSへの投稿口コミサイトへのコメントを歓迎していることを掲示するだけでも口コミ投稿促進の効果が期待できます。

会計時に直接お願いすることも口コミの投稿を促進できます。口コミ投稿の特典としてクーポンの配布やポイントの付与を用意する方法もありますが、口コミサイトによってはこのようなやり方をガイドラインで禁じている場合もあるので確認が必要です。

2024年6月には、消費者庁がインセンティブを用いてGoogleの口コミを集めた医療法人に対し、景品表示法(ステルスマーケティング告示)違反に該当するとして措置命令を行ったことがわかりました。詳しくは「【専門家解説】Google口コミの「ステマ」に措置命令 "★5投稿で割引"が景品表示法違反に、事業者やユーザーの責任は?」の記事で紹介しています。あわせてご確認ください。

2. 店の情報・アピールポイントはわかりやすく

店名や場所などの基本情報をはじめ、店舗のアピールポイントがわかりやすいことも重要です。特徴的な商品や話題性がある店舗ほど顧客の印象に残りやすく、口コミが投稿されやすい傾向があります。

そのため、店舗を象徴するアイテムを用意したり、SNSやサイト上にアピールしたいポイントを分かりやすく表記すると効果が期待できます。

3. 常連向け特典をつくる

店舗の魅力をよく理解している常連客は、口コミを投稿しやすいという傾向があります。常連客へのサービス還元も、良い口コミの獲得につながります。

たとえば来店回数が増えることで割引率のあがるクーポンを用意します。常連客は特典を得られることにより、店舗に対する満足度が向上します。これにより良い口コミが投稿され、それを見た顧客が新たに来店してくれることが期待できます。

4. ステルスマーケティングには注意する

実際には利益の供与があるにもかかわらず、店舗や企業の関係者が一般の消費者を装って口コミを投稿する行為はステルスマーケティング(ステマ)と呼ばれます。

口コミは第三者からの客観的な評価であるからこそ信頼性があるため、ステマが発覚した場合店舗の信頼が落ちてしまうことにつながりかねません。もしインフルエンサーを起用する場合は、宣伝であることをきちんと伝え、消費者の誤解を招かないように配慮することが大切です。

アパレルショップでも口コミ集客が重要に

限られた時間や予算の中で、消費者は口コミを通じて商品サービスの価値を比較検討しています。参考となる口コミが少なければ、選択肢から取りこぼされてしまうことになりかねません。

口コミを集客につなげるためには、まず口コミを増やすことが大切です。Google マイビジネスや口コミサイトへの登録や、SNSアカウントを開設しましょう。口コミを投稿してもらうために口コミ投稿を歓迎していることを伝えることも口コミの獲得に効果があります。

また口コミのネタになる商品サービスを用意することも口コミ投稿件数の増加につながります。同時に、口コミが顧客からどのように見えているのかを理解し、返信機能を活用して店舗イメージの向上にも取り組むことが大切です。

<参照>

クロスマーケティング:オンライン上の口コミ利用に関する実態調査

口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】


MEOに関わるサービス「Googleマップ」「Googleビジネスプロフィール」や、各種地図アプリ・口コミサイトは日々更新を続けており、その全容を把握するのは難しくなっています。

そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。

本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。

※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】

<参照>

クロス・マーケティング:オンライン上の口コミ利用に関する実態調査

消費者庁:平成28年度消費生活に関する意識調査

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