食べログは、店舗情報や飲食店を利用したユーザーからの口コミを掲載しているグルメサイトです。
食べログでは口コミをもとにさまざまな情報を得られるため多くのユーザーが利用しており、店舗としては良い口コミを集めることで集客力を高めることができます。
この記事では、食べログの概要やメリット・デメリット、良い口コミを集めるための方法について解説します。
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※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了しました。
食べログとは?
食べログは”お店選びで失敗したくない人のためのグルメサイト”をコンセプトに、飲食店についての口コミや評価を掲載するWebサイトです。
グルメサイトとしては国内最大級のプレビュー数、掲載店舗数であり、多くのユーザーが食べログの情報を店舗選びの参考にしています。
点数・ランキングについて
食べログではユーザーから寄せられた口コミ・評価を基に、店舗ごとに総合的な評価点数を付しています。
食べログの評価点数は単なる平均値ではなくそれぞれのユーザーの影響度を加味しており、口コミの投稿件数が多いユーザーの評価は影響力が大きく、口コミの投稿件数が少ないユーザーの評価は影響力が低く設定されています。
また、口コミの累計件数も評価のポイントとされており、5点の口コミを1件獲得している店舗よりも、5点の口コミを10件獲得している店舗の方が高く評価されます。
こうした評価体系は当然のようにも思えますが、単純平均によって評価するシステムでは両者を区別することはできません。食べログでは影響力や累計件数を加味して評価することでこうした欠点を補っています。
なお、食べログでは常に最新の情報を掲載するために、毎月第1週と第3週の火曜日に評価点数を更新しています。
更新の際には最終更新日以降に寄せられた口コミや評価を含めて再評価がされるだけでなく、サクラや業者による不正な口コミのチェックなども行われています。不正を発見するためのシステムが存在し、そのアルゴリズムも日々アップデートされています。
点数の見方
食べログの評価点数は5つの星で示す形式で点数付けをしています。
あくまでもユーザーからの評価や口コミをもとに算出したものであるため、お店や料理について絶対的な優劣を示しているわけではないという点には注意が必要です。
人気店舗の基準とされることも多い3.5点の壁がありますが、3.5点を超える店舗は全体の約3%ほどでしかありません。さらに、4点以上ともなると、最上位の500店舗ほどとなります。
食べログの使い方
ユーザーが食べログを最大限活用するためにはフォロー機能、まとめ機能、絞り込み検索の3つの機能が鍵となります。
食べログでは自分と好みの合うユーザーをフォローすることで、そのユーザーがおすすめしている他の飲食店の情報を得られます。
さらにジャンルやエリアごとに精通しているユーザーによってまとめられた情報を閲覧することもできるため、好みの合うユーザーやセンスの良いユーザーの情報から、より満足度の高い店舗選びが実現します。
店舗の検索では、ランキングや口コミ件数によるソートはもちろん、「子供可」や「ペット可」といった条件による絞り込みもできます。より細かいニーズに合致する店舗を見つけるために、絞り込み検索が役立ちます。
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食べログのメリット・デメリット
サービスを利用する上でメリットとデメリットを理解することは非常に重要です。
以下では、ユーザー、店舗双方の観点から食べログのメリット、デメリットについて解説します。
ユーザー側のメリット・デメリット
ユーザーのメリットとしては店舗を実際に利用した人々の声を聞けるという点でしょう。
接客やクレンリネス(清潔さ)については客観的評価が成立しやすく、二極化します。口コミを参考にすれば、顧客に対する気遣いや清掃の行き届いていない店舗を避けることが可能です。
一方で、料理の味という部分に限っては人によって好みや感じ方が異なるため、口コミを鵜呑みにしてしまうと思っていたほど美味しくないといったケースも発生します。逆に、口コミで味についての評判が良くないことのみを理由に店舗を利用しなくなってしまうと、自分好みの店舗を訪れる機会を失ってしまうかもしれません。
全ての情報を鵜呑みにせず、参考程度に見るのが口コミサイトを利用する上で肝要となるでしょう。
店舗側のメリット・デメリット
口コミを投稿される店舗にとって、食べログに登録するメリットには、店舗の宣伝効果があります。高い評価が集まれば、広告費を投入せずとも自然と話題が集まり、プロモーションと同様の効果が得られます。
食べログは月間1億以上のユーザーが利用する一大Webサイトです。良い口コミを増やし評価点数を向上させることで、実際に店舗を訪れる顧客の増加につなげられるでしょう。
一方で悪い口コミが寄せられてしまうと、店舗の見込み客を減少させてしまうリスクもあります。食べログの口コミは人づてに直接伝わる口コミに比べて影響力が大きく、1度話題となった評価は長く残りがちです。悪い口コミが投稿されないよう、また投稿されてしまったり、それが広がるような動きがあれば早めに適切な対応に出るリスクマネジメント能力が重要です。
食べログでの評価点数を上げ、集客を図るには?
食べログにおいて口コミの評価点数は店舗のレベルを測る1つの指標となっており、多くのユーザーが店舗を選ぶ際に評価点数を参考にしています。
以下では、良い口コミを集め、評価点数を上げるためのコツについて解説します。
1. ユーザーの興味をひく
有名店舗や人気店舗は利用ユーザーが多いため口コミが多くなることは当然ですが、口コミの数は単純に利用者数に比例しているわけではなく、ユーザー側では影響力のある店舗を利用した際には口コミを投稿したくなる心理が働きます。
そのため、食べログ以外のプロモーションとしてTwitterやInstagramなどのSNSを活用し知名度を上げておくことで、相乗効果が生まれユーザーから口コミを寄せてもらいやすくなるでしょう。
2. 直接口コミ投稿をお願いする
顧客に対し口コミの投稿を促すことも有効です。
リピーターや常連客であれば、良い口コミを投稿してくれる可能性が非常に高いといえるでしょう。また、新規客は口コミ投稿のモチベーションが高いと言われています。
ただし、そのような依頼をよく思わない人々も一定数いるので、依頼の際には注意が必要です。執拗にお願いするのではなく口コミが投稿できるページの存在を伝え、軽くお願いする程度にとどめるのが良いでしょう。
3. 食べログの店舗会員になる
食べログでは口コミを投稿するユーザーとしての登録の他に店舗会員としての登録があります。
食べログには非会員、店舗会員、有料店舗会員の3つがあり、非会員では掲載される情報や写真は他人頼みになるため、訴求力のあるコンテンツとすることは難しいと言えます。
店舗会員として無料登録すると店舗情報やメニュー、写真などの案内を発信できるため、食べログの店舗ページをホームページのように活用できるようになります。有料店舗会員として登録するとさらに優先的に表示されるようになります。
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食べログで良い口コミを集めて集客力アップ
月間1億以上のユーザーに利用されている、国内最大級のグルメサイトである食べログはうまく活用できれば強力なプロモーションツールとなります。
食べログで高評価を集めている店舗は広告費をかけずともユーザーから注目を集められ、食べログ経由で多くの見込み客を獲得できます。
良い口コミを集めるため上記で紹介した手法に取り組み、店舗の集客力を高めましょう。