飲食店が経営を成り立たせるためには、継続的な集客が欠かせません。
今回は、レストランの集客方法と集客の基礎知識、具体例について詳しく紹介します。
集客にあたりまず確認しておきたいこと
レストランへの集客を目指すに当たり、まず事前に確認しておくべきことについてまとめます。
顧客のニーズに合った商品展開で集客する
飲食店業界は店舗の数が多く、競争率が激しいと言われています。こうした激しい競争の中では「顧客のニーズに合った商品・サービスが提供できているか」という点が重要になってきます。
当然、顧客のニーズとかけ離れた集客を行なっていれば集客ができません。
そのため、アンケートをとったりなどさまざまな方法で顧客のニーズを把握し、ニーズに合わせた集客を行うことが大切なのです。
ターゲットは新規客かリピーターか
新規客に向けた集客なのか、リピーターを増やすためのアプローチなのかによっても変わってきます。
お店を開いてからの年数や現在の状況などによって、どちらをターゲットにするか戦略が変わるでしょう。まずはターゲットをどちらにするべきか、現在の状況を整理する必要があります。
具体的にどんな集客方法がある?
次は、具体的な集客方法について見ていきます。
入店率アップのための王道2ステップ|原因分析と3つの施策紹介
入店率を上げるには、ディスプレイで興味をひく、積極的にお声がけして活気のある店舗をつくる、キャンペーンを実施するなど様々な方法があります。入店率をあげる手段は様々ですが、闇雲に施策に取り組むよりも原因を分析し、ポイントをしぼって対策するとより効果が上がります。この記事では、入店率の考え方、上がらない原因、上げるための施策を解説します。来客数が伸びない店舗が知らない入店率の考え方とは?来客数をアップさせるには、まず入店率をあげる必要があります。以下では、入店率の考え方を解説します。入店率が上...
1. 看板を出す
看板を出すということは、レストランとしては当たり前のことにも感じますが、実はとても重要なことです。 お店の存在をアピールし、どのようなお店なのかを知ってもらうには欠かせません。
看板に顧客にとってメリットのある情報やお店のこだわりを掲載すれば、それを目にする人に対し訴求することができます。
お店の前を通る人にしか情報が届かないというデメリットもありますが、継続的な出費は必要ない点がメリットです。
入りたくなる店の作り方|入り口と外観が集客に結びつく
レストランや雑貨店など、店舗ビジネスでは外観が集客に大きく影響します。まずは見つけてもらうこと、そして選んでもらうこと、この2つが重要です。顧客に見つけてもらい選んでもらうにために、外観や入り口でできる工夫があります。本記事では、店舗集客のために理解すべき顧客心理のポイントや、具体的な方法、外観にかんするポイントについて解説します。目次「見つかる」入り口の設計外観のデザイン看板を設置「入りづらい」イメージを防ぐポイント店舗の様子が外からわかるように清潔さは基本中の基本サービス内容をわかりや...
2. LINE@を使ったクーポン
近年、LINE@を使った集客が注目を集めています。
LINE@は、メールアドレスに送信するメルマガのLINE版のようなものですが、メルマガやチラシに比べて開封率が高いのが特徴です。LINE@でクーポンを送付し来店を促す店舗が増えています。主にリピーターに向けた集客方法です。
3. SNSの利用
Twitterやfacebook、InstagramなどのSNSもレストランの集客に活用できます。SNSでお店の情報を発信すれば、ユーザーにお得な情報やおすすめ情報などを随時公開することができます。
レストランのサービス理念や実際のサービスに精通した運用担当者が更新すれば、広告色なく店舗の良さを伝えることもできるでしょう。こうしたコンテンツは、レストランのサービスを評価してくれる顧客層とつながる可能性も高められます。
SNSマーケティングのポイントとは|UGCを促しユーザーと接点をもつコツ・事例
Facebook(フェイスブック)、
4. リスティング広告
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンで検索をした際に、上部に表示される広告のことです。 レストランの場合は店舗での消費単価を考慮した場合に、費用対効果は高くありません。認知度アップのために活用することが望ましいでしょう。
ビジネスリスティングとは?マイビジネスでGoogleマップに情報追加
店名や会社名を検索すると検索結果一覧の右側に写真や会社の情報が表示されていることがあります。 これは
MEOとリスティング広告の違いは?MEO対策をすべき4つの理由
オンラインマーケティングの話題で頻出する単語に「MEO」と「リスティング広告」があります。店舗の情報をユーザーの目につきやすい場所に表示させる点は共通していますが、その手法は似て非なるものです。混同されてしまうこともある両者の違いや、MEOへの取り組み方について紹介します。関連記事:基礎から学ぶ「Google マイビジネス」まずは店舗を登録して集客につなげようGoogleマップとは?Googleマイビジネスとは?マップとの違いなぜ今Googleマイビジネスが重要なのか。5つの理由Googl...
5. ポイントカード
ポイントカードは、顧客のリピーター化を促します。リピーターが増えれば集客の安定化が図れます。ポイントが累積することでより良い優待を受け取れるような制度にすれば、ポイントを目当ての来店も期待できます。
マーケティングには「3回来店の法則」という考え方があります。3回来店してもらえた場合にはその後安定的に来店してもらえる、10回来店してもらえればその顧客は他の店に行かなくなるという法則です。
最近ではLINEの機能を使ったポイントの付与も可能になっており、物理的なカードを好ましく思わない顧客にもアプローチできるようになっています。
6. イベント
半年に一回の全品半額セールや、雨の日割引、誕生日や誕生月の来店時のサービスも、集客の手段の一つです。 記念日であれば外食をする人も多く、レストランという業態と親和性の高い集客方法と言えるでしょう。レストランの集客事例2選
ここまでは、集客方法の具体例について紹介してきました。 続いて、実際のレストランでの集客事例について紹介します。
1. Twitterでユーザーとの距離を縮めている「豚組」
とんかつ・しゃぶしゃぶを提供するレストラン「豚組」では、Twitterを活用しユーザーとの距離を縮め、集客につなげています。
Twitterに投稿するコンテンツで料理の写真を公開し、情報を拡散してくれたユーザーに抽選でメリットのあるキャンペーンを呼びかけています。
Twitterはキャンペーンに利用しているだけでなく、予約の受付窓口にもなっています。顧客の予約の利便性を高めることにもなり、集客に成功しています。
2. 公式サイトのブログで集客、ハンバーガーショップ「BURGER CAFE&RESTAURANT シュビドゥバー」
ハンバーガーショップ「BURGER CAFE&RESTAURANTシュビドゥバー」では、公式サイトを通じて、店舗のこだわりを伝えています。
お店のサイトには、ブログ形式で、おすすめの商品についてこだわりのポイントを解説しています。検索キーワードを意識したブログコンテンツを充実させて、見込み顧客への効果的なアプローチに成功しています。またインパクトの強い写真や、店内や店員の雰囲気がしっかり伝わってくる写真も、実際に足を運んでもらうことを後押ししているでしょう。
ニーズに合わせた施策設計が集客を成功に導く
今回はレストランを対象に、集客の6つの方法を整理し、実際の集客事例2件について紹介しました。
レストランのロケーションや、集客のターゲットが新規顧客なのかリピーターなのかということも、施策を選定する上で重要な指標となります。また顧客の属性(性別や年代や職業など)によっても、来店につながる集客方法には違いがあります。
レストランが集客を目指す場合には、まずは現状や店舗の特徴を整理することが重要です。その上で、顧客のニーズについて仮説を立て、集客に効果のありそうな施策を講じていくというアクションをとっていくべきでしょう。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】